がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

カップみそ汁とカップスープ(抗がん治療の入院中、私を助けてくれた)

2013-06-07 19:45:09 | 抗がん治療
コンビニカップみそ汁売り場でふと思い出した
コンビニでちょっとした手みやげを探していてうろうろ。
カップみそ汁がならんでいるのに目がいった。

よく買ったものだなあ、と懐かしく思った。

抗がん治療中、喉をとおるものが少なかった
あまり食べられないと、ベリー食という献立から選ぶ配慮をしてくれる。
ベリーって何だろ。berryではない。verryでもないだろうな。
アイスクリーム、シャーベット、フルーツ盛り合わせ、カレー、ポタージュ、コンソメから選べるのだった。
カレーもそういう時は意外にいけるよと進められたがめげていた。
シャーベットとコンソメは手作りでおいしかった。
本当にコンソメは特においしく感じた。レストランの手作りだろう。

そこから少しずつ食べる意欲が出た。
何か絶対に食べるぞ、病院1Fにおりる。
レストランにはコンソメスープはなかった(いえば出たかも)
コンビニでカップみそ汁、クラムチャウダーを買って来ては食べた。

普段なら絶対買わない。
でも実によく買った。
特に好き合ったのがアサリ。(圧倒的に好き、貝が丸ごとはいっているのが面白かった)
豚汁。生海苔。
スープではクラムチャウダー(圧倒的)マカロニがはいったチーズ味。
卵とじの中華スープ。

私を支えてくれたんだなあと懐かしく感謝する(でも今は買わない、量が多すぎる)
また海外旅行にももっていった(でも今は買わない、同じ理由)

家に帰ってその頃のノートを見る
入院中のこのノートは裏表紙にあらゆるパスワードが書いてあって今ではそこだけ重宝している。
中身を久しぶりに見た。

摘出後とは違う世界だが、つらくて頑張っている私がいた。

「なんでも苦くて食べられないけど、お粥は食べられた。」
「永谷園のお茶漬けのもとでご飯は食べられた。」
「友人がフルーツいっぱい買ってくる。かなり食べた」
「娘が買って来るものは目新しいものばかり。ビスコッティを珈琲につけて少しだけ食べた」
「紙パックの野菜フルーツジュースを飲む」

ちょっとだけ私って偉かったなと思う。

生ジュースを家で飲んでいても文句を言わず、今あるなかで食べられるものを探す感じ。
添加物がはいっておろうがおるまいが必死で食べるものを探す。
そのどん欲さが偉かったと今は思う。

今日は好きだな、わたし、と思える。


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