リハビリ打ち切りの『除外疾患』に入ったから、ということで、一時的に安心されている方も多いと思います。また、リハビリ医療とは無関係だから、と対岸の火事と決め込んでおられる関係者も多いかもしれません。
しかし、よく考える必要があります。
最大でも180日という規定がある限り、患者さんが本当に必要としていても、リハビリ医療を拡大する医療機関は限定されるでしょう。それどころか、縮小する病院もあるようです。
そういう流れが、行く行くは除外疾患であってもリハビリ医療を受ける機会を減少させることにつながります。また、総枠で『制限』、個別に『除外』という分断により、『除外規定』に注意を向けさせることで、問題の本質から目をそらせていることに、気づきましょう。
今回の脳卒中が除外される、という疑義解釈にしても、改善の見込みがある場合、という注釈もついていて、最終的には各地域の社会保険事務局が判断するということになります。打ち切り制度と疑義解釈を同時に読むと『脳卒中のリハビリは180日までとする。ただし、脳卒中は除外される。ただし、改善が見込まれる場合のみ。』
リハビリしなければ悪化するが、リハビリによって維持される場合は? 改善が見込まれると確信して期限後も治療を続けたが、結果として改善しなかった場合は?
つまり、最後まで、あいまいにしておいて、疑義解釈の余地ももたせて、現場を不安と混乱に陥れています。経営も圧迫され、疑心暗鬼になった医療機関は、できるだけ安全な方向に逃げることも予想されます。
『打ち切り期限』が存在する限り、厚労省のダブルメッセージ、トリプルメッセージにより、リハビリ医療の機会はどんどん制限されていくことでしょう。
今回の制限がうまくいけば、医療のあらゆる分野で制限をかけてくるでしょう。大きな反発が生まれないように解釈不能な『除外規定』も設けつつ、但し書きでのダブルメッセージ。
もはや、リハビリ打ち切り問題は、リハビリ医療だけの問題ではありません。厚労省の方針を検証すべく、国民的議論を喚起すべき問題です。姑息的な『疑義解釈』や『但し書きスパイラル』で逃げられる問題ではありません。
人心を翻弄する官庁が、心の健康などと言う資格があるのでしょうか? 多田富雄さんが味わった絶望に共感すべきです。WHOではスピリチュアルヘルスまで議論されているというのに、嘆かわしい限りです。
しかし、よく考える必要があります。
最大でも180日という規定がある限り、患者さんが本当に必要としていても、リハビリ医療を拡大する医療機関は限定されるでしょう。それどころか、縮小する病院もあるようです。
そういう流れが、行く行くは除外疾患であってもリハビリ医療を受ける機会を減少させることにつながります。また、総枠で『制限』、個別に『除外』という分断により、『除外規定』に注意を向けさせることで、問題の本質から目をそらせていることに、気づきましょう。
今回の脳卒中が除外される、という疑義解釈にしても、改善の見込みがある場合、という注釈もついていて、最終的には各地域の社会保険事務局が判断するということになります。打ち切り制度と疑義解釈を同時に読むと『脳卒中のリハビリは180日までとする。ただし、脳卒中は除外される。ただし、改善が見込まれる場合のみ。』
リハビリしなければ悪化するが、リハビリによって維持される場合は? 改善が見込まれると確信して期限後も治療を続けたが、結果として改善しなかった場合は?
つまり、最後まで、あいまいにしておいて、疑義解釈の余地ももたせて、現場を不安と混乱に陥れています。経営も圧迫され、疑心暗鬼になった医療機関は、できるだけ安全な方向に逃げることも予想されます。
『打ち切り期限』が存在する限り、厚労省のダブルメッセージ、トリプルメッセージにより、リハビリ医療の機会はどんどん制限されていくことでしょう。
今回の制限がうまくいけば、医療のあらゆる分野で制限をかけてくるでしょう。大きな反発が生まれないように解釈不能な『除外規定』も設けつつ、但し書きでのダブルメッセージ。
もはや、リハビリ打ち切り問題は、リハビリ医療だけの問題ではありません。厚労省の方針を検証すべく、国民的議論を喚起すべき問題です。姑息的な『疑義解釈』や『但し書きスパイラル』で逃げられる問題ではありません。
人心を翻弄する官庁が、心の健康などと言う資格があるのでしょうか? 多田富雄さんが味わった絶望に共感すべきです。WHOではスピリチュアルヘルスまで議論されているというのに、嘆かわしい限りです。
1)「維持期、満性期患者のリハビリ180日以降中止 問題」
2)例外規定に入る疾患患者の診療費(20分)を2500円から1000円に下げ
る問題
論点はこの2点だと思いますが、今すぐにこの政策は中止して元に戻すべきだと思
います。
「維持期、満性期の患者がQOLの向上を目指すにはリハビリ訓練は不可欠」に思いま
す。
これは医学的に判断したら当然ではないでしょうか?
また診療費を2500円から1000円に下げたら病院経営者として満性期疾患よ
り
急性期疾患の患者を増やしなさいと号令が出ても不思議ではないでしょう!
高齢者の増加による医療費パンク状態ゆえにリハビリ中止を厚生労働省は言っていま
すが
本当にそうなのでしょうか?
それにはまず日本で置かれている環境が世界と比べて如何なのか調べる必要がありま
す。
世界比較のデータを見る限り日本の医療政策はあまりにも疑問だらけです。
以下の視点こそ政策で変えるべきではないでしょうか?
①日本の最大の問題は高齢化が世界で最も進んでいるのに
国民総予算の中の医療費の比率が先進国では最低であり
国民の命より公共事業や銀行救済に予算を振り分ける基本姿勢を変える必要が
あると思います。お金より命のほうが大切ではないでしょうか?
(医療費国際比較)http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/1900.html
参考に三重県医師会の医療政策の変更を訴えるHPを紹介します。
http://ml.mie.med.or.jp/iryou/iryou.html
これを見ると日本の医療政策が「いびつ」であることがはっきり解かります。
②日本の自殺率は欧米先進国の中で断然一番です。社会のあり方に絶望する人多いと言うこと?
ロシア周辺を含めると世界10番目です。
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2770.html
何故 これほどの経済国で自殺者が多いのでしょうか?
「強者が強者を助け弱者を切り捨てる姿勢」は子供まで浸透し
弱者をいじめることが日本では当たり前に成っているのではないでしょうか?
そのような文化が自殺者を増やしているように思えてなりません。
国民総生産の公共事業費と医療費のアンバランス(心の豊かさの欠如)のような
考え方が日常生活に蔓延しているのではないでしょうか?
③解決方法は医療関係者と国民・患者の連携による新しい医療文化の創造だと思います。
問題は国の政策だけでなく国民および患者の医療文化に対する
意識の低さにも問題があると思います。
殆どの障害者団体や患者会は「診療報酬改定」さえ知らないのでは
ないでしょうか?自立的に「自分で自分を守る患者会活動」も必要と思います。
参考に 大熊由紀子さんのHP(デンマーク医療)を紹介します。
患者と医療の連携で新しい医療文化を創造していくことが重要ではないでしょう
か?
「医療費と医療の質の部屋」
少ない医療費・高い満足度 デンマーク医療10の秘密
http://www.yuki-enishi.com/
以上の考えから 「180日以降 リハビリ中止」診療報酬改定を撤回すべきと考え
ます。
「療養病床は大変だね、俺は回復期だから大丈夫」って言ってたのにはびっくりした。
ぜんぜん、この問題の本質を理解していない。
業界人にもなかなか理解できないのに一般の方はなかなか理解できないんでしょうね・・
マスコミは医療不信を煽るし、財政が云々って煽るし・・・。
そんなGDP比で見たら、高くないのに・・・。
そんなに一生懸命この業界をたたいても良いことはありませんよ。
叩いた事はきっちりと国民に返ってくるのに・・・。日本の医療はどこまで崩壊するのか、ある意味興味があります。