最近、忙しいこともあり、
1ヶ月近く、散歩以外は子供をほとんどかまえなかった。
ストレスが相当たまっていたらしく、
いろんなところで爆発し始めてしまったので、
これはいかんということで、
子供とカラーインクでプチワークショップをやってみた。
今年のTシャツアート展でこういう作業には癒しの効果もあると
いうヒントはいろいろもらっていたので、
まずは身近なところからやってみたという訳だ。
猛獣君はいたく楽しそうで、インクをぬったり、筆を洗ったり、
水にインクが溶ける様を眺めたり、
画面上でインクがにじんでいくのを
眺めたりで、キャッキャとはしゃいで
「たのしいねー」「すげー」を連発している。
効果はあるようだ。
カラーインクのにじみというのは実にきれいで、
大人の私たちも心を奪われることが少なくない。
普段はプロの技術としてだけ、
こういうことを使っていたが、
今の時代、本当にこういう技術が必要なのは
もっと別のところにあるかもしれないと思うひととき。
1ヶ月近く、散歩以外は子供をほとんどかまえなかった。
ストレスが相当たまっていたらしく、
いろんなところで爆発し始めてしまったので、
これはいかんということで、
子供とカラーインクでプチワークショップをやってみた。
今年のTシャツアート展でこういう作業には癒しの効果もあると
いうヒントはいろいろもらっていたので、
まずは身近なところからやってみたという訳だ。
猛獣君はいたく楽しそうで、インクをぬったり、筆を洗ったり、
水にインクが溶ける様を眺めたり、
画面上でインクがにじんでいくのを
眺めたりで、キャッキャとはしゃいで
「たのしいねー」「すげー」を連発している。
効果はあるようだ。
カラーインクのにじみというのは実にきれいで、
大人の私たちも心を奪われることが少なくない。
普段はプロの技術としてだけ、
こういうことを使っていたが、
今の時代、本当にこういう技術が必要なのは
もっと別のところにあるかもしれないと思うひととき。
Drawing Session (ドローイングセッション)略してDS。
SketchCrawl(SC)はスケッチのセッションのような感じ。
一昨日、以前から気にはしていたものの、
なかなかお会いする事のなかった、
札幌のマーティー伊藤さんに
初めてお会いする機会を得ました。
その時に、日曜に浅草で、SCやるから来ませんか?
とのお誘いを受けて、早速行ってきました。
マーティーさんのサイト
10人ほどいたメンバーは初対面の人が半数以上。
さてさて。みんなどんなの描くのかな?
それぞれが思い思いにスケッチを始める。
天気はあいにくの大雨だったのですが、
さすが、国際観光都市浅草。
仲見世はどこも、アーケードが雨を防いで
外人含め観光客でごった返し、
雨を感じない混雑。
これで晴れてたら、どれだけ人が来てたの?
という感じ。
思い思いにスケッチしたものを持ち寄って、
雷門のかみなり食堂で、一服しながら、
またスケッチ。
その後、札幌出身で日本人としては数少ない
マーベルコミックを手がけている(これも、すごっ!)
2人組が合流し、さらに浅草観光。
その後、上野で飲み会と濃い一日でした。
さらに、今回のスケッチクロールは
スケッチクロールのオフィシャルサイト
に掲載される予定だそう。(ん?ここでいいのかな?)
このサイトはすごいですね!マーティーさんの主催するMIXIの
ドローイングセッションのサイトによれば、
「このスケッチクロールは、ピクサーアニメーションスタジオ
のストーリーボード・アーティストのエンリコ・カーサロッサ氏
が主催となって、世界中で同日にスケッチを行い、オフィシャル
サイトでその様子をスケッチを通じてレポートしよう!
というワールド・プロジェクトです。」だそうです(すげっ)
という訳で、スケッチを自虐的にアップ。
いやはや、ワールドワイドに動いている人たちは
いるとこにはいるもんですね。
見習いたいなと思いました。
SketchCrawl(SC)はスケッチのセッションのような感じ。
一昨日、以前から気にはしていたものの、
なかなかお会いする事のなかった、
札幌のマーティー伊藤さんに
初めてお会いする機会を得ました。
その時に、日曜に浅草で、SCやるから来ませんか?
とのお誘いを受けて、早速行ってきました。
マーティーさんのサイト
10人ほどいたメンバーは初対面の人が半数以上。
さてさて。みんなどんなの描くのかな?
それぞれが思い思いにスケッチを始める。
天気はあいにくの大雨だったのですが、
さすが、国際観光都市浅草。
仲見世はどこも、アーケードが雨を防いで
外人含め観光客でごった返し、
雨を感じない混雑。
これで晴れてたら、どれだけ人が来てたの?
という感じ。
思い思いにスケッチしたものを持ち寄って、
雷門のかみなり食堂で、一服しながら、
またスケッチ。
その後、札幌出身で日本人としては数少ない
マーベルコミックを手がけている(これも、すごっ!)
2人組が合流し、さらに浅草観光。
その後、上野で飲み会と濃い一日でした。
さらに、今回のスケッチクロールは
スケッチクロールのオフィシャルサイト
に掲載される予定だそう。(ん?ここでいいのかな?)
このサイトはすごいですね!マーティーさんの主催するMIXIの
ドローイングセッションのサイトによれば、
「このスケッチクロールは、ピクサーアニメーションスタジオ
のストーリーボード・アーティストのエンリコ・カーサロッサ氏
が主催となって、世界中で同日にスケッチを行い、オフィシャル
サイトでその様子をスケッチを通じてレポートしよう!
というワールド・プロジェクトです。」だそうです(すげっ)
という訳で、スケッチを自虐的にアップ。
いやはや、ワールドワイドに動いている人たちは
いるとこにはいるもんですね。
見習いたいなと思いました。
さて、今回はデッサンの「描き出し」の話。
実は、デッサンに於いて、その成否を分けるのは
最初の1時間です。そこでダメだと、何時間描いても
ダメなデッサンに一直線です。
「途中で直せる」と思っていませんか?
実は直せません。
描き出しが間違っているとだめなのです。
では、描き出しを間違わないためには、どうすればいいのでしょう?
いくつも、ポイントがあります。
例えば、静物の場合を例に挙げましょう。
【デッサンを描く「前に」把握する事】
●モチーフの関係性を見る。基準は水平面(つまり床)
●正面からだけでなく、横、後ろ、斜め、他のアングル
からもイメージを頭に入れる。
●三面図を描いてみる。位置関係、サイズ関係、距離関係などを把握。
●自分の視点を決める(これ、最重要!)
●質感を頭に入れる。
●最適なトリミング構図を探す。
●光の関係、強さ、方向を把握する。
●モチーフの色を把握する。
●モチーフの周辺の空間の形を把握する。
まあ、他にもいろいろありますが、
とりあえず、上記くらいをまず、サムネ描き。
最初は、30分から1時間は描かずに見ましょう。
頭にきちんと状況や観察を写しこんでから、
描き始めます。
実は、デッサンに於いて、その成否を分けるのは
最初の1時間です。そこでダメだと、何時間描いても
ダメなデッサンに一直線です。
「途中で直せる」と思っていませんか?
実は直せません。
描き出しが間違っているとだめなのです。
では、描き出しを間違わないためには、どうすればいいのでしょう?
いくつも、ポイントがあります。
例えば、静物の場合を例に挙げましょう。
【デッサンを描く「前に」把握する事】
●モチーフの関係性を見る。基準は水平面(つまり床)
●正面からだけでなく、横、後ろ、斜め、他のアングル
からもイメージを頭に入れる。
●三面図を描いてみる。位置関係、サイズ関係、距離関係などを把握。
●自分の視点を決める(これ、最重要!)
●質感を頭に入れる。
●最適なトリミング構図を探す。
●光の関係、強さ、方向を把握する。
●モチーフの色を把握する。
●モチーフの周辺の空間の形を把握する。
まあ、他にもいろいろありますが、
とりあえず、上記くらいをまず、サムネ描き。
最初は、30分から1時間は描かずに見ましょう。
頭にきちんと状況や観察を写しこんでから、
描き始めます。
デッサン力は、とどのつまり
別のいい方で言うと、
「ものを見る力」「観察力」です。
それがあって初めて「描く技術」は工夫されるし、
どう描くかという発想も生まれる。
以前、「描ききれ」と書きました。
多くの芸大美大の受験生を教えていた頃、
「描き切った」やつはほとんど間違いなく伸びた
ことも、経験値として記憶にあります。
別のコラムで話しますが、
対象を実際に目の前にしてみる力、
「一次情報」「現物」「リアリティ」と
対峙し、分析する力。観察する力。
これが弱くなると、何を描いても
人まねしか出来なくなる。
心の中のイメージも、
揺らいだものしか出せなくなる。
デッサンが必要なのはルネッサンスや
それ以前の過去の多くの人間と芸術の
関わりから検証しても、あえて、再論
する必要もないくらい当然だと考えて
います。なぜ、あえてそういうのか?
その意味をもう一度考えてみてほしい。
プロに必要なデッサンの技術があります。
逃げてはいけません。避けてもいけない。
デジタル全盛の現代に於いても
デッサンは基本中の基本であることは
変わらない事実としてあるのです。
別のいい方で言うと、
「ものを見る力」「観察力」です。
それがあって初めて「描く技術」は工夫されるし、
どう描くかという発想も生まれる。
以前、「描ききれ」と書きました。
多くの芸大美大の受験生を教えていた頃、
「描き切った」やつはほとんど間違いなく伸びた
ことも、経験値として記憶にあります。
別のコラムで話しますが、
対象を実際に目の前にしてみる力、
「一次情報」「現物」「リアリティ」と
対峙し、分析する力。観察する力。
これが弱くなると、何を描いても
人まねしか出来なくなる。
心の中のイメージも、
揺らいだものしか出せなくなる。
デッサンが必要なのはルネッサンスや
それ以前の過去の多くの人間と芸術の
関わりから検証しても、あえて、再論
する必要もないくらい当然だと考えて
います。なぜ、あえてそういうのか?
その意味をもう一度考えてみてほしい。
プロに必要なデッサンの技術があります。
逃げてはいけません。避けてもいけない。
デジタル全盛の現代に於いても
デッサンは基本中の基本であることは
変わらない事実としてあるのです。
さて、デッサン力。
これがあるのとないのでは、
イラストレーターの寿命が全く違います。
どんなクリエイティブの現場でも
カタチにするためのどこかの段階で
デッサン力のある人が
何らかのイニシャティブを握って
仕事をしなければならないのです。
「デッサン上手くなるにはどうしたらいいでしょうか?」
何百回と聞かれてきた言葉です。
答えはいつも同じ。
「好きなモチーフ組んで、もうこれ以上何一つ描けない、
今の自分の能力の限界がここ、というところまで、
100時間でも200時間でも一度でいいから描いてみること」
です。
これを経験している人は
必ず、人より上手くなる。
それは経験的に確信を持っています。
あたりまえのことなのだけれど、
やってみて、これほど理解が
進むことも他にないので。
とにかく、もう描けない!
と思うところに辿り着いてから
少しづつ右を描き、左を描き
ひっくり返して描き、
前を描き、奥を描き、
しているうちに「自分」が
「描く」と感じていた行為の外側を
感じる時がくれば、しめたもの。
まあ、GW時間がある方は騙されたと思って
やってみるのもいいかもしれません。
これがあるのとないのでは、
イラストレーターの寿命が全く違います。
どんなクリエイティブの現場でも
カタチにするためのどこかの段階で
デッサン力のある人が
何らかのイニシャティブを握って
仕事をしなければならないのです。
「デッサン上手くなるにはどうしたらいいでしょうか?」
何百回と聞かれてきた言葉です。
答えはいつも同じ。
「好きなモチーフ組んで、もうこれ以上何一つ描けない、
今の自分の能力の限界がここ、というところまで、
100時間でも200時間でも一度でいいから描いてみること」
です。
これを経験している人は
必ず、人より上手くなる。
それは経験的に確信を持っています。
あたりまえのことなのだけれど、
やってみて、これほど理解が
進むことも他にないので。
とにかく、もう描けない!
と思うところに辿り着いてから
少しづつ右を描き、左を描き
ひっくり返して描き、
前を描き、奥を描き、
しているうちに「自分」が
「描く」と感じていた行為の外側を
感じる時がくれば、しめたもの。
まあ、GW時間がある方は騙されたと思って
やってみるのもいいかもしれません。