本牧日記

愛犬と楽しむ本牧(ときどき北軽井沢)生活。
ボビーとクララと私たちの Memories & Diary。

バレエとお酒

2017年03月04日 | 日記

1週間前の日記です。^^;
この土曜日は、充実の(=忙しい)一日でした。

朝から夫とクルマで出かけて、私はみなとみらいで降ろしてもらってフィットネスクラブへ。
夫はそのままゴルフの練習へ。

ランチはそれぞれ別々に摂ることにして、県民ホールで2時半に待合せ。
私はズンバ45分・アクアビクス30分・フリースイム30分のあと、シャワーを浴びてお化粧(普段はすっぴんのまま帰る)して、持参したワンピースに着替えて・・いたら、あらら、食事をしている時間が無くなって、パンを買ってバスに飛び乗りました。
運よく大桟橋まで最短で行ける26系統のバスだったので、思ったより早く着き、山下公園のベンチで海を見ながらひとりでパンをかじってランチ終了。

県民ホールのロビーで待っていると、まもなく夫が到着。
私の大きな荷物をクルマに置いてきて(建物内の駐車場に停められて良かった~!) ホールの中へ。
ほぼ満席でした。(男性の観客がとても多いのでびっくり・・)

本日の目的はこれ。↓
3時から始まる東京バレエ団の公演です。

お目当ては、もちろん「ボレロ」

第1部の「中国の不思議な役人」は、「ボレロ」と同じく モーリス・ベジャールの振り付けですが、
予備知識なしの私たちにとっては、ストーリーもわからず不可解なまま・・
美しいというタイプの衣装ではないし、性別不明の登場人物たちが、(おそらくは)高度なテクニックを要するであろう不思議な動きを繰り広げていた、感じ。
観る人が観たら、素晴らしい芸術作品だったのかもしれませんが、ミーハーの私たち夫婦にはその良さがよく分かりませんでした。

第2部の「イン・ザ・ナイト」は、ショパンのピアノに合わせて、男女3組のペアが躍る、いかにもクラシックバレエらしい優雅なステージ。
この公演は、基本的に音楽は録音テープ使用だったのですが(その分チケットの価格がお手頃・・)
「イン・ザ・ナイト」だけは、ピアノの生演奏で、やっぱりナマはいいなあと思いました。

 そしておまちかねの第3部「ボレロ」。 これは期待通り素晴らしかったです~。
まず曲そのものが魅力的。印象深いリズムをベースに呪文のような祈りのようなフレーズの繰り返しが起伏しながら続く・・ベジャールの振り付けは、その音楽をそのまま体現したような感じ。
赤い丸い台の上で、シンプルな衣装の主役が、終始一定のリズムを刻みながら動き続ける・・その鍛え抜かれた身体の動きのなんときれいでそして力強かったことか~!
この「ボレロ」は、誰でも踊れるというわけではなく、モーリス・ベジャール・バレエ団が許可したダンサーだけしか踊れない特別な作品なのだそうです。なので、観たいと思ってもなかなか実際のステージを見る機会はなかなか無く、この日、やっとかねてからの希望がかなったのでした。
主役の「上野水香さん」は、生前のベジャールに直接指導を受け、日本の女性ダンサーでただ一人、ボレロを踊ることを許されたという凄いダンサー。魅力的でした。

終演後はホールの中は拍手と大歓声。
感動に浸っていたいところですが、その余裕はなく、頭の中でボレロが鳴り続けるまま、ホールを出て駐車場へ。
なぜなら、夕方6時半スタートの、豆松さんの「桜酒亭の日」のイベントに、今月も参加するのです。

 

クルマで帰宅して、クララのお散歩を済ませ、さ、間に合いました~。

豆松のお店は改装工事が終わったばかり。

 外も中も、全体的にシックでゆったりと、
「居酒屋さん」の雰囲気から「カフェ」に近い感じに生まれ変わっていました。

今夜のテーブルセッティング。↓

 本日のメニューです。

この日の日本酒の①番は、神奈川県 熊澤酒造さんの
「天青 吟望 立春朝しぼり 直汲み無濾過生原酒」

とても口当たりが良く、美味しいお酒でした。

 この日、日本酒ソムリエの磯野さんは、なかなか手に入らない銘柄をチョイスしてくださったようです。

 ②番のお酒は、愛知県 丸石酒造の「二兎 純米大吟醸 生原酒」 精米歩合は48%。

 こちらも美味しかったです。

 そして③番のお酒は、「鳳凰美田 限定品 碧判 無濾過本生純米吟醸原酒」 生産者は栃木県の小林酒造さん。

こちらもとても美味しかったです。

 

お料理の方は、前菜と酢のもの、お刺身に続いて、焼き物、

 そして、筍の煮物が出てきたのですが、食べるのに夢中で写真なしです。

締めのお食事は、筍ご飯。
美味しくてお代わりしてしまいました。 

 デザートもありました。

 

 前回に続き、楽しく美味しいひとときでした。 

今回の磯野さんのお話で、印象に残った言葉が「むなげ」。
無濾過・生酒・原酒~と3拍子揃ったお酒のことを、ちょっと冗談っぽくこう言ったりするそうです。

「無濾過」は、ノンフィルター、「生酒」は非加熱、「原酒」はお水を加えていない、という意味。
(日本酒は、濃すぎるものは、お水を加えて日本酒らしい度数に調整するのだそうです。)

加水加温なし・・って、そうだ、温泉と同じですね。 源泉かけ流し(笑)

バレエのステージで感動した後に、美味しいお酒とお料理で満たされて
なんとも濃密な週末でした。