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どこかで春が

2016-03-21 13:37:00 | 唱歌・童謡・日本のうた

どこかで春が

百田宗治曲 作詞
草川信 作曲

どこかで春が 生まれてる
どこかで水が 流れ出す
どこかで雲雀が 鳴いている
どこかで芽の出る 音がする
山の三月 東風(こち)吹いて
どこかで春が 生まれてる

YOUTUBEより


大正12年に歌詞が発表された童謡です。
厳しい冬から春を待ちわびて、春の兆しに生きとし生けるものの静かなる活力を感じとれる暖かい歌詞です。
歌詞の中に「東風(こち)吹いて」とありますが、この部分を「そよ風吹いて」と置き換えられた時期があったようです。
子供に東風(こち)という言葉は難しすぎることと、東風(こち)では字足らずになって唄いにくかったのが原因だった
かもしれません。



早春賦

2016-03-20 13:12:09 | 唱歌・童謡・日本のうた

風は冷たいですが、もう春ですね。
そろそろ花の便りも。
暫しのあいだ、春らしい唱歌・童謡をはさんでみます。



早春賦

吉丸一昌 作詞
中田章 作曲

春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

YOUTUBEより


大正元年に発表された唱歌で、作詞の吉丸一昌は尋常小学唱歌の作詞委員長も務め日本の唱歌発展に
尽力された人物です。
歌の舞台は安曇野市穂高で、穂高川の土手に『早春賦』の歌碑が建っているそうです。

季節としては「春は名のみ」ですから立春を過ぎた頃なのでしょう。


りんごのひとりごと

2016-02-04 17:26:25 | 唱歌・童謡・日本のうた

りんごのひとりごと

武内俊子 作詞
河村光陽 作曲

私は真赤な りんごです
お国は寒い 北の国
りんご畑の 晴れた日に
箱につめられ 汽車ポッポ
町の市場へ つきました
りんご りんご りんご
りんご かわいい ひとりごと

YOUTUBEより


作詞家の武内俊子が入院見舞いにもらったリンゴを見て思いついた詩だと言われています。
この曲が作られたのが昭和15年で、武内俊子の娘である武内順子がレコーディングすると
その可憐なりんご心が人々の気持ちをとらえて 一躍日本中に広まっていきました。



かあさんの歌

2016-02-03 08:33:04 | 唱歌・童謡・日本のうた

かあさんの歌

窪田聡 作詞・作曲

かあさんは 夜なべをして
手ぶくろ 編んでくれた
こがらし吹いちゃ つめたかろうて
せっせと編んだだよ
故郷のたよりはとどく
いろりのにおいがした

YOUTUBEより


比較的新しい昭和33年に発表された作品です。
雪国の田舎の母から息子に届いた愛情がいっぱい詰まった小包と手紙。
感動的な歌詞に心が揺り動かされます。


うぐいすの夢

2016-02-02 19:05:37 | 唱歌・童謡・日本のうた

うぐいすの夢

野口雨情 作詞
中山晋平 作曲

うめの小枝で 
うめの小枝で うぐいすは
雪の降る夜の 夢を見た
野にも山にも 雪ばかり
さあら さあらと 雪ばかり

YOUTUBEより


大正15年、童謡集『螢の燈台』に収録された一曲です。
幼い頃にSP盤を蓄音機にかけて繰り返して聞いたものでした。
(私が聴いていたレコードは子供の歌声でした)
唄の途中に長い間奏があるのがとても珍しく思ったものです。