CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

リハビリ医学会は『学会員のための学術団体』

2006-05-31 23:48:53 | リハビリ
ネット署名が2200を超え、一人で数百人もの署名を集めて汗を流している患者さんや御家族がいらっしゃる中、日本リハビリ医学会の評議員会は、淡々と(この問題に対する)危機感もなく、進みました。

『巷では算定日数上限問題が話題になっているようだが・・・』という程度の認識。もっと厚労省にアンテナを張っておけば良かった、のような愚痴が主体で、困っている患者さんがいる、という視点は感じられませんでした。

事実のみ申し上げます。

 『学会としても署名活動を後押ししよう』という意思表示はなかった。
 『公式に厚労省に抗議声明を出す』という表明もなかった。

土壇場の良心は表明されませんでした。評議員であることは学会の運営に関与していることになりますので、これ以上評議員を継続しないことにしました。今後、理事会の自浄能力が発揮されるかどうか一会員として見極めたいと思います。

理事長からは、『リハビリ医学会は学会員のための学術団体』という認識が示され、『リハビリ医学会は国民・患者のための専門家集団』であるという私の認識が間違っていたようです。これで良いのかと暗澹たる気分です。

私自身への問い合わせも多いのですが、私は学会としての見解を申し上げる立場ではありませんので、連絡先を付記致します。

(社) 日本リハビリテーション医学会
〒173-0037 東京都板橋区小茂根1丁目1番7号
Tel: 03-5966-2031 Fax: 03-5966-2033

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2006-06-01 19:43:05
やっぱり・・・がっかり・・・
返信する
仕事があればいいんですよ、体裁を整えて。 (運天)
2006-06-25 21:42:26
私は6年程前に沖縄県士会会長と同様の内容を書面で確認し、結果は、学術団体であると同様の意見でした。それ以降、会員ではありません。私自身も、荘園制度(障害者の囲い込み)から利益を得る一人でしかない事実を目の当たりにした瞬間です。

直らない事実があるなら、早期に解決すべき課題を探らなければならないのでは、そして、それは医療ではないとのお達しなのか、

逆に直らないとの定義付けを、厚生労働省がやってくれたのか(日数制限で)、とりあえずは、早期社会復帰をと。
返信する