猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

母の23回目の祥月命日、とても良い天気だったので自転車で墓参り、ついでに買い物したら17㎞ほど走っちまって…

2023-02-19 08:12:33 | なっからさくい生活

昨日の10時前、桃ノ木川を東へ向けて渡っていたら、上流の上毛電鉄の鉄道橋を西桐生行きの電車が大きな音を立てて渡って行きました。すごく良く晴れて、風も穏やか、暖かな日でした。

 

 
猫窓から眩しそうな顔をしたCOCOが見送ってくれました。昨日は私の母の23回目の祥月命日、JAファーマーズ朝日町店で花を買って、亀泉霊園にある墓所まで墓参りです。自転車でだいたい5㎞ぐらいだと思います。

 こども公園の前の道を東へまっすぐに行きます。桃ノ木川の橋の上で赤城山を眺めていたら、鉄道橋を電車が渡って行きました。橋を渡ると左折、昔の利根川の河岸段丘をのぼって上泉町を抜けると亀泉町です。

 
菜園でも庭でも、梅の花が真っ盛りでした。なぜか昨日は猫に出会うことなく亀泉霊園に着いてしまいました。

 
私の母は宇都宮で生まれ育った人でした。実家は雀宮の宿で茶屋本陣を営んでいた家でした。前橋には縁もゆかりもなかった人です。2000年に86歳で逝きました。晩年の8年間は、私の二人の姉の応援を得て、在宅介護をつづけました。花を手向け、香を焚きながら、母が介護を求めるようになった年齢に、私が届いているのだな…、と。

 
墓参をすませて、寺沢川の谷地へ下って上る道を走り抜けて、関根昆布店の直売店へ寄りました。すき昆布、荒削りとろろ昆布、あおさ海苔なんかを買いました。ここから、岩神町の養田鮮魚店へ回って魚を買う予定で保冷バックも用意してきました。8㎞ほど走ります。

 

 日当たりの良い田んぼの畔にはホトケノザの群落がたくさんの花を咲かせていました。上泉町から三俣町の住宅地へ入りました。猫に会わないかな…

 
会いました。塀の上で日向ぼっこをしている猫に会いました。「こんにちわ」、<どこ行って来たの?>、「母さんの墓参り」、<優しい母さんだった?>、「いいえ、優しくなかったです」、<でも好きだったんでしょ?>、「いいえ、嫌いでした」、<………………>。猫は母系だから、母親のことが気になるらしいです。


日吉町、若宮町、昭和町を抜けて岩神町へ、県企業局が発電用導水路として管理している柳原制水門より上流の広瀬川です。完全に水は止まっています。毎秒100トンという多量の水を流す水路は厚いコンクリートでしっかり固められたV字谷です。「サトウさ、この水路系作るのに81万立方メートルの土砂を掘削して、17万立方メートル以上のコンクリートを打ったんだぜ。ちょいとしたダムをつくるのと同じくらいの工事量、やったことのない、すげえ大水路工事だったよ…」、この工事の指揮を執った故金子允さんから40年ほど前に聞いた話です。

 

 
養田鮮魚店へ着くと、鮮魚ケースの中ででかいタイラギ(平貝)が待ってました。食用にする貝の中では最も大きな貝です。生きてます。開くと見えるのは内蔵ばかり、ほとんど移動しないので足は未発達、貝柱も巨大なのが1本、ほとんど目に着かないほど小さいのがもう1本、結局でかい貝柱だけが食用とされています。九州では、ヒモやアシ、小さな貝柱なんかも食べると聞いています。

 ちょいとスマートですが、鮮度の良いサバもいました。養田さんで買い物したあとは、利根川べりの百均によって、それから街へ出ました。

 

 
前橋公園の広場では家族連れが遊んでいました。風もない、気温も上がってとても心地よい土曜日だったです。中心商店街もスズランデパートの新しい企画が始まって少し賑わっていました。私はスズランの地下で、香辛料(ジンジャーパウダー)と金柑を買いました。

 
帰りに三河町の窓猫に会いました。<さっき三俣でさ、母さんのこと嫌いって言ってたけどなぜ?>、「なぜかな…、難しい質問だいね」、<でも、ちゃんと面倒みたんだろ…>、「それは好き嫌いとは関係ないことさ。オレの命を作り出してくれた親だもの、感謝もしているし、キチンと応えなきゃ人の道に反すらいね…」、<そうか…>。

 枯草の中から少しだけ緑が見え始めた空き地で、顔見知り猫にも出会いました。この猫は何も言いませんでした。養田んちからは4㎞ぐらいかな、ということは、家を出て亀泉から岩神回って帰ってくるのに17㎞ほど走ったことになりました。

 
家に戻るとCOCOはベットの上で寝てました。「ただいま!」って声かけて起こすと、出会った猫たちのことを話しました。でも、COCOはあくびをしただけでした。

 

 
遅い昼食をすませて、しばらく休んでから、買って来た食材を調理しました。大きなイワシです。頭、尾、背びれを取り除いて筒切りに、内蔵を取り除いて、梅干しで煮ました。イワシの梅煮です。キンカンはシロップ煮に、それから生シイタケの含め煮とサツマイモのレモン煮も作りました。朝、急いで出掛けちまったものですから。

 これはユキ子さんの両親へ届けた夕食のおかずです。刺身の盛り合わせ、牛筋大根にカキ菜の蕾を添えて、それとモヤシと春キャベツのサラダです。

 

 
わが家の夕食です。刺身の盛り合わせは、マグロの赤身、マダラの昆布締め、それとタイラギの貝柱です。イワシの梅煮は一切れだけ、さつま芋のレモン煮と金柑のシロップ煮です。

 
モヤシと春キャベツと人参のサラダです。汁は土佐のすじ青のりと春菊です。刺身おいしかったです。今夜はサバの味噌煮をいただきます。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。今春4月9日には、第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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