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オープン当初は麻婆豆腐+ライスというランチだけだった「辣」。それが数か月前から日替わりランチを提供するようになった。 しかし、その値段は、なんと1000円! スープも杏仁豆腐も付かずに! 料理1品とライス、小鉢だけで1000円なのだから、これは相当美味しいに違いない、と思ってはいたものの、なかなか食べに行く機会がなく、そのままになっていたのだが、ある人から貴重な情報をいただき、急遽、日替わりランチを食べに行くことになった。 その情報とは、 「辣」が店を閉める。 で、とにかく急がなければ、と思い立ったのだ。 その日の日替わりメニューは「えび、イカの海鮮炒め」。 注文してからテーブルに運ばれてくるまでが、やたら長かった。一番乗りの客だったので、他のものは作っていないはずなのに、17分くらいかかった。注文を受けてから、じっくり作っているのだろうね。 そして出てきた料理を見てビックリ。量が少ないのだ。いつもボリュームたっぷりのランチを食べなれているメタボにとって、このメイン料理は添え物の小鉢のように思えたくらいである。 だが、ひと口頬張ると… 美味しい~! いい素材を使っているのだろう。エビがうまい。ホタテがウマイ。イカが旨い。 さらに、海鮮炒めでは脇役となる野菜類が充実している。パプリカが甘くて美味しい。アスパラガスは極太なのに柔らかく、これの本来持っている旨みが十分に引き出されている。そのほか、セロリ、エリンギ、椎茸、ネギも少量ながら、ものすごい存在感のある引き立て役を演じている。もちろん決め手となる味付けは抜群だ。 小鉢、これも少量ではあるが、手間ヒマかけて作ったであろうことがよく分かる。 最初は料理が少ないと思ったが、これなら1000円でも十分納得のできるランチである。 ![]() しかし、この店の真骨頂は麻婆豆腐ランチ(850円)だ。 ヘルシーな豆腐と牛肉の旨みが、唐辛子と花山椒の辛味をまとっている。ご飯は低カロリーの長粒米。その上に麻婆豆腐を載せて口元へ持ってくると、ご飯の香りと混じった花山椒の芳香が、鼻先に漂う。 これを口の中に投入すると、麻辣な味わいが一気に駆け巡る。痺れるような辛さが、たまらない。そして、汗が噴出してくる。すべての汗腺が開いて、余分な老廃物をきれいに流してくれるような気がする。 やっぱり、ここの麻婆豆腐は美味しいわ~。 「辣」はお客さんにも特徴が見られる。それは、みなさんお洒落で、センスも良く、どことなく元町の雰囲気を感じさせる方が多いのだ。 この日も、私の横にイケ面&美女の若夫婦が座っていた。二人とも上着からズボン、スカート、靴まで、カジュアルなスタイルながらピシッと決まっていて、中華街を歩くより元町あたりを歩くほうがお似合いのようだった。 その夫婦が連れているお子さんも、超可愛かった。まるで雑誌のモデルのよう。もしかしたら、どこかの劇団の子役なのかもね。 そんなお客さんたちだから、あまりデブは見かけない。ほとんどスマートな方々ばかりである。この店に来るお客さんを体重別にランクしたら、私など西の横綱か東の大関だろうね。 美味しい料理、素敵なお客さんたち、スタイリッシュな店内…こんな良い店なのに、今年一杯で閉店してしまうなんてもったいないよなぁ。 この「辣」がオープンしたのは2004年11月。あれから4年か… ![]() 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ ![]() |
ずっと赤字だったんじゃないでしょうか。
平日はスタイリッシュな客であふれているのかもしれませんが、
休日の客は他店と差はありませんでしたし、そもそもあまり客をみかけませんでした。
2006年2月に改装した頃から私はここには行かなくなりました。
2面ガラス張りで外から丸見えというのはほんとに敷居が高いです。
安楽園の方が気軽に入れちゃうくらいですね。
辣は麻婆豆腐が美味しくて結構通い詰めましたが、
休日のランチをやめてからは行かなくなっちゃいました
夜もお客様の姿を見かけなかったので、いつかこの日が来るのではと思っていましたが。。。
麻婆豆腐が美味しかっただけに残念です。
たしかに、あのガラス張りは…
かたくなに、あのスタイルを貫いたのですね。
次は違うところではないでしょうか。
よく分かりませんが。
もったいないです。
ガラス張りをやめて、客席も多くすればいいのになぁ…なんて勝手に思っちゃいます。