今生今世~KENNYasia

ミニシアター系映画、お店周りの雑感、アジア旅雑記など

私的シネ・マレーシア パパドムの背景。

2013-05-30 15:44:54 | 電影Movie/音楽Music/芸術Art

マレー系なのにナシ・カンダール屋
という設定は、日本人にはわかりにくいかもしれない。

パパドム(左上)が添えられている「ナシ・カンダール 」は簡単にいうと、「カレー中心のインド風定食」。
  マレー系が作るのは「ナシ・ルマ」であり、華人が作るのは「ナシ・チャンプール」。 2012年Penang撮影
ご飯(ナシ)に添えるオカズや盛り付けも民族によって特色があるのだ。
ピート・テオ扮する華人アランのように、屋台で客として食べることはあるが、
インド食文化をマレー系主人公が作るには、現実的にはあり得ない。

それを知った上で、どの民族も腹がいっぱいになればHappy!
とアフドゥリン監督は言いたかったのだろう。

最後に、物語のHappy end   を語る音楽とダンスが流れ〜
 Sulamat HariRaya ,断食明け
 Gonxi Chinese New Year, 中華のお正月
 Happy Dipabari, インドの正月
  クリスマスも忘れないでね〜
 とゆるーく締めくくる

マレーシアの多民族国家は、マレー系・中国系・インド系・先住民と分類されるが
それ以前にも、どの宗教に属するか、が重要なポイントである。
イスラム教、中国仏教(道教・儒教ふくむ)、ヒンズー教、そしてキリスト教。
共生しあった 多文化国家こそがマレーシアの魅力でなのある。

2010年大阪アジアン映画祭 「パパドム〜パパの味」をきっかけに
心斎橋KENNYasiaに24時間内に三回も来店してくれた女性。
その人が、本Cine Malaysia2013を立ち上げたSionさん。
Love Malaysia!!! の心意気に多くの人々が賛同して開催にこぎつけた。
http/:cinemalaysia.com/ 5月31日まで 渋谷オーディトリウムにて

その大きな一歩に 心から拍手おくりたい。

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