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こっこのお弁当日記 ~おいしい毎日~

この春、子供達が巣立ち、お弁当作りは卒業しました。これからは夫のお弁当を中心に時折の出来事など綴っていこうと思います。

7月9日のお弁当

2009-07-09 15:35:50 | 読書
★7月9日のお弁当


・鶏むね肉の唐揚げ南蛮酢漬け(昨日の残り)
・イカとエリンギバター炒め
・揚げかぼちゃ甘辛
・ケチャップオムレツ
・茹でピーマンとしらすのオイスター和え
・ミニトマト

天童荒太の「悼む人」読了。
最初、この本を手に取った時、読み方は「いたむひと」
でいいのかなぁ、悼む人ってどんな意味?
などと言う思いを抱きながら読み進みました。
幼少の頃から20代半ばまでに主人公が経験した
動物や親族、親友の死が、彼の心に深い傷跡を残すのです。
彼は、その人たちの死を(生きていたということを)心に
刻んで生きていきたいと考えた末、亡くなった人々を悼む
旅に出るのです。(彼とはつながりがなく、事件や事故で命
を落とした人達を悼む旅なのですが)
“悼む人”の行動には、なかなか感情移入は出来ませんでしたが
それでも、この本を読んであらためて思ったことは
この世の中は、何と多くの人々が理不尽に命を奪われているか
ということ。事件が起こったときは大々的に報道されても
次に更に残虐な事件が起きれば、私達は前の事件を、殺された
人たちのことを忘れてしまう。恐ろしいことだけど
“死”というものに、鈍感になっているような現代(自分の
心)というものを、考えさせられました。


5月21日のお弁当

2009-05-21 13:37:56 | 読書
★5月21日のお弁当

・肉じゃが
・絹さや入りケチャップオムレツ
・千切り人参&ピーマンのオイスター炒め
・ちくわ天
・ブロッコリー粉チーズかけ焼き

山崎豊子さんの“沈まぬ太陽”を読み終えました。
膨大な量の取材をして書かれた、渾身の小説で
最後は、二人の男の生き様に涙が流れました。
そして、改めて日本という国の将来に静かな絶望を
感じてしまいました。この秋、渡辺謙主演で映画化
されるそうです。

唐揚げ  「スタバではグランデを買え」

2007-12-11 13:48:06 | 読書
本日のお弁当 ・鶏の唐揚げ
       ・麩とかぼちゃの煮つけ
       ・さつま芋素揚げ
       ・ほうれん草と人参のおひたし
       ・ちくわときゅうりの胡麻酢
       ・ブルーベーリ蒸しパン 




昨日、読み終えた本。経済書、ってあんまり完読したことはないんですが、これは
なかなか興味深く読めました。
消費生活を送るに当たって、「自分がどういうタイプの人間であるか、分析すること」が大事なことだそう。そして、たとえば携帯電話の料金体系など、とても複雑で分かりにくく出来ている。パンフレットなど良く読まなかったり、自分がどういう使い方をしているか、良く考えない人は携帯会社にうまくだまされて、ムダな料金を払う羽目になっているそう。そうか、何事も良く考えて、行動しなきゃいけないんだな、ボーとしていてはいけないんだな、と感じました。

鮭の焼き漬け 「裁判長!ここは懲役4年で・・・・」

2007-11-05 13:54:47 | 読書

本日のお弁当ー鮭の焼き漬け、肉じゃが、カニカマとほうれん草の卵焼き、はんぺんチーズはさみ焼き、かぼちゃの素揚げ、焼きそば

鮭の焼き漬けは新潟の下越地方でよく食べます。焼きたての鮭を酒と醤油で割ったつゆの中にジュっと漬けるもの。炊きたての新米にほぐした鮭と漬けつゆをのせて食べるとごはんがいくらでも食べられるくらいおいしいのです。

先週、北尾トロ著の「裁判長!ここは懲役4年でどうですか」を読みました。
これは裁判ドシロウトの著者の裁判傍聴体験記です。
裁判所など足も踏み入れた事がなかった著者が試行錯誤しながら傍聴歴を重ねていくんです。どんな小さな事件でもそこにある(些細な事件であるからこそ)背景、また裁判官、検察官、弁護士、被告や被害者とその家族の人間模様などリアルに胸に響いてきます。著者は色んなジャンルの傍聴に挑戦するんですが、交通事故の裁判の様子は身につまされます。今までごくごく、フツーに生きてきた人が、一瞬の不注意や不可避な事態で、家族、職、人生、全て失って、被告の席に立たされるんですから。でも、車を運転している人なら誰でも一度や二度は、心臓が縮み上がるような場面に遭遇したことがあると思うので、人ごとではないですよね。
初心者の目線で、素朴な疑問や体験した感想、オドロキなど、率直につづられていて、かなり楽しめる1冊です。