切手の愉しみ

インターネットの特性を生かして、ネット上に現れた切手等を中心に記録していきます。けしからんと思われる方は訪問しないでね。

MOUKDEN.C

2005-03-29 00:00:01 | eBay
eBayに、菊3銭を貼ってMOUKDEN.C/I.J.P.O.櫛型印で押印、料金が不足(1銭)のため、奉天・大西関出張所の不足印が押されたドイツ宛の葉書が出たが、落札結果は$1275で、前回に引き続き、またアメリカの欧文印を熱心に集めている人の元へ行ってしまった。全く歯が立たず!!!この半値ぐらいなら頑張れそうだが・・・
ところで、今回、葉書に押された不足表示から、MOUKDEN.Cを使用した局は、奉天・大西関出張所ではないかという稲葉さんの推測が正しかったことが証明された。

満州切手が熱い3

2005-03-29 00:00:00 | Yahoo
昨日の満州国の訴訟書留について、nagoya-jpさんも「中国占領地の切手、郵便」で取り上げており、「満洲郵政誌」に訴訟審査及び評定書類が5分となっている旨記載されているそうです(不勉強でした)。
昨日取り上げた安東縣差出の満州カバーに見られる信櫃印について、同じものを中華民国郵政時代と満州国郵政時代の両方持っていますので、参考にお見せします。後期になるほど印が摩耗していて、局名の判読が困難な状態のものが多いのですが、使用局は判明しています。なお、デンマークのミッション差出のカバーに注目していれば、手に入れる機会があるかも知れません。

満州切手が熱い2

2005-03-28 00:00:01 | Yahoo
これもYahooに出品されていた不思議なカバー。手元の満州国郵便法を見ても、訴訟書類の扱いが出てこないが、もともと満州国の郵便体系は、中国のそれを受け継いでいるため、日本にあって中国にない郵便、例えば内容証明郵便は満州国にもなかったが、昭和11年から満州国郵政において内容証明郵便を取り扱うようになっており、訴訟書留郵便の制度がこの頃設けられた可能性はある。また、日本国領事館が差出人であるのもよくわからないが、日本人宛の訴訟書類の送付は領事館を経由しなければならない等の特例があったのかも知れない。料金は、封書4分、書留8分、訴訟書類5分で計17分ではないかと推測(当時の日本では、訴訟書類の料金は5銭)。結果は13万円でした。

満州切手が熱い1

2005-03-28 00:00:00 | Yahoo
最近、満州国切手を集める人が増えたためか、通常のオークションでも、インターネット・オークションでも値が飛ぶような感じ。先日のジャパンのフロアでも、欧文印のカバーは1通のみしか手に入れることができなかった。某専門家も、最近のフロアでの高い落札値に手が出ないとぼやいているみたい・・
ちょうど終わったばかりのYahooにも興味あるものが出品されていた。そのうちの一つは、
田沢3銭を貼って満州国安東の信櫃へ投函され(カバー右下に墓石印)、安東日本局で田沢3銭を抹消、中国本土宛は5銭料金のため2銭不足表示(本来は4銭不足表示となるべきであるが、満州国内宛料金は4銭のため、その料金を基準にしたものか)、さらに日中郵便約定の満州国への適用から、満州国3分切手に貼り替え、天津経由(裏面)で河北・北戴河に宛てられたカバーで、結果は29万円強になりました。
このカバーは、かつて北欧のオークションに出品され、その後、ポスタル・ヒストリーの表紙を飾ったものですが、どう見ても、北戴河の到着印が満州国切手の下にあるようにしか見えませんが、満州国切手上の日付は、北戴河の日付より早いようであり、またあるべき中国側の不足料切手がありません。どのように考えたらよいのでしょうか?

田沢の人気

2005-03-27 00:00:00 | Yahoo
旧毛紙50銭のP.12×12.5が最低値3,000円で出品され、最低値で落札。某氏からの情報では、大白25銭のP.12があるオークションで最低値3万円でも不落札だったとか。昔の田沢切手ブーム時代に比べて、人気の凋落が著しいのが残念。

旧韓国

2005-03-26 00:00:00 | eBay
旧韓国の切手を貼って日本へ宛てられたカバー、日本釜山局の中継があり、出品説明にはフロントとあったが、結果は約$400で、よく見ると手紙文が残っているようにも見え、フロントカバーではない???旧韓国から日本に宛てられた郵便は、韓国側の日本宛郵便料金が日本局から差し出す郵便料金よりも安かったため、日本人が韓国側の郵便を使用して差し出した例は散見されるが、葉書の例が多くカバーは珍しい。郵便史的には、このような日本局中継印のあるカバーを1通欲しいと思っているが、まだ入手機会がない。

年賀印

2005-03-25 00:00:00 | Yahoo
富士鹿昭和白紙4銭の年賀印が日専未確認ということで出品されており(日専で確認したら未確認ではありませんでした)、最低値が4万円のためか無入札だったが、朝鮮の年賀印で封書の使用例はかなり少ないはず。また、乃木2銭の札幌局での昭和15年の年賀機械印使用例は約2万円で、思ったより高値になりました。

紙の宝石

2005-03-24 00:00:00 | オークション
昔、ポーランドの切手をちょっとかじったことがありますが、1番切手も含めて、極めて高価という切手はあまりありません。それでも、ここに紹介する1924年の25gr黒のse-tenant pairは、現存3点程度の大珍品で、Sさんの「紙の宝石」に登場しても良いような切手です。40grの版の中に25grが紛れ込んでしまい(35番)、すぐに修正されたので、40grと同じ色の25gr黒の単片も珍品です。少し前の、南半球で開催のオークションに約200万円の見積もりで出品されていましたが、残念なことに不落札でした。

第1次昭和30銭

2005-03-23 00:00:00 | eBay
第1次昭和30銭三井物産穿孔22枚を貼った南アフリカ宛航空書留便。会社差出穿孔切手使用の場合、料金が高額の時は、多数貼りとなることが多く、私のところにも似たような使用例があるが、私のカバーは大きすぎてアルバムリーフに貼り込めません。高額切手を貼った方が良いのか多数貼りが良いのか難しいところだが、多数貼りは迫力があります。結果は$400超。

ある偽物

2005-03-21 00:00:00 | eBay
中国切手研究会の掲示板に3週間ぐらい前に掲載された偽物で、台湾の方が$300超で落札。
あらためてよく見たら、中国切手を加貼しなかったら良かったのにと思える品物でした。北京日本局の開設は、1900年8月下旬ですが、開設当初は消印が間に合わず、天津局の使い古した日付印を11月頃まで使用しており、この葉書も差出地の書き込みは北京で、消印が天津となっているのはこのような事情によります。

有楽町の催事

2005-03-20 00:00:00 | 雑談
恒例の有楽町交通会館でのJSDA他主催の催事に行って来ました。
手に入れたのは、最近いろいろと出回っている群馬・横川局の資料のうち、安かった郵便事務のカバー、うち1点は二重丸型印の最終日の到着印、もう1点は鉄道で運んだことがわかる例。
会場には、アメリカからディーラーのF氏が来られており、多量の中国カバーを見せてもらった。旅大天安門のカバーが2通(値段も大変立派)とか、中国占領地もいろいろあったが、中国占領地専門のK氏が購入すべきかどうか悩んでいたのが、孫文葉書を台紙にして、1945年9月3日に発行されたと言われる暫售加刷烈士高額等3枚を貼ってウイーンに宛てられた葉書。裏面には1945年8月27日の書き込みでドイツ語でいろいろなことが書かれている、消印はふらふらだが上海34.8.?1と読め、宛先での検閲印もあるが、結局購入断念。nagoya-jpさんだったらどうするでしょうか?ところで、私は、F氏から新疆のカバーを2通購入、すっからかんになりました。
名古屋のK氏も来場されており、新規入手品を見せてもらったが、掘り出した菊切手帳からの1.5銭を貼った葉書(鑑定書付き)、田沢では白耳が付いていればはっきりわかりますが、菊切手でも同じようなものがあるとは、元々枠線がないためか気が付きませんでした。また、元Oコレクションの大連中央1局のFFCではない航空便2通も見せていただき眼福でした。

パクボー?

2005-03-17 00:00:00 | eBay
インド宛の一連のカバーの出品物の中に、富士鹿20銭、乃木2銭を各2枚貼り、「PASSED BY CENSOR HONG KONG No.5」で抹消されたカバーがあった。YUENSANGが差出地で、COMPANY'S SERVICEの表記は、船内局のない船で運んだということだろうか?結果は£165超でした。