光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

袖ケ浦市延命寺の百地蔵まいり②-春の彼岸行事

2022年03月29日 | 日記
  
  3/25ツレと袖ヶ浦市高谷の延命寺を訪ねました。この寺は春と秋の彼岸を迎えると裏山にある地蔵様に地蔵札を百枚貼って、新仏や先祖を供養する行事が行われます。地蔵フダブチやフダハリと呼ばれる不思議な行事です。

          



  延命寺は神亀元年(724年)奈良の大仏の工事を指揮したと言われる行基上人が創建した古刹。豊臣秀吉が発行した禁制の古文書も所蔵しています。この古文書は天正18年(1590年)発布の文書で、36×48.5㎝の紙に乱暴狼藉放火は厳罰に処すると書かれています。



  裏山はかなり急な登りの坂道が続いています。その坂道に規則正しく地蔵様や石板が並び、1つ1つに地蔵札が貼られています。



  裏山の中腹ぐらいに不思議な形の山桜の木があります。雷や台風によって枝が折られた古木で、以前は桜の花が咲いていたのです。しかし殆どの枝が切られているので、今年は花をつけるでしょうか?心配です。





  急な坂を地蔵様に沿って登って行きます。ただ途中でやめる気にはなりません、かえって力が湧いてくるように感じるのは、ここが袖ヶ浦のパワースポットと言われる由縁でしょうか。







  20分位登ってやっと登頂部に到着。地蔵様と石板が円形に並びサークルを形成しています。そしてこのあたりの地蔵様には一段と多くの地蔵札が貼られていました。





  ここから同じくらいの時間をかけて下ります。最近雨が降ったので道が滑り、こけない様に下るのが大変です。そして1度境内に戻り、参拝をした後帰宅しました。