昔、在籍したマーケティング部時代、
「モノやサービスには、物質価値と交換価値がある」
と、教えてくれたのは、先輩Tさんだった。
価格の設定には
------------------------------------------
(1)原価を積算し、適正な利益をのせる。
(2)この製品はお客さんにとって、どんな価値を提供するか、
その価値は、いくらのお金と交換する価値があるか、
という観点から、値付けをする。
------------------------------------------
という2つのパターンがある、という話だったと思う。
凄く面白いな、と思った。
交換価値による値付けとは、
購入する側から商品を見るということだと思う。
たとえばこんな価値たち
(a)自分らしさやステイタスの表現としての価値
・「こんな商品を持っているのよ、いいでしょ」
・「アタシは、こんな商品が買えるだけの、立場にいるのよ」
・「これを持っているのは、俺だけだ」 などなど
※自分の口で言わなくても、商品が表現してくれる。
(b)コミュニケーションツール(話材)としての価値
・「よく手に入りましたね~」とビックリさせられる。
・「それ、僕も持ってますよ」と共感を得られる。 などなど
※商品の存在によって、話のきっかけができる、話が弾む。
(C)安心・保障の価値
・「このメーカーなら、絶対安心。」「何かあってもフォローしてくれる」 などなど
(d)不安の解消
・「クラスのAさんのうちも持っているし、うちも・・・」
・「みんなが持っているものだから、持ってないと恥ずかしい」
・「あの人も持っているから、何かあっても相談すればいいし」
などなど
(e)時間や労力の節約
・和田秀樹チックな価値
などなど・・・
生活者は
「物質価値」に加えて、+αの価値を、購入するということなのだろう。
こうなると寧ろ、
非常に高額の方が、喜ばれるケースも多々あるだろう。
購入までのプロセス(流通)や広告による演出も
価値の創造に大きな比重を占める。
きついのは、
・「どこのモノでも同じだけど、ないと困るから」
となっちゃった場合。
安さで勝負するしかない。
これらのことは、
「ブランド」とも密接な関連がありそうだけど、
ワケがわからなくなりそうなので、ここでは触れない。
さてさて、
最近気になっているのは「体験価値」という言葉。
「交換価値」の中に含まれる「価値」の一つなのだろうが、
「ネット」が台頭してきたこの時代には、
モノやサービスを考える上で、非常に大事な概念のような気がしている。
自動車メーカーの広告に
「モノより思い出。」
という素晴らしいがコピーある。
この「思い出」のベースになるのが「体験」。
「体験」には、
その商品を購入して得られる「体験」に加えて、
購入するプロセス自体で得られる「体験」の2種あると思う。
前ふりが長くなってしまったが、
頭を整理したいのは、
実は「ネット」のことだったりする。
パソコンやケータイを通じて
果たして「体験価値」をどこまで演出できるのか?
「思い出」に結びつけられるのか?
それが気になっている。
現状では、「ネット」は「体験価値」に弱い気がする。
これは「商品」や「サービス」のことだけではなく、
「広告」「コミュニケーション」についても同様だ。
このあたりを考えてみると面白いような気がする。
続きは後日。
「モノやサービスには、物質価値と交換価値がある」
と、教えてくれたのは、先輩Tさんだった。
価格の設定には
------------------------------------------
(1)原価を積算し、適正な利益をのせる。
(2)この製品はお客さんにとって、どんな価値を提供するか、
その価値は、いくらのお金と交換する価値があるか、
という観点から、値付けをする。
------------------------------------------
という2つのパターンがある、という話だったと思う。
凄く面白いな、と思った。
交換価値による値付けとは、
購入する側から商品を見るということだと思う。
たとえばこんな価値たち
(a)自分らしさやステイタスの表現としての価値
・「こんな商品を持っているのよ、いいでしょ」
・「アタシは、こんな商品が買えるだけの、立場にいるのよ」
・「これを持っているのは、俺だけだ」 などなど
※自分の口で言わなくても、商品が表現してくれる。
(b)コミュニケーションツール(話材)としての価値
・「よく手に入りましたね~」とビックリさせられる。
・「それ、僕も持ってますよ」と共感を得られる。 などなど
※商品の存在によって、話のきっかけができる、話が弾む。
(C)安心・保障の価値
・「このメーカーなら、絶対安心。」「何かあってもフォローしてくれる」 などなど
(d)不安の解消
・「クラスのAさんのうちも持っているし、うちも・・・」
・「みんなが持っているものだから、持ってないと恥ずかしい」
・「あの人も持っているから、何かあっても相談すればいいし」
などなど
(e)時間や労力の節約
・和田秀樹チックな価値
などなど・・・
生活者は
「物質価値」に加えて、+αの価値を、購入するということなのだろう。
こうなると寧ろ、
非常に高額の方が、喜ばれるケースも多々あるだろう。
購入までのプロセス(流通)や広告による演出も
価値の創造に大きな比重を占める。
きついのは、
・「どこのモノでも同じだけど、ないと困るから」
となっちゃった場合。
安さで勝負するしかない。
これらのことは、
「ブランド」とも密接な関連がありそうだけど、
ワケがわからなくなりそうなので、ここでは触れない。
さてさて、
最近気になっているのは「体験価値」という言葉。
「交換価値」の中に含まれる「価値」の一つなのだろうが、
「ネット」が台頭してきたこの時代には、
モノやサービスを考える上で、非常に大事な概念のような気がしている。
自動車メーカーの広告に
「モノより思い出。」
という素晴らしいがコピーある。
この「思い出」のベースになるのが「体験」。
「体験」には、
その商品を購入して得られる「体験」に加えて、
購入するプロセス自体で得られる「体験」の2種あると思う。
前ふりが長くなってしまったが、
頭を整理したいのは、
実は「ネット」のことだったりする。
パソコンやケータイを通じて
果たして「体験価値」をどこまで演出できるのか?
「思い出」に結びつけられるのか?
それが気になっている。
現状では、「ネット」は「体験価値」に弱い気がする。
これは「商品」や「サービス」のことだけではなく、
「広告」「コミュニケーション」についても同様だ。
このあたりを考えてみると面白いような気がする。
続きは後日。