広告代理店はイヌと同じだ!【表】

現役広告営業マンの日乗
~表題は某社宣伝部長の金言から(3/19参照)~

今の日本は、外国とのギャップより、世代間のギャップの方が凄い

2012-12-09 20:49:29 | マーケティング
先日、原宿で「LIVE SCOPE」というトークイベントに参加した。

このイベントは、
オールドパーが主催するコミュニケーションサイト「SCOPE」のLIVE版で

●今、日本に必要な“WISDOM(知恵)”を考えるイベント

と銘打ったもの。

ゲストには、
建築家・隅研吾さん、
チームラボ代表・猪子寿之さん、
書道家・紫舟さん、
元オリンピック陸上競技選手・為末大さん、
小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトのリーダー・川口淳一郎さんが登場し、
ふたりずつ壇上に上がり、
対談を行うという形式で行われた。


詳しい感想は省くが、
このトークショーで面白かったのは
異業種同士の対談から出たコメントの数々。


以下は為末さんと川口さんの対談から出てきたコメント。


「ピラミッドを作るな、竹やりを作れ。
日本人は、土台の四隅から作ろうとする。
そうすると時間がいくらあっても足りない。
まず底辺から頂点を作ることを考える」


「日本人は順番を考えすぎる。
なぜ日本一になってから世界一を目指さないといけないのか。
必要なら、最初から世界に行けばいいじゃないか」


(海外に行くときにどういう意気込みだったかの問いに)
「とりあえず行ってみる、という気持ち。
自分の周りでは、準備から入った人は結局行かなかった」


(トライに失敗したとき、どう思ったか)
「自分は楽観的な性格なので、成功の途中と思った」



(プロジェクトリーダーの心構え)
「われわれがやっているのは"極める"ということとは程遠い。
割り切ることが大事。時間はいくらあっても足りない。
60点、70点、どちらが良いかと言えば、どちらでも良い。
どちらも合格点だからだ」


・・・みたいな、
ふだん我々が心の中で薄々感じているようなことが
「成功者」の方々の口から実感のコメントとして次々出てきて
非常に勇気づけられた気がした。


そのあと、
紫舟さんと猪子さん、
隅さんと猪子さん、
と壇上の顔合わせが変わるのだが
非常に興味深いコメントや話の応酬が続いた。





・・・というわけで、
イベント自体は素晴らしいものだったのだけど
私個人にとって、
一番大きかったのは次のコメントが聞けたこと。





「今の日本は、外国とのギャップより、世代間のギャップの方が凄い」



猪子さんのコメントだったと記憶しているが
この言葉には、
モヤモヤしていたことが見事に言語化されたような気がして
非常に興奮した。


ズバリ、こういうことだと思う。


やはり、最前線にいる天才は、肌感で「マーケティング」している。




このコメントについて詳しくはまた次の機会に書く。






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※The reason why the title is“広告代理店はイヌと同じだ”


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