波乱の2020年もようやく終わる。
今年は映画館へ行けなかった期間が長く、インド映画や台湾映画特集にも行けず、観た本数が少ないが、”もう一度観たいか否か”を視点に選んだ5本。
5⃣ ハッピ―オールドイヤー
4⃣ ミッドサマー
3⃣ パラサイトー半地下の家族ー
2⃣ TENETテネット
1⃣ ロングデイズジャーニー
次点・6位は WAVES
そして、今年は家こもりの間、読書に費やした時間が長かった。#bookcoverchallenge に参加したせいもあり、本棚を整理し昔の本や古い本も読み返した。とくに、4段組文字サイズ極小の「百年の孤独」G・マルケスを読破できたのは、コロナ禍のおかげさまに間違いない。
振り返ると、自分にとって生涯の愛読書は「星の王子さま」。「風と共に去りぬ」は映画が先だったか、小説が先だったか。京都の古書店で買った「鋼と羊の森」と「命短し歩けよ乙女」は抜群面白かったし、中国の近未来を描いた「三体」や英国の中学生の教育雑記「ぼくはイエロー...」も共感できた。「メレニアム」シリーズの続編や、村上春樹の長編には寝る間を惜しんで惹きこまれ、友人から借りた「恍惚の人」では、身につまされて涙ぐみながら、二度読んだ。
国境も言語や風習も一瞬で飛び越えられる、本の旅。本当の旅ができるまで待たなければいけないが、本好きの自分にとっては実り多い365日であった。
さて、ブログ引越しから一年、どうにか続けてこれた、ありがとう。
2021年、世界中のみなさんに、穏やかで健やかな年でありますように。