石焼きいもからアイスクリーム

石焼き～いも～、焼いも～ッ！ 　石焼き～いもは美味しいな～♪ 　石焼き～いものホッカホカ～ 　早く来ないと行っちゃうよヨ～ 　木枯らしが吹く寒い夜、遠くから焼きいも屋のスピーカーの音が聞こえてくる、なんていうのは子供のころの想い出だけだと思っていたら、あろうことか現代の中華街にもそれが存在していた。 　ただし、昔と違うのはリヤカーではなくミニトラックでの販売だ。それでも、こんな焼きいも屋が近づいてくると、我慢できずに下駄を突っ掛けて民家から飛び出してくるおばさんを何人か見たことがある。 　やはり焼きいもを買うのは、昔からおばさんと相場は決まっているようだ。 　ところで、中華街における石焼きいも販売はこんなミニトラだけではない。 　最近はどうだか分からないが、昨年、南門通りにオープンしたこの八百屋でも石焼きいもを売っていた。 　これを見たのは寒い季節だった。ＧＷを過ぎたこれからはどうなのかな、まだやっているのかもしれないが…… 　 　初夏といえばこれだね。 　そう、アイスクリーム屋さんだ。 　むかしは山下公園にたくさん、こういうおばさんが出店していたよね。 　でも最近はそういった方々は公園から排除され、ほとんどが廃業したと聞く。 　もしかしたら、この方が最後に残ったアイスクリーム屋さんなのかもしれない。 　今度見かけたら、一つ買ってみようかね、なんてことを考えながら「一楽」へ。 　アイスクリームではなくビールで喉を潤そうということだ。 　適当にみつくろって頂いた酒肴。 　炭火焼チャーシューは文句なく旨い。 　皮付き焼き豚の表面はカリカリだ。 　キュウリと人参の酢漬け。中華風ピクルスだな。 　季節のホタルイカ。（言い忘れたが、ここを訪問したのは４月の上旬だ） 　エビ。そしてクラゲ。 　複数で呑むなら一品料理を３皿とかになるけれど、単独一献の場合、料理を頼むとちょっと多すぎる。 　やはりお一人様なら、こういう酒肴が最高だね。　 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね