本牧日記

愛犬と楽しむ本牧(ときどき北軽井沢)生活。
ボビーとクララと私たちの Memories & Diary。

クララは、いま・・・

2021年03月26日 | ペット

最愛の愛犬は、いま自宅では、ペット用の酸素ハウスの中で過ごしています。

久々のブログ更新がこんな内容で、残念で悲しく申し訳なく、やりきれません。
この数日間バタバタと病院通いと職場の往復に追われ、気持ちの整理もつかず、なかなか日記を書くことができませんでした。

それは、突然のことでした。いえ、実際は突然ではなかったはずですが、我が家にとっては本当に想定外のことでした。
昨年の暮れごろから何となく元気がないな~とは感じていたのです。でも食欲も旺盛だったし、これはきっとアジソン病のせいだと思っていました。
アジソン病は、良かったり悪かったりを繰り返すので、お薬の量を調節しながら付き合っていくものだといろんな方々がネットなどでも書かれています。
なので、ちょっとお薬の量を増やしてみたら、いっとき元気が戻ってきたりしていました。
お散歩を嫌がったり、階段の上り下りがスムーズにできなくなったりということも出てきていましたが、アジソン病の症状の一つに筋力の低下、というのがあり、また食べ過ぎて体重が増えてきていたので、そのせいだろうと思っていました。

↓ これは3月14日に撮った写真です。
 愛想良くはありませんが、完璧というわけではないけれど一応は元気という感じでした。(よく見るとお腹が膨れています。)

そのうち元気がなくなり、お腹の膨らみが急に目立ってきました。夫は以前からちょっとお腹が膨れているみたいだと気にしていたのですが、3月20日頃にそれが本当にはっきりとわかるようになりました。
ひょっとして肝臓か何かに癌ができているかもしれない・・と不安になり、
動物病院へ電話をし(来月の初めに健診の予約を入れていたのですが、それまで待っていられないと思い)急遽翌日に診察して頂くことになりました。

翌3月21日。
朝食はいつもの量を完食しましたが、勢いはいまひとつ・・という感じでした。

レントゲン撮ってもらって悪いところがあれば手術することになるかも~程度に夫も私も思っていたのですが

診察台で一目クララを見た先生は、開口一番「これは相当悪いです」とおっしゃいました。厳しい表情で「多分腫瘍です。それが出血していてお腹に血が溜まっているのでしょう。相当な貧血で赤血球が減って呼吸が困難な状態です。」

クララの舌の色が黒く変わっていたのですぐに分かったそうです。

舌の色・・まったくチェックしていませんでした。

「いつ何が起きてもおかしくない状態」「ぱたんと倒れたらそのまま逝ってしまうこともありますよ」
先生の言葉はどれも予想をはるかに超えていて、呆然としながら聞いていました。

CT検査でお腹の中を見ると、脾臓全体に大きな腫瘍があり、肝臓にも広がっているのがわかりました。
とても手術はできない状態。万一ある程度回復して手術をしてもまたすぐに転移する可能性が高い、という説明。

すぐに点滴と注射で、ステロイドや造血剤、止血剤、栄養剤など(←半分ぼーっとしながら聞いていたので、間違っているかも?)とにかく少しでも症状を抑えて、辛さを軽減するための処置が続きました。

この日の朝までは、うんと元気だったのに・・

ちょうど急激に悪くなるタイミングだったようです。

病院の休診日以外は毎日通院して、6時間以上の点滴が続いています。
こちらの動物病院は、以前とは体制が変わり、手術日以外は入院はさせない方針です。(できるだけ飼い主のそばで治療をし、回復するまであるいは終末まで過ごすのが望ましいという理念なのだと理解しています。)病院の中では私たちだけで過ごせる場所を提供していただいています。

先生のお勧めで、自宅には酸素ハウスをレンタルしました。
少しでもクララの呼吸が楽になるように。

あと1ヶ月、という余命宣告が出ています。
同時に、回復しようという力も微かにあるようにも思えます、とも。

11歳と5か月。あと2~3年は元気でいてくれると思っていました。

クララ、もっと早く気が付いてやれなくてごめんなさい。

見た目はあまり苦しそうには見えません。ハッハッ言ってるわけでもないし、ただただおとなしくしているだけなのです。でも、言葉に出せないだけで体は辛いはず・・
残された時間が少しでも楽で快適であるように、苦痛が少なく穏やかで過ごせるようにできるだけのことをやってやろうと夫と話しています。

かすかに手ごたえがあるという、奇跡に望みを託しながら。