午前9時半、気温32℃、広東橋から十六本堰の方を見たら日差しが目に痛かったです。川岸は夏草の緑に覆われて、水路壁の石垣はすっかり姿が隠れちまいました。
こども公園の広場には人の姿が見当たりませんでした。しばらく眺めてたら、カラスが一羽サルスベリの木の下に舞い降りてきました。そして、水色のシャツを着た女性がやってきました。カラスと待ち合わせではなくて、ただの散歩みたい、カラスにかまわず通り過ぎて行きました。
青空に白い夏の雲、榛名山の方角に積乱雲が沸き上がってきていました。夕立を期待してもいいのかな…
JAファーマーズ朝日町店の直販所で買って来た長ナスです。ふわっとした柔らかな食感が炒め煮にしたりするのにとても良いです。こういう長いナスを始めて見たのは、小学校3年のとき、九州の福岡の街の八百屋の店頭でした。九州では変なもん食べてるんだなってたまげたのを覚えています。
常備菜に長ナスと干しサクラエビの炒め煮を作りました。それと、ゴボウと牛肉の有馬煮も炊きました。前橋るなぱあくで働いていた時の握り飯の弁当のおかずはこれと決めていました。今は冷凍保存の生の実山椒を使いますが、るなぱのときは中央通り商店街の小田原屋本店の実山椒の佃煮に頼っていました。
2008年8月30日に朝日新聞群馬県版に掲載されたコラムです。野村たかあきさんが挿絵に描いた人は、小田原屋本店三代目主人の良一さんです。喫茶店『シープ』のマスターっていった方が覚えている人が多いかもしれません。小田原屋本店は今はありません。『シープ』はヒトが代わって新しくなっています。ゴボウ入り牛肉の有馬煮、すごく懐かしい、愛着のあるおかずです。
12時過ぎ、岩神の養田鮮魚店へ魚を買いに出かけました。気温は35℃を超えていました。少しでも涼しく安全にと、広瀬川沿いの道を行きました。「この暑さでお客さんが来ません!」、養田鮮魚店ではご主人が悲しそうにしてました。キントキダイ、ホタテ貝。マグロの中トロなんかを分けてもらいました。何とか耐えて頑張ってもらうしかないんですよね…
ヤブカンゾウの花が終わると、風呂川の岸から花の姿が消えます。緑の夏草が川の流れに覆いかぶさっています。
平和町の路地で、植物化して傾きかけている家に出会いました。人が暮らしてゆくのにふさわしくない環境になると家も街もみんな植物化してくのかなって思いながら眺めていました。
岩神町からの帰り道、呑竜仲店のヤギカフェで昼食を食べました。「オリンピック見てますか?」って美郷さん、「ほとんど関心ないです」って私。そうなんですね、東京オリンピックのマラソンで銅メダルだった円谷幸吉さんが「父上様、母上様、三日とろろ美味しゅうございました」って書き出しの遺書を遺して自死したことを知って以来、オリンピックへの関心がすごく薄らいだ気がしています。
家に帰ると、COCOが二階の家事室の階段の際で倒れるように寝ていました。COCOは冷房が効いていません。「大丈夫か~?」、<寝てるだけ~>、「あちくないか~?」、<あちいよ~>だって。来週はもっと暑い日が続くみたいです。どうしたんだろう…
「なんでこんなに暑いのかな?」、<人間が悪いことしてんだいね、そのせいだいね>、「悪いことって、温暖化の原因になる化石燃料の使用なんかのことか?」、<違わい、もっと悪いことだい!」
<『戦争』さ。ウクライナでも、パレスチナでも、ものすげえエネルギー消費して人殺しをしているんが人間じゃあねえか!>、「うん…」、<やめられねえのか! やめさせられねえのか! 罰当たりなんだいね…>、返す言葉が見っかりませんでした…。パリでオリンピックが開かれているさ中にも、ロシアはウクライナにミサイルを撃ち込み、イスラエルはガザを爆撃しています。
一休みしてから、スズランデパートの南にある平野屋米穀店へ買い物に行きました。それから夕食の支度、ユキ子さんが義母さんと一緒にする食事のおかずをいつものようにこしらえました。刺身の盛り合わせと酢の物と枝豆です。別に、枝豆豆腐の冷ややっこと、椎茸とミョウガの汁でした。
ユキ子さんが出かけた後に外へ出て見る赤城山の上には夕立を運んで来そうな雲は見当たりませんでした。
西の空にも夕立雲はありませんでした。沈みかけた太陽が雲を少しだけ茜色に染めていました。南東の空には大きな雲が見えていました。埼玉の方では降っているみたいでした。
私はゆっくり一人飯をしました。刺身の盛り合わせは、マグロ、キントキダイ、ホタテ貝柱です。キントキダイおいしかったです。
酢の物は湯引きした貝柱のひもと、キュウリ、オクラ、オカヒジキ、青シソ、シメジを甘酢で和えています。冷ややっこは豆腐が見えなくなるまで刻みミョウガと青シソの葉をかけていただきます。『薬味』ちょこっとという品の良さは無視しています。
tenki.jpの予報では、今週の前橋の最高気温は、37℃(日)、39℃(月)、37℃(火)、36℃(水)、37℃(木)、36℃(金)、36℃(土)となっています。どうやって過ごすか思案投げ首です。
ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒から私に引き継がれた美登利会を主催しております。本年4月には第80回の舞踊公演を行うことができました、こんなに長く続けることができておりますのも、会を支えてくださる多くの皆様のおかげと、ただただ有り難く、感謝申し上げるばかりです。来春も第81回舞踊公演の開催を予定しております。会員一同精進を重ねてまいりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第80回美登利会と第5回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください。
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください。
第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい。
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい。
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい。
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい
正岡子規が晩年に病床で詠んだ句に
秋風や高井のていれぎ三津の鯛
という句があります。望郷の句と教えられ、「三津の鯛」は分かったのですが、「高井のていれぎ」は分かりませんでした。「高井」が松山市の地名で、伊予節に「高井の里のていれぎや」と詠われているのを知ったのはずいぶん後のことでした。そして、ていれぎが「オオバタネツケバナ」と知ることとなりました。この草は群馬にも生えていますが、食べる話は聞いたことがありません。たまげました。
福岡の長ナスは「博多長ナス」といって、全国最長最大の長ナス、30cmは普通大きいのでは40cmほどあります。とにかくたまげました。
高井は松山の中心市街地から南東に位置し、川が流れのどかなところです。
ちなみに、「高井の里」と言うリハビリに熱心な老健があり、両親がお世話になりました。
伊予節に詠われ、正岡子規の望郷句に出てくるので、全ての愛媛県民が食しているのかと思ったのですが、違うのですか。
山形の人に「ヒョウ知らないのですか」と送り付けられたのを見たらこちらでは雑草扱いの「スベリヒユ」、山形県民は正月料理に欠かせない食材と言ってました。「ていれぎ」は「県民食」ではないのですか…