『愛の喜び』 ベルト・ケンプフェルト楽団
”Plaisir d'amour” Bert Kaempfert 【YOUTUBEより】
原曲はドイツ人のジョヴァンニ・パウロ・マルティーニ(1741~1816)が作曲、ジャン・ピエール・クラリスがフランス語の
歌詞をつけた古典的な歌曲です。
甘い愛の歌と思われがちですが、歌詞の内容は「愛の喜びは一瞬しか続かない。別れの悲しみは生涯続く」
というもので、自分を棄てた彼女への恨み節となっています。日本では結婚式などにも使われているようですが
エディット・ピアフの『愛の讃歌』同様に結婚式では避けなければならない曲だと言われています。
この曲は1949年制作のウィリアム・ワイラー監督によるアメリカ映画『女相続人』の主題歌として使われており、
1961年制作のノーマン・タウログ監督によるアメリカ映画『ブルー・ハワイ』では『好きにならずにいられない』
というタイトルでエルヴィス・プレスリーによって唄われていました。
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