中区本郷町でちょっとした会議があり、それが終わったあと参加者は本牧の薬膳中華「香(しゃん)」のランチを食べに行ったのだが、私は午後からも関内で打ち合わせが予定されていたため、残念ながら皆さんと別れて徒歩で元町方面に向かった。 本来なら「香」のお粥ランチを試してみたかったのだが、方向が全く逆なため諦めざるを得なかったのだ。 本郷町から関内へ向かう道中には、いい店がいくつもある。 肉の「すぎやま」で弁当を買って公園で食べるか、「華香亭」でバンメンを食うか、「李園」のトマトタンメンにするか、あるいは「長白山」のランチにするか…いろいろ候補が浮かんできた。 で、結局は麦田町の「奇珍」でラーメンということになった。 それが冒頭の写真である。 ここのスープはどれも甘い。昔風の味なのだろうが、私としてはもう少し醤油系の辛さが欲しいところだ。 そして太くて大きいタケノコも甘い味付け。でもこれが美味しい♪ なんてことを考えながら麺をすすっていたら、後ろのテーブルに来たお客さんがお店の方にいろいろ聞き始めた。 客:「バンメンって何ですか?」 店:「五目うま煮のラーメンです」 このやり取りを聞いていて、「なるほど」と思った。 だんだんバンメンの謎が解けはじめてきたような気がする。 本牧の「玉家」では、バンメンはカッコ書きで(五目ウマニソバ)と表示している。 また、街角中華さんの情報によれば、野毛の「會星楼」では「うま煮そば」が以前バンメンとして提供していたものだそうだ。 参考に、こちらは「奇珍」のバンメン。かなり甘めの醤油系スープで、麺は細い。 店内にはお店の歴史と写真が掲げられている。それによると… 1917年(大正6)初代が来日。小港に「支那御料理」として店を出す。 1921年(大正10)本牧十二天に支店。この一帯はチャブヤ街だった。 1945年(昭和20)大空襲で焼失。戦後すぐ、店舗跡を接収され麦田へ。 写真を見ると寿司屋もやっていたことが分かる。そこには暖簾も写っており、店名は奇珍楼とある。 奇珍という店名は中国にも多いが、アメリカに接収されていたので、キッチンとかけていたのかもしれないと書かれていた。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
『バンメン』のところに『うま煮ソバ』と書かれてますね。
長白山ですが、先週の月曜(2/16)から来週の月曜までお休みです。奥様が白内障の手術なんだそうです。
あのタケノコは美味しいですね。
あれをテイクアウトしたいくらい。
不思議な麺料理です。
そうでしたね。
「日本橋よし町」もうま煮ソバでした。
バンメン→うま煮ソバ そんな流れを感じます。
「長白山」も家族経営だから、一人欠けると大変ですね。
ここのチャンコー麺、お勧めです。