千羽鶴のちょっと気になったこと

時事問題や法律・阪神について気になったことを書いていきます

子供に対する虐待 今度は火傷

2010-07-28 17:41:13 | 日記
長男に油かけ火、虐待父を逮捕 大やけど…殺人未遂容疑 - MSN産経ニュース
-----------------------------------------
またまた子供に対する虐待事件です。
今回は生活保護世帯での事件なんですが、この父親はかなり個性的な容姿ですねぇ。
かなり派手というか、被保護世帯のイメージとは異なるような。
ニュース映像を見ている限り、生活保護を受けてるという感じはないねぇ。
経済的な問題が虐待の原因とは思えない。

虐待の態様は火傷させたというもの。
警察は殺人未遂で逮捕しています。
いままでは傷害致死や保護責任者遺棄致死罪などが適用させていましたが、
悪質だったということでしょうか。
ベランダに長期にわたり放置され死亡した女児の事件もありましたが、
どちらも被害者にとっては厳しいものです。

躾という観点からの折檻というのには限界を超えている。
ただ躾にはある程度の強制力が必要でしょう。
一度も親に叩かれたことのない子供なんていないと思うし。
問題はその強制力がどの程度までなら許されるのかが分からない。
ボーダーラインがはっきりしていないということです。
その子供の年齢や環境によって様々です。
法務省や学校が一律に定義することは無理。
児童相談所に対する相談でもこの種の質問が殺到しているようです。

親は自分の経験に基づいて判断すればいいのかもしれませんが、
それだと対応が極端になるということもあります。
厳しく育てられた場合は、自分の子供にも厳しく対応する傾向がある反面、
自分がつらかったので子供には甘く対応するというように反対の対応になったりするのね。

ふと思ったんだけど、虐待するような親はモンスターペアレンツにはならないみたいね。
モンスターペアレンツになるような親は子供に対しては優しい親という印象です。
まぁどちらも育児方法に問題があるのは間違いないと思いますが。

躾は家庭内の問題なので第三者は介入しにくいものです。
公的機関が積極的に介入すれば人権問題にもなりかねない。
かといって昔のように近所のお年寄りがアドバイスするような環境もない。
いまでは他人が子供に声をかけただけで事件性を推定されるほどですから…。
だから近所の人も虐待を認識しているにもかかわらずなにもしない。
通報義務はあるんですが、関わりたくないということね。
はっきり言ってしまえば、他人事。
なんだか寂しいことですが、そういうご時世ということなんでしょう。

子育てって本当に難しいものなんですねぇ。
育児ノイローゼになったりする場合もあるようですから。
ストレス発散の手段としての虐待も考えられる。
虐待をしない場合は、育児の悩みを抱え込んでしまい、
精神的に混乱してしまう…。

やっぱり客観的に子育てに関する相談ができる環境を整備するのがいいと思う。
子ども手当とかよりもこちらの方が優先事項だと思うけどね。