切手の愉しみ

インターネットの特性を生かして、ネット上に現れた切手等を中心に記録していきます。けしからんと思われる方は訪問しないでね。

Captain Tom

2020-05-03 00:00:00 | 雑談
 英国在住の知人から、新型コロナウイルス感染症の最前線で働く英国のNHS(国民保健サービス)の医療従事者のために当初の目標£1,000の寄付を募るキャンペーンを始め多くの寄付(最終的に£32,796,08)を集めたトム・ムーア退役大尉の100歳の誕生日を祝って4月26日から5月1日まで英国全土で使用された標語印の画像をお送りいただきました。知人からは、それに先立って、3月末頃から「STAY HOME. / PROTECT THE NHS. / SAVE LIVES」の標語印が使用されていることも教えていただきました。Royal Mail の動きが早いのに驚きました。


Royal Mailによるartist's impression

  

  


PHILAKOREA2014

2014-08-14 12:00:00 | 雑談
 PHILAKOREA2014を参観してきました。海外の国際展参観は久し振りです。
 展覧会カタログを入手しようとして出口近辺の受付に聞いたらわからないとの返事、別の受付で聞いたら韓国郵趣連合のブースに行きなさいとの指示、郵趣連合のブースではそれらしきものがなく一旦断念。会場であったYさんがカタログをお持ちでしたので入手方法を聞いたら、韓国国際展ではカタログは毎回非売品で入手に苦労しているとのことで、今回は展覧会初日はカタログ自体が会場に届いておらず、2日目にカタログが届き、日本から参観に来ているので是非入手したいと交渉して手に入れたとのこと。私も再度郵趣連合のブースに行って、同様の交渉をしたら、スタッフ同士で少し相談して奥の段ボール箱から出してきてやっと入手できました。
 ブースやイベント会場はかなり人がいましたが、展示作品のコーナーはほとんど人がいません。韓国の部門は、私以外誰も見ている人がいないということもありました。また、展示作品の撮影が禁止されておらず、韓国の方だと思うのですが、韓国郵便史の作品すべてを1リーフずつ撮影している方もいました。
 展示順は、各部門出品国順のため、アフガニスタンやスイスなど複数作品出品されていても並んで展示されておらず、それが残念でした。
 旧韓国切手の素晴らしいコレクションを見たいと思っていましたが、韓国収集界の世代交代のためか期待していたほどのものはなかったように思えました。それでも、「History of Postal Service during the "Korean-Japan Communication Agencies Treaty" period 1905-1910」は韓国側の視点からまとめたもので色々と参考になりました。この作品か次の展示作品だったか記憶がはっきりしませんが、丸一型臨印の菊切手カバーが2通あり、また菊切手の単片ですが同印の使用例が1リーフにびっしり貼ってあり、Nさんが関心しておりました。
 アジア郵便史部門の井上作品は、水原コレクションの逸品を多数含み、韓国郵便史部門に出品された同時代を扱った韓国からの作品よりはるかに上の域に達していました。
 旧韓国はそんな感じでしたが、戦後の韓国切手の展示は、バラエティが色々あり収集対象として興味深い感がありました。
 ところで、ある作品の冒頭に展示されていたかつてYahooオークションで高値で落札されたカバー、じっくり拝見しましたがよくできているというのが率直な印象でした。他にもいけないものをつかまされている海外のコレクターもおり困ったものです。
 日本からの出品物は概ね良い成績でしたが、吉田さんのスイスはもうひとつ上に行くかなと思っていましたが・・・。他のスイス・クラシック2作品のうち、かつて中南米の大コレクションを作ったDr.Hugo Goeggelのコレクションは7フレーム弱という変な構成でしたが非常に珍しいプルーフや未使用最大ブロック等が含まれており大金賞でした。それでも鳩のリーフは確か5リーフのみ。英国のJoseph Hackmeyのスイスは、リーフ作りがいまひとつの感がありましたが確か金賞でした。
 展示作品を見ていての収穫は、英国のArthur Wooの「The First Issues of Costa Rica」、かつてコスタリカの最初のシリーズを集めようとしたことがあり、1番切手の安さに比べて収集特にカバー収集の難しさに取り組むのをやめたことがあります。その切手類が、ユニーク品を多数含み前半未使用、後半カバーのみの構成で、賞発表前に弾丸日程で展覧会参観に来ていたIさんとこの作品はすごいねと話をしていたのですが、結果は5フレームで大金賞でした。また、郵便史部門でパナマを扱った作品があり、その中にパナマにはコスタリカ、グアテラマやニカラグアの郵便局が存在したことが記載されており、その例として在パナマのコスタリカ郵便局の唯一の使用例(単片)が展示されており勉強になりました。
 もうひとつ収穫は、カナダのSammy Chiuの「China:Chefoo 1880-1911」、中国の一開港地にすぎない芝罘を8フレームに展開したコレクション、最初のフレームに大龍のカバーが3通もあり驚きました。大龍カバーはフレームの下の方に配置されていたので見落とした方がいるかも知れません。日本局関係も充実していました。威海衛のローカル切手のカバーがあれば完璧でしたがそれはありませんでしたが。結果大金賞は当然という感じでした。
 帰国のため空港でうろうろしていたらAさんにばったりお会いし、空港でコーヒーをごちそうになりました。
 何はともあれ、楽しい参観となりました。


 

雑談

2008-11-18 00:00:07 | 雑談
 最近ずっと古い資料を調べていいますが、時間がかかってなかなか先に進めず、会報に定期的な記事を書くこともありブログが全然更新できていません。それでも、閲覧ができなくなりそうな資料は一通り目を通しましたが、1年以上はかかっています。
 さて、名古屋のIシロさんには上京のたびにいろいろな情報をいただいたのですが、タイムリーに紹介できずそのままになってしまいました。これも残念
 JAPEXでは、手彫20銭リを見ることができましたので、残る掘り出し物語は、田沢旧毛支那無双罫大ブロックでしょうか?楽しみにしています。ところで、香港、台湾からの満洲関係の大量展示に驚きました。高位の賞を取った作品、素晴らしいものも多かったのですが、展示してはいけないものも含まれていて玉石混淆という感じ。減点はされていないようですが・・・
 写真は、今年の寒い時期に、青山界隈に行く機会があり、久し振りにキヨソネのお墓を訪れた時の写真です。以前と違って、新しく整備されており、近くには郵便通りというのがありました。
 だいぶ前に書いた記事でそのままになっていたのがいくつかありますので、公開しておきます。


 

雑記

2007-09-02 11:00:11 | 雑談
あっという間に8月が過ぎてしまいブログは何も更新していませんでした。
展覧会をいくつか参観、切手に関係ありそうなことが2件。
上野の東京国立博物館の本館の通常陳列に「見返り美人」が展示、9月24日まで。1月未満の展示期間ですが、思った以上に状態がいいですね。
九段の昭和館では、今日までですが「学生たちの戦中・戦後」の特別展示(無料)。展示品の中に、田沢昭白3銭コイルを貼った葉書、中野19年11月18日機械印消しがありました。差出人は郵趣家ではなさそう。

ジャパンは何も落札できず、無情にも落札速報のみ届く。文献も一通り売れていますが、競ったものが少なく、以前と比べて本は売れなくなっている感じ。文献ではないが、資料で4万円にもなったのはどんな内容?メールの表紙のカバーは売れたが、15年前のスイスのオークションの表紙を飾った品物(ラガツ・コレクション)なので隔世の感有り。

JPSの消印カタログが届く、専門書ではないが日専サイズで薄いので持ち運びには便利、ナルミの本とはだいぶ編集方針が違うが、両方持つと補完される部分もあり利便性が高い。あまり刷っていないとの噂もあるので入手はお早めに。ちなみに、ナルミの本もJPSの本も誤植、間違いやデータが古かったり、なかったりしているのが散見されるので、こういった本の編集の難しさがありますね。例えば、在中国局の欧文印の項を見たら、両方とも新城局が掲載されていませんが、知っている範囲でカバーは5点は存在しているし(他に未確認で1点ありもう少し存在点数は増えそう)、カバーが2誌に掲載されているので掲載漏れは残念。満州地区に関しては、補足を中国切手研究会会報に書いてみようかな。

  

最近

2007-01-31 23:59:59 | 雑談
 久し振りの更新ですが、とても忙し過ぎて、なかなかブログ更新の時間が取れません。
おかげで、あまりネットを見る時間もなく、お金も使いませんが・・・ビスタ登場前に購入したパソコンも、依然箱入りの状態・・・
 ところで、通常なら近県なので1日で届く郵便が、12月は1週間、1月は何と19日間かかった。現場の局員さんは頑張っているのに、だんだん、郵便がひどい状態になってきているような気がする。そういえば、以前ニュージーランドのコレクターからもらったメールには、民営化でひどくなったと書かれていたし。メール便の方がまだまし?
 画像は、本棚から出てきた20年以上前のオークション誌、ふと見たら9枚ブロックが最低値30万円で無競争でフロア落札。隔世の感があります。



中国切手研究会

2005-11-13 12:00:00 | 雑談
中国切手研究会の会報NO.108は、昨日例会で送付用封筒の作業が終了したので、近日中に会員のところに届く予定です。
会報に、古いところから新しいところまでいろいろですが、中国との関連で日本に関係する記事も掲載されておりますし(ちなみに、次回から、在中国日本局関係の記事を数回に分けて掲載予定)、入っていれば良かったと思えることが近いうちにあるかも知れません。会員でない方で興味を持たれた方のご入会をお奨めいたします。
なお、100号記念で発刊した中国郵便料金表の冊子は残部稀少ですので、希望者は申込は早めに(有料配布)。
http://www11.plala.or.jp/cpsj/