著名なイスラエルのピアニスト、ダニエル・バレンボイムがパレスチナ名誉市民権を得るというニュースに続いて、今月二度目のパレスチナからの良い知らせが23日にあった。イスラエルによる封鎖でオープン・エア・プリズンと化していたガザから届いた、南端の町ラファのエジプトとの国境の壁を、パレスチナのレジスタンスのグループが爆破・開通させたという、わお!なニュースである。 . . . 本文を読む
問題はそんな連中よりむしろ、グリーンピースのやるような非暴力の直接行動を、いわゆる「テロ」ではないにしても、心情として受け入れ難い行動、平和的でない、“やりすぎ”の行為だと感じる人間が、さらに多いことだ。 . . . 本文を読む
要するにこの連中を突き動かしているのは、「日本人なら日本を一番大事に思う。それのどこが悪い?」という類の幼稚なアイデンティティに過ぎないのではないか。対象が捕鯨だろうと何だろうと、結論は何も変わらないのではないか。 . . . 本文を読む
「殺したら殺される」、この素朴な倫理的視点に罪はない。どころか、空想してみてほしい、もしこれが本当に人間界の法則ならば、つまり自然の法則のように、自動的に「罰」として人間に与えられるならば── . . . 本文を読む
…イランという、ある意味「今注目の」国を舞台にしていることで、その特殊性にばかり目が向いていれば、例によって「大変な国もあったもんだ/日本の私達は恵まれてると思いました」みたいな結論で終わってしまう。だけど、マルジの物語の重要なポイントの一つは、彼女がイランにいてもヨーロッパにいても「異邦人」である、という自覚を引き受けるところなのだ。 . . . 本文を読む