茶碗蒸しが嫌いな人って、いるでしょうか。 皆さんからアンケートを採ってみたら、たぶん100人中90人は「好き」と答えるはず。 残りの10人は卵アレルギーの人とか、本体の中に埋没している銀杏がダメという人かな。 でも、私なんかプルンプルンとした玉子の中から、いろいろなものを発見することに面白さを感じる。 あの食感や旨みもさることながら、具が中に隠されているところがいいのだ。 「わー鶏肉を発掘したぞー」とか、「あったあった、ナルトが出てきたぁ」なんて、いちいち感心しながら食べている。 そんな茶碗蒸しが似合う場所といえば、小料理屋が真っ先に思い浮かぶ。 できれば白木のカウンターに置かれていてほしい。 小さなレンゲでそっとすくい取り、舌の上にのせじっくりと味わう茶碗蒸し。 これに合わせて呑むのは、「酔仙」の純米酒だろうね。冷やでもいいが、ぬる燗の方がぴったしかもしれない。 前置きが長くなってしまった。 茶碗蒸しというのは穏やかで優しい“和風酒肴”の貴族みたいなものなのだが、そんな茶碗蒸し界に風雲児が現れた。 場所は横浜中華街「一楽」である。 正式な名前は「中華風茶碗蒸し カキの辛味ソースがけ」。 その雄姿が、これだ! 運ばれてきたときは、なんかの間違いじゃないかと、改めてランチのメニュー表を手に取ってしまったほど。 まるで、「牡蠣入り麻婆豆腐」といった感じだ。 で、まずは牡蠣を一口齧ると、プックリした胴体にス~ッと歯が入っていく。その断面はまるで絹織物のよう。 続いて、上にのっているタレをご飯にかけて食べてみる。これは、もう牡蠣香味入り麻婆豆腐丼と錯覚してしまうほどだ。 店内の周囲を見回すと、かなり多くのお客さんたちがこれを召し上がっておられた。 でも、「これのどこが茶碗蒸しなんだ~」なんて叫ぶ人はいない。 そう、この「カキの辛味ソース」の下には、蒸された卵液が大量に隠れていたのである。 これは茶碗蒸しというよりも、大皿蒸しというべきだろうね。 その地下埋設物をほぐし、辛味ソースを混ぜてご飯の上にのせて食べると、大汗必至。 これはもう茶碗蒸し界の風雲児だった。 旨し。 ところで… これは以前、「一楽」で食べたランチの「海鮮入り茶碗蒸し 麻婆ソースがけ」。 今回のは、これをさらにバージョンアップさせたような感じだった。 なんとなくプリンのようにも見えるなぁ…… ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
実は一楽は未訪なので、上海蟹と合わせて味わってみたいものです。
ワシも茶碗蒸しはフツーに好きですが、我が兄は偏執的に茶碗蒸しが好きだったので幼少の頃は力関係でイロイロと搾取をされておりました(笑)
これ食べました。
先週一番驚きのランチでした。
出てきて、牡蠣入り麻婆豆腐?
と思ったのです(それでもいいですが)。
ちょっとほじると下の面がでてなるほど。
料理人のアイディアすごいです。
一楽の中華茶碗蒸しも美味しそうですね。是非食べてみたいです(^^)
今週末、久々に横浜に帰ります。中華街でまったりする予定です(^^)v食べるぞ~
辛い茶碗蒸しでした。
これは過激派ですね。
同じものを食べていますねぇ。
昨日も同じだったし…
久々の中華街じゃあ、
あれも食べたい、これも食べたいになってしまうでしょうね。
楽しく悩んでください。
お皿蒸し?
名前はどうでもいいです。
食べてみたいな~。
麻婆豆腐の豆腐を茶碗蒸しの卵液に換えたような感じです。