「雨漏り修理、防水工事」職人魂の防水屋、職人社長安藤のblog

雨漏り診断士、1級防水技能士、2級建築施工管理技士の有資格者である職人社長安藤の「雨漏り修理・防水工事」に関するblog

店舗の庭のメンテナンスで思うこと~将来、建物全体を緑で覆ってしまう時代が来るような気がします。

2009-02-15 15:39:05 | 庭のメンテナンス
店舗の庭園メンテナンスを楽しんでいる職人社長の安藤です。


今日は鳥料理がおいしい居酒屋さんの庭のメンテナンスをしてきました。
こちらのお店は虎ノ門にある為、土、日、祝はお休みなので、夜中から作業を開始することもなく、昼に庭の手入れができます。
やはり、昼と夜では、樹木の表情も違うので、明るい時の方が仕事しやすいですね。


「和」の空間を表現するには、やはり竹垣を使用するとよいと思います。
なぜなら、竹垣は時間の経過とともに、味わいの深い竹垣になるからです。

僕は竹垣が古くなっても、水拭きをして竹垣の埃を落としたり、悪くなった部分だけ交換したり、またシュロ縄を新しく結びなおしたり、できるだけ時間の経過を表現できるような処理の仕方を選びます。


作ったばかりの竹垣はまだ青く、とてもきれいです。
1週間くらいは青い竹垣を楽しむことができます。

竹がだんだん色落ちしていく中、竹垣は徐々に表情を変えていきます。
竹は、時間の経過を表現できる素材としても優れた材料だと思います。


ビルのバルコニーを利用して日本庭園を造る場合、まず、緑化防水をし、防根シート、緑化システム、透水シート、軽量土壌を入れます。
そして、竹垣で囲い、灯篭、蹲、飛石、樹木、下草・・・。

気をつけなければならないのは、狭い空間を竹垣で囲ってしまうので、樹木の剪定整枝をちゃんと行い、日当たり、風通しをできるだけよくしてあげることです。


こちらの店舗には、モミジが2本あります。
モミジの場合は、できるだけ自然な感じに見えるように剪定整枝をするようにしています。
その為、モミジの手入れをする時は、僕はできるだけはさみを使わず、手で枝を折るようにしています。
その方がより自然な感じが出ると思うからです。


・・・・・
店舗ビルのバルコニーに、しっかりとした緑化防水をすれば、安心して集客効果のある精神的な空間、和みの空間、癒しの空間を作ることができます。

店舗の差別化として、バルコニー、ルーフバルコニー、屋上などの空間を利用して造った庭園は、たとえ面積が小さくても、集客効果があると思います。


今後、店舗のバルコニーなどの空間だけではなく、企業、個人邸のバルコニーを利用した庭(癒しの空間)などは、自然との共生について真剣に考えるきっかけになるかもしれません。

そして、将来、今の屋上緑化や壁面緑化だけではなく、建物全体を緑で覆ってしまうような時代が来るような気がします。



それでは、また。