千羽鶴のちょっと気になったこと

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日航ピンチ

2009-08-21 03:49:52 | 日記
日航、赤字の地方路線で廃止・減便上積みへ

国土交通省は20日、政府監督下で再建を進める日本航空に対して指導や助言を行う有識者会議(座長=杉山武彦・一橋大学長)の初会合を開いた。
この中で、国交省は、不採算路線のさらなる縮小は避けられないとして、日航に対し一定程度の路線の廃止・減便を検討するよう求めた。
日航は2009年度下期に国際、国内の計16路線を廃止・減便する計画だが、9月末までに策定する経営改善計画で、赤字の地方路線などで廃止・減便を上積みする見通しだ。
国交省はこれまで、航空網維持の観点から路線の大幅縮小には慎重だったが、日航の経営悪化が深刻化する中で、「企業体として存続できない路線を残すわけにはいかない」(航空局)との姿勢に転じた。
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まさか日本航空がこんな状態になるとはねぇ…。
航空会社ってかつては大学生の就職希望の上位に当然のように入っていたようです。
特に女子学生にとってCAは憧れの職業ですよ(・∀・)ニヤニヤ
1960年代ではトップモデル並みの人気で、収入やステイタスの面でも花形的存在だったらしいです。
航空関係を扱ったドラマも放送されていたようで、特に有名なのが1970年初頭に放送されたアテンションプリーズ(紀比呂子主演)とスチュワーデス物語(堀ちえみ主演)でしょう。
その他では白い滑走路(松坂慶子)などなど。
スカパー!を契約している人は見られるかもしれませんよ。

わたしはスカパー!でアテンションプリーズを見ていましたが、やっぱりちょっと古いかなぁw
でも当時の制服はもっともカッコイイと思います。
スカートの丈が短くて可愛い感じです。

さて、航空業界は1985年以前は完全な保護主義で運輸大臣通達(航空憲法)により航空3社の棲み分けがなされていました。
JAL(日本航空)は国際線と国内幹線、ANA(全日本空輸)は国内幹線とローカル線、TDA(東亜国内航空)はローカル線という感じです。
特に日本航空は株式の半数以上を大蔵省が保有するという特殊会社でした。
それが1985年に自由化ということでこの垣根が完全に崩壊。
それにより全日空が国際線に進出すると同時に日本航空も国内ローカル線に進出したんですよね。
従来日本航空は札幌・東京・大阪・福岡・沖縄の幹線のみ就航していたのが、
以後松山や鹿児島などにも飛ばすようになった。
でもね、航空機を飛ばすにはかなりコストがかかるといわれており、乗客が7割以上ないと厳しいらしいのです。
地方空港の場合は都心から離れていることが多いためにあまり利用されないことが多いので結局赤字になっちゃった。
あと運輸省の監督が厳しかったためか、癒着が問題になったこともあるようです。
当然運輸官僚の天下りは当然でしたし、もしかしたら航空会社には運輸省担当の部署があったのかもしれません。
ちょうど昔、銀行に大蔵省担当(MOF担)があったように。

さらに自由化で新しい航空会社が参入してきました。
AIRDOやスカイマークエアラインズなどです。
でもこの2社もかなり経営的には厳しいようですね。
スカイマークエアラインズの場合はコスト削減のために乗務員の制服も廃止したということです( ̄○ ̄;)!
逆にJALとJASが合併するなど航空再編がなされました。
機内サービスも簡略化されてきて、食事なども自前で用意しなければならないとか。
そこで登場したのが空港内で販売されている空弁(^^;
夢が無くなりましたねぇw
航空会社であっても安泰ではなくなったということを認識しなければならない段階に来たのですね。


わたしは北海道に行った時当然飛行機を利用しましたが(JAL)、機内ではなにもすることないのよね。
むしろ搭乗前に空港内をブラブラしたのが楽しかったです。
千歳空港から札幌駅まではJRで移動したのですが、白樺並木が素敵でした。
ちなみに福岡の場合は地下鉄で移動しますし、羽田ならモノレールですね。
羽田から浜松町までのモノレール移動もいいですよ。
特に黄昏時とかは東京も捨てたもんじゃないなって感じになりますよ( ̄ー ̄)ニヤリッ