「描く」仕事の現場から

イラストレーター兼デザイナー兼ディレクターTETSUの独り言

スーパーリアル系イラストレーターのDNA

2009年02月16日 | Work's(Illustration)
僕がこの道に入ったきっかけの1つに
高校生の時に傾倒していたスーパーリアル
イラストレーションのブームがある。

テクニカルイラストだけでなく、
多くの表現において、「リアル」を極めた
多くの作家が活躍していた時期。

日本は高度成長で、そのハイレベルな技術を
視覚化して海外に紹介する「腕」を多くの
世界企業にならんとする日本企業が必要と
していた昭和40年から平成までの時期。

目の前に展開する「近未来」を視覚化した
数々の作家。
シドミードがその圧倒的なパースで、
映画の世界を通じて僕たちに未来を見せ、
ジウジアーロやポルシェがその先鋭的な
デザインで車をはじめとして未来感を
僕たちに現実化してみせていた頃。

手で描く事は頭の中から情報を引っぱり出す作業だ。
頭に入ってないものは、手から永遠に出ては来ない。

自分がその仕事をしている今も、
そのリアリティへのえもいえぬ憧憬が心の中にある。

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2 コメント

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Unknown (やすじろう)
2009-02-16 09:29:17
僕は本当は透明水彩でリアル画を
描きたかったんですけど、
個人の注文しか受けたことがありません。
法人の仕事だと、例え打診されても
納期的に無理かも‥‥orz
実際、ずいぶん長い間、
筆を握ってないなー。
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Unknown (TETSU)
2009-02-16 13:53:17
もう、ここ何年も本当の意味で
[リアルイラスト」の発注は
元々少ない上に、年々減っている
気がします。ぼくもたまーに来るくらい
(1~2年に一度くらい)

ただ、これから、Webなどの新しい媒体に
必要になる可能性は増えて来ましたね。

時間との闘いというのはありますね。
下絵に3日,全部で1週間くらいは
くれるケースはあります。
でも、実質作業そのくらいではこなさないと
いけないかもなあ。

あと、必ず企業チェックが入るので、
下絵/サンプルである程度上がりの
リアリティを表現出来るかどうかも
重要なポイントかもしれませんね。
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