中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

今年もサンモールのフードフェアは大盛況だった!

2010年04月29日 | おいしい横浜

 エキゾチックな横浜!
 異国情緒あふれるヨコハマ!
 外国人の多い街・よこはま!

 なんて言われているけれど、家の周りを歩いてもそれほど頻繁に外国人と出会うわけではない。
 
 だが、インターナショナルスクールのフードフェアに行くと、そこらじゅう外国人だらけだ。
 もちろん日本人もいるが、なんだか純粋な日本人という感じがしない。皆さん英語を喋っているし、見た目もハーフかと思ってしまうような顔立ち。

 やっぱり、ここはヨコハマだぁ!と嬉しくなってくる。

 ということで、今年もサンモール・インターナショナルスクールのフードフェアに行ってきた。


 まずは、入口で高校生によるジャズ演奏を楽しむ。
 

 ワ~ン、トゥ~、ワン・トゥ・ス……

 指揮の先生がテンポ出しをしかけたところで、後ろからこんな車がやって来た。
 大音量で××党の○○○○がッ~! 云々とやったものだから、とりあえずストップ。みんな苦笑いだ。

 すると、国会議員さんも理解したようで、スピーカーが突然静かになった。音も無く過ぎ去っていった。


 サンモール・インターナショナルスクールと横浜雙葉学園は並んで建っている。設立者が同じなのだ。
 フードフェアで飲み食いする前に、ちょっとだけ学校の歴史を確認しておこう。

 1872(明治5)年、開港後に来日していたフランス人のプチジャン神父の要請により、サンモール修道会に所属する修道女マティルドら5人が横浜へやってきた。
 彼女たちは山手に住み、二つの事業を始めた。そのうちのひとつが、居留地に住む外国人の子供(女子)に対する教育で、来浜した年から10人ほどの少女が通っていた。

 この学校はダーム・ド・サンモールと呼ばれ、カトリックの修道会が始めたのだが、どの宗派の子供でも受け入れていた。これが、現在のサンモール・インターナショナル・スクールの前身である。

 この学校と隣り合って横浜雙葉学園があるが、その前身は横浜紅蘭女学校で、こちらも1900(明治33)年にサンモール修道会が設立している。
 そして1958年(昭和33年)、校名が横浜雙葉に変更され現在に至っている。

 雙葉の正門を入ってすぐ右側の植え込みの中に、「日本サン・モール修道会草創の地」という記念碑がある。
 そこに、こんなことが書かれている。

 「1872年6月28日カトリック修道女としてはじめて来日したメール マチルド ラクロット他4名が宣教と教育事業を始めた本学園発祥の地である  1980.11.3 創立80周年記念 横浜雙葉学園」
 
 ※サンモール修道会:正式には「幼きイエス会」という。本部がパリのサン・モール街にあるのでこう通称されている。


 校内に入ると、美味しそうな匂いが!
 生演奏の音が!
 
 早くも心がウキウキしてくる。


 このケムリがなんともいえない。
 肉を焼いている匂いが漂ってくる。


 まずはチリビーンズからいただく。
 これにライスまたはトルティーヤチップスが付くという。このあともいろいろ食べなければいけないので、ライスはやめてトルティーヤチップスにしてもらった。

 ところが、それが失敗だった。ひと口食べて、思わず「ウッ」と大声をあげてしまった。

 そうだった、今日は朝から口内炎ができていて、それに物が触ると飛び上がるほど痛いのを忘れていたのだ。
 チップの角が触るたびに、「ウッ」「ウッ」「ウッ」とやっていたから、傍にいる人たちは不思議に思ったのではないだろうか。


 おじさんたちのカントリー&ウェスタン。
 なかなか、いい感じだった。


 体育館の中はヨーロピアンフードコートだ。


 オーストリアのコーナー。
 味見をしてみろというので、ちょっとだけ食べてみる。なんだかビールに合いそうだ。


 こんな名前の料理だと。


 肉とベーコンしか入っていないので、なんだか飽きが来るが、それなりに美味しい。
 ビール2本、いってしまった。


 校舎の裏に第2会場がある。
 奥のほうから大音量の音楽が聞こえてくる。


 中東のブースがあると思ったら、ここをやっているのは「アル・アイン」の人だった。


 再び第1会場へ戻る。

 イタリアのブースかと思ったら、ハンガリーだった。
 国旗がそっくりだけど、よくよく見れば縦縞と横縞の違いがある。


 グヤーシュがあるようだ。
 牛肉をたくさんの野菜と一緒にパプリカ粉で煮込んだ、ハンガリーいちばんの名物だ。
 ハンガリーソーセージにも食指が動いたが、ここはやはり名物で…


 パプリカの風味が利いている。
 これは白いご飯がほしくなるような一品。美味しくてスプーンが止まらない。


 牛肉もタップリ入っている。


 続いてスウェーデンのブース。これはアクアビットという40度くらいの酒だ。
 実際、かなりきついが、香草の香りがして美味しい。 


 スモークサーモンのマスタード添え・スウェーデン風肉団子・ディル風味ボイルドポテト・スウェーデン風ニシンの酢漬けなどが載ったプレート。
 ニシンの酢漬けが美味しい! 酒がすすみすぎる。


 フランスのブースで買ったキッシュは食べきれず自宅に持ち帰り。
 後ろはビデオ。サンモール修道会らしく、イエス・イリストの生涯を描いたものらしい。100円!
 
 日本の夏祭りの屋台もいいが、こういったインターナショナルなフードフェアは、それよりもっと楽しい。
 このGW中に、あと2つあるので、皆さん行ってみたらどうだろうか。

 YISのフードフェアは5月2日(日)。
 YC&ACのHawaiian Festivalは5月4日だ。


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コメント (7)    この記事についてブログを書く
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7 コメント

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Unknown (ミサイル超獣)
2010-04-30 13:44:06
一つ目のシチューは二つ目のgのあとにnが抜けてますね。おじさんの書き忘れ?
ブルゴーニュ風牛肉のワイン煮ってことみたいです。

ハンガリーはグヤーシュも美味しかったけどソーセージもメチャ美味しかったですよ!
返信する
誤字脱字は (ふ゛り)
2010-04-30 16:16:37
中華街の「○○面(麺類のこと、画数省略)」や「サンマ面(同上)」「サマン面(もう伝われば何でも良い)」などと似たようなものでは。
違うか(笑。
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脱字 (管理人)
2010-04-30 21:45:21
◆ミサイル超獣さん
たしかに、nが抜けていますね。
書き間違えかな?
ハンガリーのは、両方食べたかったなぁ。
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中華 (管理人)
2010-04-30 21:46:41
◆ぶりさん
面とは違うような…
はっきり覚えていない人が書いたのでしょう。
返信する
グヤーシュ! (つちころり)
2010-05-01 21:10:57
正統派のグヤーシュですね~
日本では中々お目にかかれないので、
食べられて非常に羨ましいです!

このイベントは盲点でした。
有名なようですね。来年?行きます。
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ヨーロッパ (管理人)
2010-05-02 07:14:16
◆つちころりさん
惜しかったですね。来年どうぞ。
アメリカ、韓国、フィリピンなど定番ですが、
そのほかにハンガリー、ポーランドなどの料理を食べられるのがいいですよ。
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画像の転載許可 (コロンボ)
2012-07-30 21:12:11
はじめまして。コロンボと申します。ロケ地探訪ブログ『コロンボの特捜最前線日記』を書いています。

ひとつお願いがあります。「サンモール・インターナショナルスクール」の画像1枚を使用したいので、許可願えないでしょうか。よく撮れていて気に入っております。よろしく御検討下さい。返信コメントを頂けますと助かります。以上です。
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