United Minds (Strikes Back)

2013年に解散した電子音楽ユニット、SpiSunのWeblog“United Minds”跡地

星間旅行 〔by ラウド〕

2009-08-03 01:08:19 | Star Wars
僕の右足には、今でも消えない傷の跡が集中している。
右目が悪いせいか、バイクのマフラーで焼かれたり、小石が膝にめり込んだり、車に全力で踏まれたり、そりゃもう大変なものだ。

特に酷いのが、脛に残る十字の傷である。
幼少時、千葉県蓮沼村(現・山武市)はウォーターガーデンにて、コンクリート製の花壇に強打したのが全ての始まり(これに関しても多くのエピソードがあるのだが…)。
医者には安静を指示されていた。長時間の徒歩は禁止だ、と。
だが、僕はその言いつけをいとも容易く破ってしまう事になる。全ては、当時ディズニーランドに新設されたアトラクションのために。

それこそが、あのスターツアーズ(Wikipedia)だ。
千葉県民ゆえに幾度となく訪れていた東京(浦安)ディズニーランドだが、このときほど興奮した事はない。未だに、である。
期待以上の出来に幼かった僕は大いに興奮し、右足の痛みなど記憶の彼方に追いやられていた。
あれほど憧れていたスターウォーズの世界を体感できる。僕にとって、これ以上の喜びはなかったのだから。

帰宅するなり膿の溜まった脚が腫れ上がり、翌日怒りに震えた老医師に麻酔無しで右足を切開され、涙を流して悶絶していたとしても、だ。
看護婦は痛みをこらえて苦悶する僕を笑っていたらしい。一体何のつもりなのだ。お前も同じ目にあわせてやろうかコラ。
…などと思わず口汚くなってしまうほどのとんでもない体験だった。
しかしあの医者は本当に何を考えていたのだろうか。これが適切な処置とはとても思えないのだが…。
乱暴な手術のせいで未だにその箇所は皮膚が薄く、今でも軽くぶつけただけでも出血する。知り合いの潜水士に相談して訴訟に踏み切るべきか検討中である。

だが、この傷跡を見るたびに思い出す。あのプリミティヴな興奮を。
そして『スターウォーズ』が僕のライフワークの一つであると再確認もするのだ。



前フリが長かったですが、ここから本題。
どうやらスターツアーズがリニューアルする模様。
Star Tours' News !(Dewback Patrol.com)

ビッグニュースだ!と踊り出すかとお思いでしょうが、しかし個人的にはそこまで驚きはないのです。
というのも、『Episode Ⅰ』の時には既に“スターツアーズがリニューアルされ、ポッドレース(Wookieepedia)のアトラクションに変更される”という噂がまことしやかに囁かれていたのですね。
あの内容をずっと続けるのも辛くなるだろうし、いずれ刷新されるだろうから、やっと具体的になったか…というのが正直な感想。
とはいえ、本当に楽しみです。完成したら、またあの右足の傷を深くした幼き日の事を思い出して、駆け足で向かってしまうのでしょうな。

でも、そうなったらそうなったでディズニーランドに一人で行くようなことになりそうだから、それは結構な拷問だなぁ…。
右足に残った以上の傷跡が刻まれる可能性は否めない。心に。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿