中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

何が彼女に貞操を売らせた?

2022年09月01日 | レトロ探偵団

 必要があって昔の新聞記事のコピーを取ってきたのだが、ふと、下の方を見たらこんな見出しが目に入ってきた。

 何が彼女に貞操を売らせた?
 見よ無貞操時代!
 「家のため親のため」が一番多い
 四百八十名の統計に見る


 昭和5年8月15日の横浜貿易新報に載った記事である。昭和5年から6年にかけて日本経済を危機的な状況に陥れた、いわゆる昭和恐慌の時代だ。
 横浜の歓楽街で売淫をせざるを得ない女性たちを取り調べた結果、「家のため親のため」が一番多かったという。その内訳は、
 家の貧乏を救いたい…129
 両親の病気を救いたい…55
 失業の結果生活難のため…47
 夫に別れ途方に暮れて…42

 あわせて273人である。調査した総数が480人なので、半分以上を占めている。
 記事では某署としか書いていないが、これはおそらく伊勢佐木署だろう。昭和4年で480人ということは、5年、6年では相当な人数に昇っていたのではないかと思う。
 
 時代は次第に戦争へと近づいていく。 


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2 コメント

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そんなに?! (冬桃)
2022-09-01 19:33:27
「實父」や「兄」との不倫関係というのが
ショッキングですねえ。
で、冒頭の「友愛結婚」「「女権独立」「産児制限」
を記者はどう評価しているのか。
なんだかよくわからない文章で……。
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Unknown (管理人)
2022-09-03 14:12:03
>冬桃さん
「友愛結婚」「女権独立」「産児制限」から、
どうして「エロ」「グロ」「無貞操時代」につながるのでしょうか。
昔の新聞記事は文章がヘンで読みにくいです。
しかも、段が変わって飛んでいく先を探すのに「苦労したり…
返信する

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