CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

3月3日・テレビ朝日スーパーモーニング『リハビリ難民問題』感想

2009-03-03 22:26:58 | リハビリ
本日3月3日テレビ朝日で、リハビリ日数制限問題が取り上げられました。15分間にわたり、適切に問題点を指摘していました。呼吸リハビリの日数制限により、発作が増え入院することが増えた患者さん。12歳の小児脳梗塞で、改善の余地があっても、180日で打ち切られた女の子。( 愛莉ちゃん

まさに国が見棄てた棄民です。

呼吸リハビリについては、どんなことがあっても継続すべきです。小児脳梗塞は、厚労省の医系技官が絶対に見た事がないと断言できるような回復を示します。だから、あきらめてはいけないのです。

私の小児脳梗塞に対する治療方針は、5年生になったら、まずCI療法。その後、2年ごとにCI療法を積み重ね、大学を出る頃には、ほぼ実用手までに回復させる、とういもの。もちろん、適応基準もあり、重症度や病巣による改善の違いはありますが、少なくとも高齢者の脳梗塞とは全く別のリハビリ医療を検討しなければなりません。

これを読んでいる厚労省医系技官の方がいたら、あなたはこの事実を理解している唯一の役人です。一刻も早く日数制限を廃止しましょう。

テレビでは、鳥越さんも、室井さんも適切なコメントをして下さったと思います。

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