呼吸器内科に行った日のこと。
診察室前の椅子で待っていたときに、看護師さんの声が聞こえた。
誰か男性に声を掛けている。
その内容が筒抜け。いいのか…?
どうやら診察後だかに、立ちくらみを起こして倒れてしまったらしい。
まぁ、そこまではいいだろう。
処置用のベッドに寝かされているらしく、姿は全く見えないが声は聞こえる。
私の聞こえる範囲では、声の感じは結構力強い感じだが、よく接するはずの看護師さんからすれば、まだまだ弱いのだろう。
その後医師もやって来て、色々説明。
それも筒抜け。
やばい、それは聞いちゃいけないヤツだ。
でも聞こえる!
いいのか?聞こえてしまう。つい聞いてしまう。
先生の言葉をつなぎ合わせると、この人の病名が見当付いちゃったよ。
いいのか?
名前も何も分からないからまだ良いのか?
でも家族構成は分かってしまったぞ。良いのか?
まぁ、あれだけ大きな声で、処置室にも人がいっぱいいるのは先生たちも知っているはずだから、問題ないのかな?
いやー、聞いてはいけないものが聞こえるのは辛い。
身につまされる部分もあったし、他人事じゃないな~。
構造上なかなか難しいのだろうけど、当事者の方への配慮はもう少し考えた方が良いような気がする。