弱い文明

「弱い文明」HPと連動するブログです。 by レイランダー

伊丹万作の言葉、再び、何度でも

2011年04月21日 | Weblog
「だまされていた」といつて平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。
いや、現在でもすでに別のうそによつてだまされ始めているにちがいないのである。


 http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/itami_mansaku.html



<付録>
「私にとって福島原発事故は1945年の敗戦のような歴史的な出来事です。
 日本の原子力政策は根本的に変わらなければいけません。」

 原発震災を警告し続けてきた地震学者、石橋克彦教授を招く院内集会、4月26日に開催。
 http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1091 

当ブログ内、過去の関連記事:
 「原発震災」と石橋克彦教授 
 「想定外」という逃げ道~原発と地震
 誰か教えてください~震度判定に関する疑問 
 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
パエトーン (漂瓶)
2011-04-21 21:05:47
この震災からの一連の件であらためて国ってやつのつくづくっぷりにどっから怒ればいいのかすら個人的にはわからなくてそれにまず怒ってる状況ではありますが、まず何よりも連中の単純な日本語としてのおかしさから「ああこれがどっかのコイズミが言ってた教育水準の高い国ですか」といった心持ちです。

2年弱くらい前にHPのほうを発見させていただきましてちょくちょく覗いております。はじめまして。

以下は友人の日記からのコピペです。

山岸涼子の反原発漫画「パエトーン」が
電子書籍の形で無料公開しております。
作者の意向だそうです。

↓こっから
http://usio.feliseed.net/paetone/



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>パエトーン (レイランダー)
2011-04-21 23:39:44
漂瓶さん、はじめまして。
「パエトーン」電子版、教えてくださってありがとうございます。実はこのマンガ、リアルタイムで僕は読んでます。今はあるのかな、ASUKAっていう少女マンガ雑誌で。
山岸涼子が特に好きだったわけではないですが(それでも『日出処の天子』は結構ハマッた)、このマンガは異色の社会問題ネタだったんで、鮮烈に憶えてます。広瀬隆の「危険な話」は読まなくても、この「パエトーン」で読んだ気になってしまえるという(笑)、便利な短編でした。
しかし今読み返してみると、あらためて予言的なイメージの正確さに驚きますね。それと、この当時はまだ全国で36基だったんだなあ、という…。
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戦中 (talkingdrum)
2011-04-22 14:35:41
こんにちは。

現状は敗戦後というより、まだ戦中でしょう。


戦艦大和が沈んで、沖縄戦でたくさんの市民が殺され、敗色鮮明なのにずるずると決断を遅らせ、国体護持を狙いつつ、国民を動員して竹やり訓練みたいに”節電”をやらせている、というような。

このまま進むと、広島長崎のような、本物の悲惨な敗戦を迎えることになる。

そんな戦中にまだいるのだと思います。
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>戦中 (レイランダー)
2011-04-22 23:30:18
talkingdrumさん

ご無沙汰でしてます!すっかりひどい世の中になりました。

今の状況は、原発震災という決定的な出来事が既に起きてしまった、もうこれまでの行き方ではダメだという審判が下った、と思う人にとっては、再スタートのための「敗戦」だと思います(戦争をとめられなかったという意味でも)。石橋氏の言葉はこの意味でしょう。
この期に及んでまだ原子力政策の延命を積極的にしろ消極的にしろ当て込んでいる人達、あるいは事故がまだ終息していない、まだ悪化している最中だという自覚のないまま楽観論で突き進んでいる人達の有様は、確かに「戦中」の方がしっくり来ますね。
ただし、騙されたやつには騙されたなりの責任がある、ということをわきまえるべきだという意味では、推進派も非推進派も、同様なのだと。ここでの伊丹万作引用の力点は(自分では)そこにあるつもりです。
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既に敗れている戦中 (talkingdrum)
2011-04-23 01:00:03
こちらこそ、ご無沙汰してます。

おっしゃることよく分かります。

でもやはり、浜岡を始めとして次がくる前に止められなかったら更に悲惨な敗戦になることが見えるだけに、戦中という感覚から抜け出せない自分がいます。

その一方で、高円寺のデモ(僕も行きました)なんかみると、本当に敗戦しきる前に騙されてたことに気付いた人がこんなに出て来たよ、という驚きもあります。

伊丹万作の言葉を、戦争が終わりきる前に騙されていた事に気付いた人達を鼓舞するための言葉として読む事は出来ないだろうか、なんてことを思っています。

Rumi@高円寺デモ http://youtu.be/CmgUUxyi6jY
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>既に敗れている戦中 (レイランダー)
2011-04-23 22:07:54
高円寺にいらしてたんですか。なんかすごく嬉しいです。

確かに浜岡その他、「次」の可能性を考えると、敗戦でもありまだ戦中でもあり、というのが本当のところかもしれません。石橋教授にしても、東海地震説の言いだしっぺの一人にして、浜岡訴訟の証人です。
また「震災ファシズム」をどう回避するかという観点からは、やはり「戦中」という意識も大事だと思わざるをえませんね。
重要な視点、ありがとうございます。
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