「描く」仕事の現場から

イラストレーター兼デザイナー兼ディレクターTETSUの独り言

ある大きな会合にて

2008年02月21日 | JILLA(日本イラストレーション協会)
一昨日、とある、いくつもの業界団体の代表者が集まって
それぞれの業界事情を話合う事業者団体の懇談会に出席して来た。
私はイラストレーション関連の団体の一委員としていったのだが,
出版の小売店関連の代表の方の話が気になる内容だった。

出版不況が続いているが,
・ここに来て、「月刊誌」が売れない状況になって来た。
・月刊誌というのは最も利益のある,部数の売れて来たものなので
 それが売れないとなると、「小売り店」つまり小さな「町の本屋」
 は、たちいかなくなる。
・付録の「鉱物」なんかがついたようなもの何かは相変わらず,良く
 売れる。
・敷地面積が多く,取り扱い書籍の種類のある大型書店以外は売上げ
 が上がらない。
・コンビニの取り扱い雑誌(月刊誌)が減っている。
・手をこまねいているわけにはいかないので、王道のキャンペーンを
 あちこちの本屋で始めた。それは、「読書をしよう」「読書機会を
 増やそう」という基本的なこと。取り組みとして,紹介されたのは,
「本屋のおやじのおせっかい。中学生はこれを読め!」だ。
 http://www.k2.dion.ne.jp/~sa-shibu/home.html
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(紹介をHPから抜粋)
店主が自ら選んだ「中学生に読ませたい500冊」を掲げ、キャンペーン
を展開する。選書の基準は、「オヤジたちが読んでおもしろかった本」
とした。ただし、本好きの母親らの意見も、かなり取り入れている。
書店組合が、一斉にこのようなキャンペーンを行うのは、全国でも
めずらしい。「これを機会に、君の人生の一冊を見つけてほしい。」
と、北海道の本屋のオヤジは燃えている。
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どこの業界もそうだが,世の経済の流れ云々に
流されてきりきり舞いするだけではなく、
どれだけ自分たちがアイデアを出して,状況を俯瞰して
新しい芽を育てていくかがとても大切だと思う。

そういう部分と,実質経済に於ける業界の力を蓄え、
上げる作業に並行して取り組んでいかなかればならない。






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