ROUTE1100

ROUTE 1100へようこそ!
道はひとつなり・・・・・BY 中央花卉

四万十の利休草

2017-06-06 | Weblog

週末は高知県四万十へ行ってきました



まずは高知竜馬空港に降り立ち
そこから高知市内へ移動



特急あしずりに乗り込み
一時間の旅です



四万十といえば一番先に思い出すのは

やっぱり、、美しい四万十川ですよね



これ、、

最後の清流にかかる橋

沈下橋(ちんかばし)

津野町不入山に端を発し
中土佐町、四万十町、四万十市を流れる四国最長の大河(全長196km)
『最後の清流』として知られ
火振り漁や柴づけ漁など現在でも伝統的な漁が行われている

上流から下流に数多く残っている沈下橋は
欄干がなく川の増水時に水面下に沈むことで流失しないように作られた橋
今も住民の生活道であるとともに、四万十川の風物詩となっている
(よさこいネットより引用)




沈下橋は文字通り
沈んでダメージを受けない為の作り

昔は木造で造られていたそうですが
現在はコンクリートの頑丈な作りが施されているとの事です




さて、そんな美しい景色の四万十川流域から少し離れた場所に

今回訪問した利休草の専作農家・武山さんの圃場があります。



こちらが武山さん




背が高くとってもダンディな方です

現在、1500坪を超えるハウスがあり、そのすべてが利休草!
利休草一本で生産をされている方に初めてお会いしました。



今や、ブライダルからギフト、装飾まで
幅広く使われているアイテムですが

古くは、百部(びゃくぶ)という名前で江戸時代に中国から到来した後
漢方や殺虫剤などで薬用栽培されていたのが始まりだとか




そんな武山さんの圃場は
夏秋出荷体制と、冬春出荷体制をこなし
通年での販売です。

なんとなく南国のイメージがあるため冬は温暖かと思いきや・・
なんと氷点下は当たり前だそうです・・

想像以上の冷え込みに驚きであります





絡んだツルを解くのはコツがいるようです・・



手際よく選別されていきます。





武山さんの花き生産は
かすみ草から始まりスターチスへと移行されたそうですが
どうにも上手くいかず、困り果てていたところ利休草と出会ったとの事

植え替えの必要もなく、株養生に掘り上げもない
これまで生産していたどの品目よりも楽ではあったが・・・
始めて数年は思い通りにいかず試行錯誤の日々が続いたそうです

一つ一つ解決して行く中で、利休草の特性が理解でき
理想の物が採れるようになりました


時折、東京に出向いては自分の思う丈や固さが、使い手には必要なかったり・・
作り手の想いだけでは売れない物もあると痛感されたそうです。



葉の色や葉っぱの大きさをニーズに合わせていくのは大変だけど
現場で話を聞くことで修正が早く出来る・・


今後も設備を増やし周年での安定供給を目指していきますと。





丸葉利休草

試作品を持ち、大田市場の仲卸通りを歩かれていた武山さんにお会いしたのは昨年のマルシェ

立ち話で盛り上がり
本格的に立ち上がったら売ってみてくれないかとの約束を交わしました

それから一年あまり、ようやく丈も取れるようになり出荷が始まるとの連絡を受け
今回、高知に飛んで行った次第です!



まんまるの葉っぱを見ていると・・
何だか創作意欲が湧いてきませんか?



通常の利休のようにツルはありませんが
葉や茎の柔らかさはほぼ一緒
日持ちも問題ありません!



四つ葉と三つ葉があるようですが・・

その分かれ目は今研究中だとか



まだそれほど量は多くありませんが

月、水の2回、定期品目として販売してまいりますので

宜しくお願い致します。




良かった点、要改良点などなど・・

使われた感想をお聞かせください






丸葉のほかに、通常の利休も定期販売していきますので
こちらも是非ご利用ください!!






武山さん(中央)左端が奥様、右端が息子さんです。


お忙しい中ありがとうございました!



















nakaya
 


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2017-06-02 | 沖縄県


5月31日 沖縄・恩納村にて
太陽の花 生産者大会が行われました。





恩納村コミュニティセンター
500名収容可能なホールです。


葉物と菊の生産者が150名が集まりました
北部の方や南部の方を考慮して、丁度中間地点で行われるのが定例との事
昭和村の菅家さんも来場されました。菅家さんブログ


生産計画集計報告のあとに
講演が行われ、私も仲卸目線でのお話をさせていただきました。

「花き生産の現状と今後、太陽の花はどう取り組むべきか」

・東京フラワーポート 執行役 粕谷英樹様
・なにわ花いちば 営業課長  園 公一様





「葉物・熱帯花卉類の現状と、太陽の花に期待する事」
・中央花卉 中谷隆敏


                                (菅家さんブログより)


                               (菅家さんブログより)


大きな流れのお話は卸の皆様にお任せし

実需者目線に近い、仲卸から見える現状で構成させていただきました


最近のお花屋さんの状況やデザインの傾向をご紹介し、
その中にどのように葉物が使われ、変化をしてきているのか

どのような葉物が好まれているのか
輸入物との違いは何か・・

弊社の定期販売の実例をご紹介
当地の谷渡り、タマシダ、山採り品の取り組み
出会いから低迷期の打破、支持されてきた理由

丁寧な販売・・使い手にいかに浸透させていき
固定客をどのように獲得するか
などです。


大きな話や高い理想論を語ることは出来ません
更に、、話下手が手伝って・・
気の利いた言葉など言えるはずもありませんが・・

日々、地道な作業の繰り返し
沖縄に向き合って売り続ける姿勢

ここは胸を張って伝えられるのではないかなと感じました

年間定位置で定数量販売というのは簡単なようで難しいものです。

しかし・・
この10数年
畑で出会った皆様の顔を思い出しては販売の繰り返し




















おかげさまで定番品となったものも多数ございます。


短い時間の中でうまく伝わったかどうかわかりませんが・・
合格点をいただけたら幸いです。


戻りました本日から
また積み重ねの始まりです・・

頑張りましょう!




ご関係者の皆様
ありがとうございました。













nakaya


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終わりと始まり

2017-05-14 | Weblog



母の日直近の仕入日、金曜の店頭は
早朝から多くの方の来場があり、賑わう仲卸通りでした。



昨年11月より定期販売しておりました
和歌山のかすみ草は、この日を持って終了となります。

一昨年、物日の度に異常な高単価を出したかすみ草
今年は、年末以降の物日は落ち着いた中で推移していきました。

ある意味、正常かつ健全な取引であったかと・・

激しい高単価は、チョイスから外れてしまい
物日が終り相場が終息しても、チョイスから外れたままという現実があります。

まずは定期的に使っていただく事
大事ですね・・

このあと一ヶ月ほど空白の時間がありますが
6月下旬頃には高冷地、昭和のかすみ草と田島の染めかすみが始まりますので
ご期待ください!




終わるものあれば始まるものあり

千葉県南房総、青木園芸のアジサイがいよいよスタート!







毎年作柄を調整し、その時のベストを追及する青木さん

今年の作柄は、始まりながら花型も大きく
オリジナル品種の投入もされております。

初日からこんなに素晴らしくて・・最盛期はどうなっちゃうの!
って思うほど素晴らしい立ち上がりです。

まずはフレッシュ系からはじまり徐々に色が乗ってきますよ

今シーズンも青木園芸のアジサイを宜しくお願い致します!




モワモワの可愛い子も本日初出荷

静岡、和歌山、愛媛
順次出荷量が増えていきます。

こちらは季節商材
6月中が最盛期なのでどうぞご利用ください!



母の日当日
天気も回復し良かったです・・・

花屋さん
もうひと頑張り・・ですね







nakaya


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プチパール

2017-02-09 | Weblog

3年ほど前に初めてその荷姿を拝見し、感動したのを覚えていますが

改めて手にしてみると・・・再び感動してしまうのです


千葉県南房総・金井園芸さんの

小さなかすみ草 プチパール



一重咲きの極小輪
柔らかくなく茎はガッシリタイプ



他のかすみ草ではありえない
満開咲きでの出荷となります・・

数年前、市場での評価は今一つだったような記憶があります

買われた方も日持ちが悪い・・とか
一回使ったらいいかな・・とか

様々な意見を聞きましたが

時代が少しずつ変わってきたのか
用途が広がってきたのか・・
大輪種かすみ全盛時代の終わりをしめすものなのか・・

店頭の反応違いを感じます



元々かすみ草の生産者ではなく
草花のプロ、金井さんの作られたかすみ草

どことなく草花風な感じがするから不思議です

先日行われた南房総のイベントでお話をお聞きしましたが

こだわりギュッとつまっていそうです・・・




金井さんのプチパール

常設かすみ草コーナーからちょっと外れた場所で販売しております・・

その可愛さに触れてみてくださいね


nakaya


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柴田花木園へ行ってきました

2017-01-26 | 茨城県

今年も花木の生産者
茨城・柴田さんをたずねてきました



日の出前の気温は・・なんとマイナス8度・・
放射冷却でグングン冷え込みました。

畑に着いた頃には2度ほどでしたが、北風が更に体感温度を下げます




寒さに耐えながら・・・今年の桃の出来具合をお聞きしました



今年の桃はいかがですか?柴田さん・・

「全国的に9月頃の天候不良で影響が出てきているけど
桃に関しては、12月頃の天候を重要視しているので
それほどダメージは受けていないね~
雨もそこそこあったし、気温も例年並みの寒さが入ってきてっから
いいじゃないかい」

「一昨年の20度を超える12月からすると、順調そのものだね」

「このところ一気に冷え込む事で、休眠打破され花芽が活動始めてくるんだよ
花付きの良い桃に仕上がるよ・・」



そういえば・・一昨年の12月は半袖で作業されていたと聞きました





長年切ってきた桃の木は、傷を修復しながら新しい枝をだし
その光景はまるで彫刻の様・・

枝にストレスを与えることも必要と

長年の花木に向き合ってきた柴田さんの技術と勘が
桃のベースをつくり出しています




70cm束、80cm束、メーター越えのもの
どの枝を切ればどれだけの束数が作れるか

しっかり頭に入れつつ、20ッ箇所にも及ぶ畑を歩きまわり

1月下旬より切り込みが始まります。





それぞれの等級に束ねが終わると
いよいよ室に・・・

花ムラの懸念があった去年からすると
今年の桃の出来上がりは想像が出来るとの事です


目が届く範囲での作業を重視し束数も限定
だからしっかり良いものだけを作り込む

それが柴田流の極意なのですね・・







全国に先駆け
二十数年前から
小束で勝負してきた柴田さん


着実に築き上げてきた信頼は
毎年リピーターを増やし

皆さんの支持を集めております


咲いて長持ち
品質第一の柴田ブランド


例年通り・・・
減農薬での製品化を更に強化。
畑では最低限の量にとどめ、室(むろ)入れ時の薬を一切使用しておりません。
今年も食品コーナーの陳列にも準備万端です!!






締切間近!


今年もこだわりの柴田花木園の桃を宜しくお願い致します。










nakaya


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新春

2017-01-01 | Weblog

新年あけましておめでとうございます


本年も宜しくお願い致します




平成29年度 元旦


株式会社 中央花卉











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千両市2016

2016-12-18 | Weblog

本日、千両市が行われました。












千両入荷数 267,770本
昨対 118%

台風などの大きな影響もなく
葉も花も良好な生育で、

3年前の出荷本数にほぼ近づきました。

前日下見の印象は・・・
上位から下位まで、近年なく良い出来と感じました




さてセリの方は・・・



約2割増しの安心感から焦りのない展開

上位の下げはありましたが、下位等級はねばりつ終了。

苔梅、苔松は全体的に少なく
終始単価維持のまま進みました



葉の色もよく
実付きもばっちりです!!

出来も単価も更によし!


久々の上物を是非、ご堪能ください・・・










さあ、決戦weekの始まり

明日の仲卸街道は
千両でいっぱい!

皆様のお越しをお待ちしております!!







nakaya


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松市2016

2016-12-11 | Weblog

晴天の寒い朝

本日、松市が行われました






前日相対の方法が今年も変更

流れがつかめないままの松市となりました・・



若松  昨対101%
門松  昨対85%
からげ 昨対90%
根引き 昨対90%

本年の作柄は、夏の高温と干ばつ
秋口長雨の影響で根腐れなどにより入荷減少

カラゲ松は高温障害のため減少。

大王松は一部間に合わない産地あり・・・




セリはどうでしょう





門松から始まると思いきや・・

各レーン1等からの開始です

下位等級の品薄から、単価も落ちず早い流れの展開
1等から3等まで価格差が無いほどでした

筋物以降も大幅な下げもなく終了





夏の高温と秋の長雨は毎年のキーワードになっております

産地の高齢化と天候不良

解決できない現状に、相対やセリのあり方が変わることは避けられない事


セリで安く買おうなんて時代が
終わりつつあるのかもしれませんね・・




明日の仲卸街道は

まず筋物の抑えから行くことをお勧め致します






nakaya


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飛騨マム2016

2016-10-20 | 岐阜県

今年も
岐阜県高山市、飛騨マムの産地に行ってまいりました



高山に到着して一番先に目にする建物・・

リニューアルされた駅舎は木組みで造られたかの様な
和モダンの美しいデザインです




訪問時は10月二週目

紅葉が遅れているようで
山々がようやく色づき始めたところです

この夏以降、干ばつからの長雨の影響で
作物のスケジュール、出荷量が大幅に乱れているとか

稲刈り時期が遅れたり・・
野菜が不足したり・・


全国的な夏の異常気象の影響は、現在の市場状況を見ればわかりますね


高山管内の菊の出荷も例年通りとはいかず
葉の病気など多く、大変苦労されたとお聞きします。


輪菊出荷も一段落され
少し遅れは出ましたが・・いよいよ飛騨マムの出荷が本格的になってまいりました。


連日、facebookやInstagramなどで
飛騨マムの素敵な写真があふれていますね

そんな素敵マムをつくり出す
少数精鋭の生産者を訪ねてまいりました・・

※皆さんの詳細と作りに関しては過去のログをご参照ください。


まずは野谷さん



天候不良で出荷の谷間となった野谷さんの圃場は
次の出荷を待つマムがいっぱいです



白露時雨は秋バージョンに突入
2年前に登場して以来、ブーケなどにも使われる素材になりました・・
大型のマムとは別に、変わり咲き需要を発掘した感がありますね




秋時雨は更に赤く育っております。



ピンポン、糸菊系、巨体輪系、試作品などなど目白押し!







迫力満点の花魁(秋バージョン)もこれから出てきますのでご期待ください



続いて・・小坂さん




夏の干ばつで井戸の水まで無くなられたとか

その後の長雨で一気にやなぎ化してしまった物も多数あったとの事

やりにくい夏だったよ・・と



タイガは立派に育ち
出荷タイミングとなりました・・・





人気のエポックもガッシリ立ち上がっていますね

トムピアーズ、レオン、エイリアン・・
この後も続々登場致します。






花を見つめる小坂さんがあまりに絵になるので・・
ついついシャッターを押してしまいます(^^)








最後に・・・
岩水さんの圃場


まずは咲き誇ったマムをご覧ください









天候もよく、次々咲いてくるため
この日の出荷量は100ケースになる予定だとか・・

夕方から切り始め、選別、束ね、梱包作業が終わるのは
深夜になる事が多いとの事。

今シーズン新規で入れたマムも
咲いてみると葉が悪かったり、花が今一つだったり・・
順調な事ばかりではありません・・

天候やら病害虫との格闘の日々とおうかがいしました



ハウスで咲く季咲きのエポック

花も茎も全てが別次元で驚きます




グリーンレイジもさらに一回り大きくなった気がします・・・







エイリアン

初年度のインパクトはやや薄れてきましたが
それでも独特な色目が魅力です(^^)




12月まで出荷が続きます










出荷最盛期をむかえてきた飛騨マム

一日一日温度が下がり
標高700m近いマムの産地は本格的な秋に・・

寒暖差で更にガッシリ感が増す事と思われます



菊のカテゴリーを抜け出し

マムの可能性,魅力を提案した商材は

いつもの場所で毎日販売中!




是非、売り場にお立ち寄りください。





関係者の皆様
ありがとうございました。






















nakaya


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IFEX2016

2016-10-14 | Weblog



IFEX(国際フラワーEXPO)が幕張メッセにて開催されております。


ガーデンEXPO(GARDEX) 道工具、作業用品EXPO(TOOL JAPAN) 
 農業資材ワールド(AGRIWORLD)、次世代農業EXPO、6次産業化EXPO
6個のカテゴリーが合体した展示会。

6次産業化が新たに加わりました。





昭和花き振興協議会のブースには
JA会津よつばのコーナーがセットされております。

立川部会長、本名様が担当されております。



今年の装花はTilt Flowersさん
出産祝いをイメージしました。











日比谷さんのブースでは
新たな葬儀の提案がされております。



棺桶も装飾棚も全て紙で出来ております。


















































限られた時間ですべてを見ることは不可能ですね・・・

IFEX2016
本日まで開催です。


nakaya


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