光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

銘水の里・久留里④-造り酒屋のある町並みと素朴な人たち

2022年06月07日 | 日記
 
 国道410号線久留里街道を高澤の水から駅に向かうと、街道両側はレトロな建物が並び久留里観光のメインストリートです。明治15年(1882年)に建造された紙屋の隣は割烹旅館山徳。久留里商店街のホームページによると「当館は江戸時代から続く割烹旅館(創業幕末)で、館内には100年以上も経っているお部屋もございます。」との紹介があります。ただ現在はコロナ禍の為休業中の様です。1度は泊まってみたい旅館です。





  山徳の道を隔てた反対側は吉崎酒造です。嘉永元年(1848年)創業の酒蔵。地元の銘水と厳選した酒米で造られた清酒「𠮷寿」は絶品です。何回か購入しましたが、とてもまろやかなお酒でした。

     

  また街道の向かいは藤平酒造店。店の前には自噴井戸があり、観光客が銘水を味わっています。藤平酒造は享保元年(1716年)創業で、先代が考案した銘柄「福祝」をメインに1本1本丁寧に仕込み、量産では出せない旨さを追求しているそうです。





  藤平酒造の隣は、「まちなみ」という商店、野菜やお弁当等を売っています。採りたての野菜がとても安いのでツレが沢山購入していました。他にも古いカキ氷機が沢山並んでいます。今でも使っているそうで、写真を撮らせてもらいました。

  ご主人が写真を撮るなら部屋の中にもあるからと、案内してくれました。古い神棚のある部屋に、カキ氷機が沢山並んでいました。息子が趣味で集めていると言う事です。この町の人は素朴で、親切な人が多いですね。感心しました。

     



  店のショーウインドウには昔のTVや看板が飾ってありました。特にテレビは懐かしかったですね。白黒放送時代の物で、子供の頃見た月光仮面や赤胴鈴之助を思い出しました。



     

  久留里線木更津行きの列車の時刻が近づいてきたので、駅に戻る事にしました。サナダという洋品店の前を通ったのですが、ツレが見たい服があると言うので、中に入りました。おかみさんが親切な対応をしてくれて、ブラウスを購入。その間私は、昔の洋品店そのものという店内を見学し撮影しました。

  

  最後に久留里駅のトイレに入りましたが、リニューアルされていて、蔵造りの形に変わっていました。久留里の駅に良く調和しています。これで久留里の散策を終え木更津に帰りました。