中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

「南粤美食」の広東式酢豚が旨かった

2017年08月22日 | 中華街(開港道・広東道)

 開港道にある小さな中華料理店「南粤(なんえつ)美食」。昨年の6月にオープンして以来、だんだんと認知度が上がり人気も出てきたようだ。

 そんな店に昨日、久々に訪問。前回来たのが4月だったから、ほぼ4か月ぶりである。
 ドアを開けた時間は午後2時半頃だったろうか。昼どきのコアタイムを外しているので先客はゼロ。これなら静かに食べられると思いちょっと嬉しくなったが、どうもご主人の雰囲気が良くない。

 ここの店主はいつもにこやかで、ドアを開けるとニッコリと微笑んでくれるのだが、この日は違った。
 食材を届けに来た業者もそう感じたらしい。
 「どうしたの、おとなしいじゃない。調子悪いの」と声をかけていた。

 そうなのだ。いつもの笑顔がないだけではなく、ずっと無言なのだ。
 どうしたんだろう……

 ≪頭痛か? 熱中症? それとも夫婦喧嘩か?≫

 まあ、いいか。気にはなるけど、まずは注文だ。
 ということで、ランチメニューから「広東式酢豚」(700円)を頼む。

 注文してからアッという間に出てきた。ここのご主人の調理は本当に早い。作り置きを温めているわけじゃない。ちゃんと最初から作っているのだ。

 そして旨い!


 昨年、私はここのランチで「酢豚」を食べているが、今回のはメニューに「広東式酢豚」と書いてあった。
 何が違うんだろうか…そんなことを考えながら食べ進む。
 あいかわらず火の通り具合が素晴らしい。野菜のシャッキリ感といい、肉の柔らかさといい、これはなんだろう。火と鍋、そして食材の性質を知り尽くしているんだろうね。

 美味しさの決め手は、どやらこのタレにあるようだ。
 ≪うちでも真似してみたい…≫なんて考えていたら、横のテーブル席でマカナイ料理を食べていた店主が話しかけてきた。

 「久しぶりね」
 「そう、しばらく来れなかったからね」
 「どう、美味しい?」
 「美味しい! 広東式って何が違うの?」
 「醤油、砂糖、酢~~~」(あとはよく聞き取れず)

 そういえば、昨年食べた「酢豚」にはパイナップルが入っていて、甘酸っぱい感じだったが、今回のはパイナップルが入っていないし、酢の量も少ないので甘じょっぱい。といっても「しょっぱさ」はかなり控えめだ。
 それにしても美味しい♪


 これは昨年食べた「酢豚」。参考までに載せて置くね。


 さて、2杯目のご飯を注文した時、店主が再び声をかけてきた。

 「雲呑麺、始めたよ」
 「ああ、あれね」
 「そう、香港海老雲呑麺」
 「今度来たときは、これにするね」
 「ちょっと高い、でも美味しいね」

 どうやら、雲呑麺が最近のお勧めのようだ。
 ミサイル超獣さんのところで見た、あれね。
 なかなか旨そうだ。やはり次回はこれかな。


 「聘珍茶寮」の「えびワンタン麺」。

 

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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-08-22 16:42:48
あらら美味しそう🎵
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Unknown (管理人)
2017-08-23 06:07:36
>Unknownさん
美味しかったです♪
返信する
酢豚…盲点です (ミサイル超獣)
2017-08-23 21:46:56
一風変わったものに引き寄せられがちなタチの為はなかなか手が伸びないのですが
今度頼んでみよう
返信する
私も (管理人)
2017-08-24 05:25:52
>ミサイル超獣さん
普通っぽくないのを頼みがちですが、
此のスブタは美味しかったです。
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