重慶でラン&山登り

マラソンと山登りが趣味。
重慶の街を走って見つけた面白いことを記録します。

亜丁その1

2016-05-02 23:05:55 | 亜丁
自分の中での春の3連戦第2弾。2016年4月30日に亜丁スカイラン(Yading Skyrun)に参加してきました。

このレースはSkyrunner World Seriesの初戦で、ついに自分もWorld Seriesのレースに参加してしまいました(参加要件はないですが)。

ちなみにこのレース、エントリーしてから開催の1週間前迄、主催者から全くの連絡がなく開催されるかどうかも危ぶまれていましたが、ふたを開けてみると流石のWorld Seriesだけあり、素晴らしい運営でした。

そして標高4000mを超えるトレイルを走る何とも言えない爽快感、景色、天気、トレイルのすべてが今まで自分が走った中で最高級。大満足のレースでした。

詳細は追って記述するとして、まずは会場に着くまでが大変でした。

まずは体調管理。
今回のレースは高度3000m~4000m以上の場所。高山病が心配です。高山病に効く薬として当地では有名な「紅景天」があります。

これを数日前から服用し、高山病対策をとります。

続いて交通。
亜丁には数年前にできた稲城亜丁空港から入るのが通常ですが、この空港へは現在成都、重慶、西安、ラサ、昆明、沪州しか直行便がありません。
今後は北京、上海、広州からも直行便ができるようですがいつかは未定です。

今回もY君と一緒に参加ですが、フライトのチケットを取る際に重慶からの直行便がなかった為、成都からのフライトを抑えていました。
ただこのフライト朝の6時30分成都発です。従い、前日に重慶から成都へ高鉄で移動し、成都空港前で一泊。
朝4時30分にホテルを出発します。そして無事空港につきますが、到着地の天候不良の為フライトが遅れます。

結局待つこと6時間。なんとか飛び立ちました。この時点でかなりぐったりです。
フライト自体は1時間位で稲城亜丁空港に着きます。

既に標高4400m。民間空港では世界最高地にあります。空港に到着した時は晴れでした。現地の天候不順といってディレイしたのが嘘のようです。

空港に到着すると大会主催者が出口で待っていて、到着を確認され、主催者が手配したバスに乗り込みます。

バスに乗った瞬間、雪が降り始めます。

天候不順とは本当のようです。


道路わきにヤクが歩いて道をふさぎます。高地ならではの光景です。


少し行くと高原と青い空、白い雲が。美しい景色が広がります。

基本的には土が多いのですが、たまたま見つけた景色。

緑があるとよりきれいに見えますね。

景色を楽しみながら移動すること2時間。距離にして120kmほどで亜丁の町中に到着。
五つ星のホテルもあります。

ここのロビーで受付を行います。

身分証を確認し、ゼッケン等を受け取ります。
また、ここで日本から参加されている方にもお会いしました。遠路はるばるよく来られたなぁと感心します。

我々が止まるホテルはそこから徒歩5分位。

2つ星のホテルです。お湯がきちんとでますし、Wifiの入りはばっちりです。でもベッドが板のように硬かった。

明日のレースに向けて高地順応をしようと思っていましたが、フライトが遅れた為、亜丁の街に着いたのが16時頃。街の中を観光するにとどめます。
そんな中街のすぐそばに山があり、Y君と軽く登ってみることにしました。

少し登ったところから、街を見下ろします。小さな町です。ここで世界選手権を開催するなんて誰が考えたのでしょうか?

亜丁の高度は2950m位ですがすぐに息が切れます。明日は最高4600m迄のぼります。かなり不安ですが、何とかなるでしょう。

夜は先ほどお会いした日本から参加されている方々と夕食をご一緒させていただき、明日の検討を祈り眠りについたのでした。

つづく。