がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

気付くのって自分にしか出来ないこと

2013-11-27 22:05:07 | 楽に生きる
熱のなかでしみじみ実感していたこと
夢ばかりみていた。
夢じゃなかったかもしれない、起きて考えていたのかもしれない。

気がつくのってわたしにしか出来ないことなんだなあ。


頭でこうしたいと思う、のと気がついてやるのは全然違うことだ
この一年半くらい、実感した。

体のために、歩かなくちゃ。
そう考えて歩くのも、確かにいいきっかけなのかもしれない。

歩くことなら出来るから歩けて嬉しい。
そう思って歩くのと同じ歩くでも、心の中身が全然違ったものになる。

歩くといいよ、に限らず、○○をするといいよという情報はいっぱいいっぱいある。
でも、がんになってみて、いいこと、いいことをいっぱい試してもそれはいいことなのだが、
自分の心にはそれだけじゃあまり風景は変わってくれない。


こんな自分でもいいや、と認めるのは自分しか出来ない
本当にそう思う。
楽になり強くなるには、それしかないとも思う。

自分の心のつまずきや痛みやくぐもりに、どうしてか必死で穴埋めをしようとしてしまいがち。
逃げて逃げられるならある程度の逃避もいいと思っているわたし。
現実逃避したり、自己嫌悪したり、急に何かに没頭したり、脈絡なく過ごしたりして。

がん告知以後、ふと立ち止まっている。

ああ、わたし存在が揺らいだなと素直に思えた。
それに気がつけたら心の風景はだいぶ変わりつつあり、楽になってきた。

それって、いくら人に言われたって、気がつけるのは自分だけだと思う。
気がつこうとする気持ちの余裕というか、ふと無になる瞬間と言うか。
空っぽに、なんにもなくなる(虚無感ではない)我を忘れる時というのか。


自分を認めるのも、楽しさで満たすのも自分で基本、いこうと思う
がんになったあとも、そう思えたら、楽になったなあ。

この病になって大いに悟って暮らしておられるサバイバーの方々に触れると、
やっぱ、絶対そうだよなと思う。
自分のダメッジに気がついて認めて、ま、いっかってそこからこんなにもすごく歩いてきたんだ~~
そういう強さが、オーラで輝いているものね~

高熱のなか、なんでそんなことを
「うん、うん、真実」と思っていたのかなあ。


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