”Re Fa Si” Osvaldo Fresedo 【YOUTUBEより】
1913年頃にピアニストのエンリケ・デルフィノが作曲し、1917年にウルヴァイのモンテヴィデオにて初演したタンゴです。
タイトルの”Re Fa Si” は音階のレ(D)、ファ(F#)、シ(Bm)をモチーフにして即興的に作られたそうで、次のようなエピソードがあります。
ある夜、デルフィノが帰宅の途中にこの曲を思いついたものの音符を書き留める紙がなかったために通りがかりの家の壁に書き込みました。
翌朝、そこに行ってみると壁一面に選挙ポスターが貼られていたためにそれを剥がしにかかります。運悪くそれを警官に見つかってしまって
選挙違反の現行犯として逮捕されたとのことです。
デルフィノといえば、ピアノの「曲弾き」で知られた芸達者で、晩年に失明したもののそれでも「曲弾き」を続けたといわれています。