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カイロ・ウノ(chiro-uno)=^.^=宇之助室長の猫の手

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にページを引越しました。
どうぞよろしく。

アクティベータ

2009年06月03日 | 治療法
 増田カイロプラクティックでは、アクティベータ・メソッドを採用しています。

 使用しているアクティベータ器は、米国特許庁から特許を取得しており、医療業器具法に準じ、FDA(米国食品医薬局)に登録されているそうです。

 このアクティベータ器、元々は歯科手術用。

 親知らずを割る「インパクト・マレット」という器材を改良したもの。

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 先日、歯医者に行ったときに、カイロプラクティックについて聞かれました。

 (中略)

 「アクティベータというものを使います。」というと、

 「あら、アクティベータって聞いたことがあるのですが…。」

 と衛生士さん。

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 「なんだったかしら?」と、考えることしばし。

 パソコンで検索してくれました。

 咬合を矯正する装置のことを「アクティベータ」というのだそうです。

 口の周りの筋肉の力を利用して矯正治療をおこなう装置で、「機能的矯正装置」という分類。

 主に成長段階の子供の矯正に利用するそうです。

 アクティバトールとか、FKOともいうようです。

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 アクティベータ(Activator)は、活性剤、活性化因子、賦活 という意味。

 「機能面」を「活性化・賦活」するという意味から、偶然同じ名前になった訳です。

 カイロプラクティックの目的は、神経系のはたらきを正常化すること。

 筋肉を動かすのも神経のはたらき。

 カイロと歯科。

 思わぬ所に共通点がありました。。

 目からウロコの、ちょっとした発見でした。


 


急速特異的経口耐性誘導療法(rush SOTI)

2009年04月25日 | 治療法
 先日、日経メディカルのオンラインメールをみていると…。

 2009.4.16「急速特異的経口耐性誘導療法(rush SOTI)」の記事がありました。

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 SOTIは "Specific Oral Tolerance Induction" の略。

 近年、世界では重度の食物アレルギーの根本治療へ向けた研究が盛んに行われています。

 国内でも特異的経口耐性誘導療法の臨床研究が増え、重度の食物アレルギーが治ったという症例も報告されているそうです。

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 急速特異的経口耐性誘導療法(rush SOTI)は、現在臨床段階。

 神奈川県立こども医療センターアレルギー科で、栗原和幸・伊藤直香の両氏により、アナフィラキシー型の食物アレルギーを持つ学童期以降の患者を対象として行われているそうです。

 一般に、食物アレルギー患者の約70%は6歳までに耐性を獲得するといわれています。

 しかし耐性を獲得できない場合、一生アレルゲンの除去を強いられることになります。

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 rush SOTIでは、入院の上、乾燥卵白粉末で症状が出る閾値を決定します。

 閾値以下の量から投与を開始し、摂取量が一定量まで達したら、加熱卵の摂取に変更します。

 加熱卵白の摂取は約60g(卵1個分)が目標となります。

 もちろんアレルギー症状が出た場合は、必要に応じて治療を併用します。

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 これまで、卵アレルギーのある7~12歳の患者6人に対してrush SOTIを実施。

 薬物治療を併用したものの、アナフィラキシーなど重篤なアレルギー症状はなく、平均9日(まさに"rush")で全員が卵1個に対する耐性を獲得したそうです。

 現在、治療から1年経過していますが、6人全員の経過は良好とのこと。

 さらに症例を重ねるとともに、卵以外の食物アレルギーに対しても、rush SOTIを実施しているそうです。

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 免疫学的機序の解明など、まだまだ課題は多いものの、重症食物アレルギーへの画期的治療法になる可能性が期待されています。


 詳しくは、

 日経メディカル オンライン

 または

 日本小児アレルギー学会誌 Vol. 22 (2008) , No. 5
 食べれば,食物アレルギーは治る-True or wrong? 737-744
 栗原 和幸


 をご覧ください。


 


イチローと胃潰瘍

2009年04月07日 | 治療法
 先日、イチローと内臓痛の話題を書き込んでいたら…。

 イチローが胃潰瘍で6日の開幕戦を欠場することが決まったそうで、軽いショックをうけてしまいました。

 でも、TVでの元気そうな姿を見て一安心。

 今年も活躍を期待したいと思います。

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 通常、胃は自己消化を起こさないよう、表面が粘膜で保護されています。

 胃潰瘍は、胃粘膜が炎症をおこし、さらにその下の粘膜下層まで炎症が進行した状態。

 一般的に精神的ストレスと深い関係があるとされています。

 症状は腹痛、背部痛、食欲低下、体重減少、吐血、下血など多岐にわたります。

 治療は手術が必要無い場合、薬の処方で対応。

 通常はプロトンポンプ阻害薬やH2ブロッカーが使用されるようです。

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 イチローは軽い目まいを訴えて早退した後、3日間練習を休んだあとに胃潰瘍が判明。

 東洋医学的にみると、「肝」の勢いが強くなり、「脾」をいじめて「胃」の働きを低下させるという考え方があるそうで…。

 めまいや耳鳴りは「腎」や「肝」の働きに深く関連しているようです。

 一般的には「めまい→胃潰瘍」という関連づけは難しいかも知れません。

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 東洋医学の基本は、全身を見ての治療。

 複数ある症状を「証」という概念で治療方針を決めるそうです。

 アプローチは異なりますが、「身体の自然治癒力を高めることで治癒に導く」という考え方はカイロプラクティックと重なりますね。

 東洋医学についても少しずつ勉強してみたいと思っている今日この頃です。


 

リレンザ

2009年01月26日 | 治療法
 インフルエンザが流行の兆しをみせています。

 今年はAソ連型、A香港型とB型が検出され、北海道・大阪・兵庫・岡山・福岡・沖縄は注意報・警報レベルを超えているようです。

 インフルエンザはその型によって異なる2種類の抗原性糖タンパク質(ヘマグルチニン(Hemagglutinin)とノイラミニダーゼ(Neuraminidase))が存在します。

 これらの頭文字を取って「H1N1」のように表記されることもあります。

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 今回問題になっているのが、治療薬「タミフル」の耐性菌が出現している点。

 タミフルはスイスロシュ社の商品名で、薬品名はオセルタミビル。

 投与法が内服のため、感染部位への到達時間は遅いが、老人・小児にも処方しやすいため、治療薬として使用されました。

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 現在、タミフルに変わり注目されているのが「リレンザ」。

 リレンザはグラクソ・スミスクライン社の商品名で、薬品名はザナミビル。

 治療薬として用いる場合、1日2回×5日間、専用の吸入器を用いて吸入が必要だそうです。

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 今のところ、リレンザに対する耐性についての問題は生じていません。

 でもタミフルとリレンザの作用機序は同じようですから、このままいけば「リレンザ耐性菌」の出現は時間の問題とも考えられます。

 安易に薬に頼るのでなく、予防に力を入れるのが一番といえるでしょう。
 

 




 

抗ガン剤

2008年09月08日 | 治療法
 昔、丸山ワクチンに関する本を読みました。

 「丸山ワクチンが認可されれば、ガンもなおるようになるかも知れない。」と思った覚えがあります。

 発明者は 故 丸山千里博士(日本医科大学名誉教授・元学長)。

 結核やハンセン病の療養所ではガン患者がほとんどいないことに気づいたというのが、丸山ワクチン発明のきっかけ。

 ワクチンの主成分は、結核菌から抽出したアラビノマンナンという多糖体。

 最大の特長は、長期にわたって使用しても副作用がほとんどみられないこと。

 その他、白血球に対する作用(機能賦活と増加作用)やコラーゲン増殖作用もあり、「免疫療法」とされています。

 2002年3月末までに、ワクチン投与を受けた患者の総数は約35万6000人。

 でも、未だに認可はされていないという事実があります。

 丸山ワクチンの詳細は 「丸山ワクチン・オフィシャルサイト」 をご覧下さい。

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 現在認可されている抗ガン剤は一般的に毒性が強いとされています。

 このため一旦はガン細胞を小さくします。

 しかしガン細胞は自らの遺伝子(ADG:反抗ガン剤遺伝子)を変化させ、抗ガン剤への耐性を獲得してしまうそうです。

 そして抗ガン剤は正常な細胞も攻撃するため、重大な副作用と同時に免疫に必要なNK細胞なども減少させることも…。

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 「ガンになったら…。」

 どうするかは自分で選択しなければなりません。

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 最新ガン統計によると
 
 ・64歳までにガンで死亡する確率は、男性5%、女性3%。
 ・74歳までにガンで死亡する確率は、男性12%、女性7%。
 ・一生涯の内ガンで死亡する確率は、男性27%、女性16%。

 だそうです。

 「国立がんセンターがん対策情報センター」 には、ガンの解説や検査・治療法などがまとめられています。

 ガンは生活習慣病ともいわれています。

 60歳を過ぎても自己免疫を落とさない生活習慣が重要のようです。


 

アルコール依存症

2008年09月04日 | 治療法
 暑い日は、ビール

 私の場合、暑くなくても「とりあえず」ですが …。

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 最近、女性のアルコール依存症が増えているのだそうです。

 女性がアルコールに弱いのは、

 ・一般的に体が小さい
 ・体内の水分率が低い
 ・女性ホルモンがアルコール代謝を阻害する

 などが絡んでいるとされています。

 このため男性と同量のアルコールを摂取すると、悪影響はなんと男性の倍。

 通常、アルコール依存症は飲酒歴が10年以上の長期に渡るとされていました。

 しかし女性の場合、短期・少量の飲酒歴でもアルコール依存症となってしまうことがあるようです。

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 アルコールは内臓にもダメージを与えます。

 脂肪肝や肝炎、肝硬変、胃炎、膵炎、心筋症などがあるようです。

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 自分でスクリーニングできるものに、CAGE問診表があります。

 1.あなたは今までに、自分の酒量を減らさなければいけないと感じたことがありますか?
 2.あなたは今までに、周囲の人に自分の飲酒について批判されて困ったことがありますか?
 3.あなたは今までに、自分の飲酒についてよくないと感じたり、罪悪感をもったことがありますか?
 4.あなたは今までに、朝酒や迎え酒を飲んだことがありますか?

 4項目中2項目以上あてはまれば、アルコール依存症の可能性が高くなるそうです。

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 ちなみに私は3項目。

 この他、久里浜式アルコール症スクリーニングテスト(KAST)もあります。

 興味のある方は、検索して実施してみてください。


 


MOTHER'S KISS

2008年05月01日 | 治療法
 マザーズ・キッスってご存知ですか?

 痛くない注射・・・

 圧縮技術を応用した無針注射のシステムです。

 針がないため、従来の問題点である医療事故などの解決策としても有効とのこと。

 す、すごいっ!!

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 どうして針が無いのに、注射液を注入できるのか・・・

 詳細は謎ですが、痛みのない注射は患者側にとっては画期的。

 予防注射を受ける子供はもちろん、在宅自己注射を行っている方には朗報ではないでしょうか。

 自己注射を行う製剤はインスリン(1型糖尿病)が有名です。

 インスリンをはじめ、ホルモンは私たちの身体に日々必要です。

 様々な努力の結果、昭和56年にインスリンの自己注射が公認。

 これにより、毎日の通院から多くの人々が開放されたそうです。

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 まだまだ情報がすくないマザーズ・キッス・システム。

 今後、注目したい話題です。



コンチネンス外来

2008年04月12日 | 治療法
 「コンチネンス」ってご存知ですか?

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 ある日、スーパーで年配の女性2人が会話していました。

 「最近、夜トイレに起きる回数が増えたのよ。」

 「私も。」

 「昼間もトイレが近くて・・・」

 「そうそう。遠出するのが心配になるわよね~。」

 「いい泌尿器科、知らない?」

 「そういえば、○○さんが××病院がいいって言ってたわよ。」

 「お薬、なかなか効かないのよね。変えてもらわなくちゃ。」

 「私もよ。」

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 排泄障害に苦しむ人は意外に多く、尿失禁だけで700万人以上といわれています。

 コンチネンス(continence)とは、排尿制御のこと。

 これに対して失禁など、排尿制御不能をインコンチネンス(incontinence)といいます。

 最近は「コンチネンス外来」を開設する病院も増えているようです。

 人に相談しづらい悩みですが、ケアによって8割は改善するといいます。

 特に、咳やくしゃみ、スポーツなどで腹圧がかかることをすると漏れる「腹圧性尿失禁」の場合は、骨盤底筋訓練で3人中2人に効果があるとのこと。

 加齢により骨盤内の定位置より子宮、膀胱が下がることが原因とされています。

 骨盤底筋は、恥骨と尾骨の間にあり、尿道・膣と肛門を「8」の字状に取り囲む形をしています。

 この筋肉の役割は、膀胱・膣・子宮・直腸などを支え、尿道や膣、肛門を締めることです。

 予防にもなるので、特に出産経験がある女性は習慣にするとよいとのこと。

 自宅でも実践でき、早い場合は2週間位で効果があらわれるそうです。

 三砂ちづる氏の本によれば、昔の女性は骨盤底筋によって月経血コントロールをしていたとのこと。

 試してみると、意外に難しい・・・。

 意識しないと腹筋に力が入り、逆効果になるそうですのでご注意を。
 
 訓練の詳細は、日本コンチネンス協会のHPをご参照ください。

 こちら です。

 


認知運動療法

2008年02月20日 | 治療法
 「学んでもなにも分からない。行為することが必要である。」

 これはゲーテの言葉だそうです。

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 「やる気がでない・・・」

 誰にでもあることですが、「やる気」は作れるらしい。

 これは科学的にも証明されているのだそうです。

 脳には側坐核という部位があり、この神経細胞が活動すればやる気が出るのだそう。

 でも、この神経細胞が活動するには、当然刺激が必要です。

 そこで「まずやってみる」ことが重要なのだそう。
 「好きこそものの上手なれ。」ということらしい。

 ある程度継続してやっていれば、側坐核の神経細胞が活動し、やる気がでるというサイクルができあがることになります。

 Rome wasn't built in a day.

 何事も諦めずに継続して行く事が必要なようです。

 私は基本的に飽きっぽいので、参考にしなくては。

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 話はかわって・・・

 認知運動療法(cognitive therapeutic exercise)とは、'70年代にイタリアで開発された運動機能回復のための新しい治療アプローチのことです。

 '70年代では決して新しいとは言えないのかもしれません。

 治療に時間が必要なため、日本では普及が遅れたという現状もあるようです。

 認知運動療法は「運動療法の目的は運動の認知過程への適切な介入である」という理念に基づいて開発されているそうです。

 こういわれると、と頭がパンクしそうになります・・・

 一般的なリハビリは、関節運動や筋力強化に主眼を置いたもので、動かなくなった関節や筋肉が固まらないように動かすものです。

 これに対して、認知運療法は「麻痺は脳の損傷が原因」という考え方に立って、知覚したり、判断したり、言語化したりすることを訓練します。

 つまり、療法士は脳を使う方法を指導し、患者さんに身体を使って課題を考えてもらうのです。

 例えば、文字を書くという行為そのものを訓練するのではなく、文字を書くために脳が有していなければならない能力、認知機能といったものを課題として提示し、患者自身が答えを作り出していくのだそう。

 私達が何気なくやっている書字も、いくつもの過程が複雑に絡み合っているのです。

 ですから、認知運動療法は脳のリハビリということになるのでしょうか。

 いくつもの作業を統合して、スムーズに処理する・・・

 どんな高性能のコンピュータもかないません。

 脳って本当にすごいですね。