猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

前橋生まれの日本画家の塩原友子さんの回顧展を観に行ってきました。ついでにビオトープ園で遊んで…

2023-02-17 07:10:15 | なっからさくい生活

2018年に96歳で旅立たれた日本画家の塩原友子さんの回顧展を観てきました。塩原友子さんは1921年前橋生まれ、東京で画家デビューして活躍、1980年に帰郷して実家の蚕室をアトリエに制作を続けてこられた作家です。写真は案内状を飾っていた作品、「ふたつになったひとつ」です。「塩原友子回顧展」は、株式会社ヤマト本社1階ギャラリー(古市町118)で3月31日までです。

 

 昨日は朝は氷点下で寒かったのですが、柔らかな日差しが届いていていて、COCOは至福の陽だまりの中です。私は、ミートソースを作ったり、牛筋大根煮たりの朝の一仕事をすませて自転車で出かけました。

 
水が止まって二日、十六本堰の水溜りもずいぶんと小さくなって、間もなく消えちまいそうです。中川小学校近くの馬場川の川底も乾き始めていました。風は凪いでいました。前橋駅前を抜けて、利根橋を渡って新前橋へ向かいます。

 利根橋からは真っ白な浅間山が見えていました。雲一つない青空が広がっていました。

 


回顧展では、「ふたつになったひとつ」をはじめとする大作から、小品までたくさんの作品が展示されていました。


「迦陵頻」という作品、迦陵頻は極楽浄土に住むという人面鳥身の美しい声の霊鳥なのだそうです。雅楽の演目にもあって、「鳥の舞」と呼ばれています。

 この写真は歌人の井田金次郎さんの歌集です。カバーの装画には、二冊とも塩原友子さんの作品を使っています。「さる個展会場でこの大作の前にしばらく立ち尽くしたことを思い出す。ためらうことなく『わがこころ』(194×130)(1994年作)を選ばせていただいた。心から感謝している」と、『歌集 はやも いまだし』のあとがきに井田金次郎さんは書いています。塩原友子さんの作品は、展覧会場だけでなく、私の日常生活の中にまで入り込んでいました。

 
黒い立体作品には作品名がありませんでした。もう一点は「曼荼羅」という作品、群馬県立美術館に収蔵されている同名の作品は強い色彩を使ってもっと抽象化された作品だったと記憶しています。初めて見たときに強い印象を受けたのを、今でもよく覚えています。

 

  塩原友子さんについて私はたいした知識を持ち合わせていません。お会いしたのもご挨拶しただけです。(株)ヤマトが刊行している「和's YAMATO」2023新春号に染谷滋さんが塩原友子さんの生涯について寄稿されていますので、お許しをいただいて全文転載させていただきます。染谷さんは県立近代美術館の学芸員から館林美術館の館長をつとめた美術研究家です。「群馬の美術130年」(学研プラス刊 2018年)の著者です。





 


回顧展を回覧させてもらってから社屋の西にあるビオトープ園で遊ばせてもらいました。早春とはいえ、あらかたの草木はまだ静かにしていました。

 
でも、梅はしっかり花咲いていました。それとネコヤナギがふわふわの白い花穂を膨らませていました。直に花が咲きそう、早春を告げてくれています。江戸時代の日本の猫は短い尾の猫が大半だったみたいで、そんな猫のかわいいボブテイル似ているというので「猫柳」の名が付けられたって聞いています。


フクジュソウも咲いていました。

 帰りは、群馬大橋から利根川越しに赤城山を眺めてきました。この間の寒さと降雪でまだ冬姿です。

 

 
夕食は、しゃぶしゃぶ用の薄切り豚肉がありましたので、豚肉りゅりを三品作りました。一品目は、から揚げにした薄切り肉と野菜の中華風サラダです。春雨、人参、ロマネスコ、スナップエンドウ、カキ菜の蕾を使いました。二品目は白菜鍋、白菜の葉と薄切り肉をミルフィーユ上に重ねて鍋に詰め水を加えて煮ただけの鍋です。妹尾河童さんのピエンローとは似て異なるものです。塩とラー油、それとポン酢を用意しました。

 そして、豚キムチです。三度目の白菜キムチがおいしくなりました。どれもおいしかったです。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。今春4月9日には、第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
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