光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

上野と谷中めぐり①-上野駅から芸大周辺

2022年06月16日 | 日記
 
  6/11(土)コロナ禍も一段落し、行動制限も出ていないので久しぶりに、都内台東区の上野駅から谷中周辺をツレと歩てきました。木更津から高速バスで東京駅、そこからJR上野赤羽ラインに乗り上野駅まで、所要時間は約1時間でした。高速バスは本当に便利、JR内房線の乗客が少なくなるのも肯けます。



  上野駅に着いたのは午前10時頃。公園口に向かったのですが、出口が変わっておりチョット戸惑いました。上野駅に来たのは2019年1月以来なので、もう気分はお上りさんです。調べてみると2020年の3/20から公園口は日暮里方面に移り、出口を直進すれば上野公園に行けるようになっていたのです。駅前の信号は無くなりロータリーが出来ていました。便利になったものです。



  この日は土曜日のせいか、人通りが多いです。上野動物園は家族ずれで行列が出来ていました。私たちはまず、東京都美術館に向かいました。ここで6/7~6/13日まで開催されている、全国公募写真展・視点展にツレの写真「ローカル線の車内」が優秀賞に入っているので、この写真展を見学して来ました。





  視点展を見学後、都美術館裏の道を芸大方向に向かいました。すると沢山の人が国立博物館方面に向かって並んでいたのです。先頭が見えないので、何処に並んでいるかは分かりません。しかし国立博物館か国立科学博物館何れかの催し物を見る為、並んでいるようでした。



 またその反対側は、旧東京音楽学院奏楽堂。風格のある建物です。芸大音楽学部の前身である東京音楽学校の演奏会場として、明治23年(1890年)に建築されました。著名な音楽家・滝廉太郎もここでピアノを弾いていたそうです。



  芸大通りを言問通りに向けて歩くと上野桜木の交差点に出ます。交差点の左角がカヤバ珈琲。大正5年(1916年)の建築だそうですが、レトロな建物が目を引きます。ここはタマゴサンドが有名で、何時も客が並んでいるので入ったことはありません。この日は並んでいなかったのですが、あまりお腹が空いていなかったのでパスしました。下は3年前に撮ったカヤバ珈琲、客が溢れていました。

         



  カヤバ珈琲から2~3軒先が大雄寺。創建が慶長9年(1604年)で神田土手下に建てられたのですが、江戸の大火に見舞われ元治元年(1864年)に現在地に移転された古刹です。本堂の前に大きなクスノキがあります。凄い迫力です。東京都の保存樹8号に指定されており、その太い幹に触ってパワーをいただきました。





  大雄寺の前が台湾デザート「愛玉子(オーギョチィ)」の店。現在営業しているかどうか分かりません。2人ずれの男性が入ろうとしていましたが、鍵がかかって入れませんでした。私は3年前に来た時食べましたが、黄色いゼリーの様で美味しかったです。値段は税込み600円でした。


木更津の田の神様-失われゆく民族遺産

2022年06月15日 | 日記
 
 6/5(日)曇り空の中小櫃堰公園に車を停め、小櫃川周辺をツレと歩いてきました。以前から田んぼの真中に小さいながら石板とこんもりとした木があり、人知れぬ田の神様ではないかと思っていた場所の散策です。そして思い出したのは2020年3月に盤洲干潟干潟近くで見た3つの石仏たちでした。広い休耕田に高さ30㎝位の田の神様が置かれていて強い印象を受けました。トップとこの下の写真がそれですが、最近行って見るともう無くなっていたのです。ガッカリしました。





  小櫃堰公園近くの田の神様を見つけたのは3~4年前ですが、初めて近くまで行って撮って来ました。石板に文字が書かれているのですが、劣化していて判読できません。また裏側にも梵字等が刻まれていました。





  何故こんな所に石板が置かれているのか?不思議です。



  ただこの田の神様の前は結構広い農道です。この道の先には浅間神社が在るので、その関係の物かもしれません。(農道の先のこんもりとした山のような場所が浅間神社。)





  木更津にはこの他にも田の神様がありますが、だんだん少なくなっています。市内中里の国道16号と県道87号線を結ぶ道路際にも1本の木と小さな祠がありました。上のモノクロームの写真(ツレの写真集『木更津』から転用)と下の工事中の写真がそうですが、現在祠は撤去されています。工事が終わった後に戻されるのか分かりませんが、このように貴重な民族遺産がだんだん無くなっていくのが、現状です。


我が家のネコたちと近所のネコ

2022年06月14日 | 日記
 
  梅雨に入り雨の日が多くなった今日この頃、久しぶりに我が家のネコをUPしました。



  我が家では2匹のネコを飼っていますが、最初のネコはお姉さんネコのチビタです。大人しくて臆病、昼間はたいてい私のベット上で寝ています。最近気温があがって来たので、ベットから天袋に変更して昼寝です。太り気味なので上るのが大変、お腹が空くと降りてきます。





  妹ネコのチビタ、お転婆で高い所が大好き。外に出たくて、出して・出してとよく鳴いています。ツレが抱っこして外に出ると、車の音が怖くて騒ぐのでまた家に入ります。



   そしてカーテンの陰から外の鳥を見ています。ツレが野鳥用に餌を撒いているので、スズメやキジバトが寄ってくるのです。シッポを振りながら見ているのですが、シッポだけがカーテンから出て面白いのでワンカットだけ撮っておきました。

       

  次は近所のメスネコ・ゆきちゃん。以前もUPしたのですが、よくリードを付けて庭を散歩しています。



    



  最後は近所のシャムネコ。外で飼われているので、家の庭でも時々見かけます。隣の畑で穴を掘って糞をしているので、農家の人には嫌がられている大きなネコ(=^・^=)。車の上で寝ていました。

    
      

光福堰の苔の花と紫陽花‐袖ヶ浦市

2022年06月13日 | 日記
 
  6/3(金)ツレと軽いドライブを兼ねて、袖ヶ浦市にある光福堰を訪ねました。一昨日、昨日と晴れの日が続いたので紫陽花の花が咲いているのではないかと一月ぶりの訪問です。駐車場に車を停め堰の周りの道を散策しました。紫陽花は5部咲位、ピンクやブルーの花が綺麗です。堰の周りは危険防止のため木の柵で囲われているのですが、ツレがその柵に苔が付いているのを見つけ、苔の先端に赤い花があると教えてくれました。

       



  小さい苔なので、目を凝らさないと分かりません。マッチ棒の様です。苔の花は初めて見ましたが、とても可愛いです。

       



  光福堰は桜の花の名所ですが、紫陽花も沢山植えられています。満開とは言えませんが結構楽しめました。





  この苔の種類を調べてみましたが、図鑑で見ると「ジャゴケ」とみられます。花の様に見えるのは雌株の胞子の様です。また他に灰緑色のお皿のような物もありました。

       



  紫陽花の周辺は草も刈ってあり、花の側で撮影出来ました。中にはアジサイの木の中からタケノコが飛び出している物もあり、お面白かったです。ただマムシ注意の看板があるので、早めに切り上げ自宅に戻りました。


初夏の花咲く袖ヶ浦公園②‐スイレンの花満開。野良猫も頑張っています!

2022年06月10日 | 日記
  
  3500平方メートルの広さを誇る袖ヶ浦公園・菖蒲園には花菖蒲の他、浅く掘られた池にスイレンが見事に咲き誇っています。昨年はこれ程咲いていませんでしたが、今年はスイレンの株を増やしたようです。





  ここに咲いているのは白と紅色の2種類ですが、白色の花の方が圧倒的に多いです。





 スイレンは多年生の水草で、地下茎から長い葉柄を伸ばし、水面に浮水葉を浮かべます。花も水の上に咲き、古代エジプトでは神聖な花として扱われてきました。





 この公園には野良猫が多いです。しかし猫は皆まるまると太っています。不思議に思っていたのですが、猫を撮影していると、NPO法人袖猫パトロール隊という人達が来て、猫に餌を与えていました。



  袖ヶ浦市のホームページで調べてみました。ここで暮らす猫はボランティア団体(袖猫パトロール隊)との協力によって、数、健康状態、不妊去勢手術等の把握や、パトロールを行い捨て猫を保護する取り組みを行っているそうです。
  
  木更津も野良猫が多くて可愛そう。木更津もこのような取り組みを始めてほしいものです。


花菖蒲咲く袖ヶ浦公園①-蝶も飛んで見頃です

2022年06月09日 | 日記
 
 6/1(水)セイタカシギを観察した後、まだ時間があるので、ツレと袖ヶ浦公園に寄ってみました。。花菖蒲が咲く頃なので気にはなっていたのですが、ようやく3か月ぶりの訪問です。菖蒲園に行って見ると、殆どの花菖蒲が咲き見頃でした。





 袖ヶ浦公園の菖蒲園は約3600平方メートルの広さを誇り、15000株もの花菖蒲が咲き揃います。ただ残念ながら今年も花菖蒲まつりは、コロナ禍の為中止になりました。





  前日雨が降ったので、花菖蒲の花が水滴をまとっているかと思ったのですが、殆ど水滴はついていませんでした。雨の量が少なく時間も午前7時半を過ぎていたので、花から水滴が落ちてしまったようです。後日再挑戦しようと思っています。



     



  ただ時間が早いせいか、見物人の数が少なく落ち着いて見学でき、写真も自由に撮れました。また花菖蒲と一緒にスイレンの花が例年より多く咲いて素晴らしかったです。次回UPしますので、御覧ください。



       

セイタカシギの抱卵-木更津郊外の野鳥たち

2022年06月08日 | 日記
   
6/1(水)前日の雨も上がったので、午前6時半頃ツレと長須賀地区にセイタカシギを見に行って来ました。平日の早朝なので、見学者はあまりいないと思ったのですが、さにあらず遠方から沢山の鳥撮影の方が来ていました。車が農道に4~5台停まっていましたが、皆他府県ナンバーです。

  

  大きな望遠レンズを持った人に、どちらからですかと聞いて見ました。八王子から来たそうです。大変ですねと言うと、そうですね、でももっと遠方からも来てますからと、笑って答えてくれました。



     



  ようやくセイタカシギの抱卵を見る事が出来ました。 今年はセイタカシギの抱卵が遅いですね。昨年は4/27には抱卵がはじまっていました。ここは何時もセイタカシギが抱卵する場所ですが、土地の持ち主が、セイタカシギの為に開けておいてくれる貴重な土地です。





  JR内房線側の蓮田に行って見ると、5~6羽のセイタカシギが餌を捜していました。また蓮田の隅にはバンがゆっくりと泳いでいましたが、カルガモの姿がありません。今年は全体的に野鳥が少なく、セイタカシギも例年の半分位しか見かけません。





  しばらくセイタカシギの写真を撮影していましたが、あまり長くいるとセイタカシギのストレスになると思い切り上げました。その時久留里線の列車が、ゴトゴトと音をたてて通過して行きました。毎年蓮田の面積が少なくなりますが、いつまでもセイタカシギが来る環境が保たれる事を祈るばかりです。


銘水の里・久留里④-造り酒屋のある町並みと素朴な人たち

2022年06月07日 | 日記
 
 国道410号線久留里街道を高澤の水から駅に向かうと、街道両側はレトロな建物が並び久留里観光のメインストリートです。明治15年(1882年)に建造された紙屋の隣は割烹旅館山徳。久留里商店街のホームページによると「当館は江戸時代から続く割烹旅館(創業幕末)で、館内には100年以上も経っているお部屋もございます。」との紹介があります。ただ現在はコロナ禍の為休業中の様です。1度は泊まってみたい旅館です。





  山徳の道を隔てた反対側は吉崎酒造です。嘉永元年(1848年)創業の酒蔵。地元の銘水と厳選した酒米で造られた清酒「𠮷寿」は絶品です。何回か購入しましたが、とてもまろやかなお酒でした。

     

  また街道の向かいは藤平酒造店。店の前には自噴井戸があり、観光客が銘水を味わっています。藤平酒造は享保元年(1716年)創業で、先代が考案した銘柄「福祝」をメインに1本1本丁寧に仕込み、量産では出せない旨さを追求しているそうです。





  藤平酒造の隣は、「まちなみ」という商店、野菜やお弁当等を売っています。採りたての野菜がとても安いのでツレが沢山購入していました。他にも古いカキ氷機が沢山並んでいます。今でも使っているそうで、写真を撮らせてもらいました。

  ご主人が写真を撮るなら部屋の中にもあるからと、案内してくれました。古い神棚のある部屋に、カキ氷機が沢山並んでいました。息子が趣味で集めていると言う事です。この町の人は素朴で、親切な人が多いですね。感心しました。

     



  店のショーウインドウには昔のTVや看板が飾ってありました。特にテレビは懐かしかったですね。白黒放送時代の物で、子供の頃見た月光仮面や赤胴鈴之助を思い出しました。



     

  久留里線木更津行きの列車の時刻が近づいてきたので、駅に戻る事にしました。サナダという洋品店の前を通ったのですが、ツレが見たい服があると言うので、中に入りました。おかみさんが親切な対応をしてくれて、ブラウスを購入。その間私は、昔の洋品店そのものという店内を見学し撮影しました。

  

  最後に久留里駅のトイレに入りましたが、リニューアルされていて、蔵造りの形に変わっていました。久留里の駅に良く調和しています。これで久留里の散策を終え木更津に帰りました。

    

銘水の里・久留里③-城下町の佇まい

2022年06月06日 | 日記
   
  JR久留里駅近くの喜楽飯店でランチを食べた後、まだ時間があったので再度町中をツレと散策しました。「雅めだか」の幟が立っていたあたりに行ったのですが、ビニールハウスの中に水槽があってめだかを見る事は出来ませんでした。最近産直市場のゆりの里に行くと、この雅めだかが金魚鉢に入れられ売っています。

   



  近くには紀平豆腐店がありますが、日曜日なので営業していませんでした。以前出来立ての厚揚げを購入し、その場でいただいたことがあります。さすが久留里の水を使って製造した厚揚げ、ビックリするほど美味しかったです。



  豆腐店前の緩い坂道を上って行くと、武家屋敷跡のような風情のある道に出ます。新井白石住居跡もあるのですが、何時も行くので寄らず、この風情ある道を久留里街道方向に進みました。途中1輪車を押す方とすれ違ったのですが「こんにちは、暑いですね。気を付けて久留里を楽しんでください。」と挨拶されました。礼儀正しく親切な人が多い町です。

       



  道の両側は重厚な作りの家が多いですね。塀に忍び返しが付いていたり、黒い木造の門には電話四十一番というプレートが張られている家がありました。





 この道の突き当りは国道410号線久留里街道。丁度道路の反対側に久留里を代表する井戸、高澤の水があります。ここには何時も水を汲みに来る人が列をつくっていますが、今日は誰もいません。喉が渇いていたので、美味しい水をいただきました。





  久留里街道は左に行くとクランクになり、久留里城方面に向かいます。カーブミラーが2個供えてありますが、ちょっと危険な道です。クランクがあるのは城下町の特徴の様です。クランクの道の角に車のガレージがありました。入り口と出口の扉を開けると、どちらからも道路に出られます。不思議なガレージです。



  右に進むとレトロな建物が残っている街道です。まず紙屋という店舗が目につきます。以前ツレが庖丁を買った金物店ですが、今日はお休みです。明治15年(1882年)建てられた木造建築。昔は久留里藩に紙を納めていたことから紙屋という名称で、看板の大きな庖丁も、紙を切る庖丁だそうです。(トップの写真は紙屋の全景です。)

       

久留里駅前中華の名店・喜楽飯店

2022年06月03日 | 日記

  生きた水の里・久留里を散策、町中を歩きまわっていると時間も午前11時を過ぎてお腹が減って来ました。先程喜楽飯店の御主人に開店時間を聞いたことを思い出し、みゆき通りに戻りました。

  

  みゆき通りの裏側入り口には、喜楽飯店の看板と共にTVや雑誌の抜粋が紹介されています。それによると「とんねるずの・みなさんのおかげでした」という少し前のTV番組に「汚シュラン」というコーナーがありそこで絶賛された店との由。

 ミシュランの調査員が絶対に対象にしない、みすぼらしい店なのに食事は絶品という「きたな美味しい店」を木梨憲武が、独断と偏見で認定するコーナーでした。細い路地を入って行くとレトロなショーケースが置かれ、食品サンプルが展示してあります。赤い文字の暖簾がかかり、消毒液も2本置かれていました。





  店内に入るとまだ時間がはやいのに、客がかなり入っていました。私とツレは5番テーブルに案内され、壁に書かれたメニューから注文しました。そして私たちの後から自転車ツーリングの若者2名と家族ずれ3名が入り、席が埋まりました。



  私は天津メン(税込み750円)ツレはラーメン(550円)そして2人でシェアする餃子を1皿(450円)を注文しました。値段も良心的、ラーメンが550円というのは町中では殆どない値段です。



  注文してから約10分で3品揃って出てきました。客が沢山いるのに頼んだ順に出て来るので安心です。出来た順に出す店が多いのに良心的です。お店の人の接客も丁寧で、好感が持てました。





  天津メンはかに玉がのった醤油ラーメン。ここはかに玉でなく肉や野菜の入った卵焼きが乗っていました。麺は細めのストレート麺、シコシコしてとても美味。上の具と一緒にいただくと、どこか懐かしい味がしました。ツレのラーメンは具がシナチク、モヤシ、チャーシュー、海苔。スープはコクがあるのにあっさりした、昔の中華そばという感じでした。ツレ好みのラーメンです。



  餃子は1皿6個、皮はパリパリ、中の餡はジューシーで2人でアッという間にいただきました。美味しい餃子です。



  入口で会計を済ませると、店の人が飴をどうぞと進めてくれました。折角なので1ついただいて外に出ました。その時御主人も休憩中で外に出ていました。ツレが写真を撮りたそうにしていたので、御主人に聞いて見るとOKでした。私も一緒に撮影させてもらい、恐縮して駅に向かいました。楽しく美味しいランチになり大満足です。