誰もいないのに

先日、従妹から電話が掛かってきた。

「ねえ、エアコンってずっとつけっぱなしの方が電気代には優しいの？」

いきなりの話に「は？」状態だったのだが、事情を聞くうちに分かってきた。
従妹の家は2世帯住宅。
親世帯は、住宅メーカーが設置した24時間冷暖房で過ごしているが、子世帯はエアコンが付いている。
子世帯が自分たちのスペースで過ごすのは、ハッキリ言って寝るときだけ。
だから、寝るときにエアコンを入れて（就寝後はどうしているかは知らない）、出勤するときには消すらしい。
そりゃそうだよな。
子世帯、最低でも8時間は人がいないのだから。
それについて親（＝私から見て伯母）に怒られたらしい。

「つけたり消したりするのに余計にお金が掛かるのだから、つけっぱなしで出勤しなさい！」と。

え～？
消し忘れを叱られるのは分かるけど、つけていないのを叱られるってなんだか理不尽…。
だから言った。

「1時間程度の外出だったら、消しても消さなくてもいいと思うけど、あなた方みたいに2時間以上いないのなら消すべき」
そして、ちょうどその頃新聞に掲載されていた
「冷房の場合、つけたり消したり、で電気代はさほど変わらない」
という記事を紹介して、それを見てみろと伝えた。

さ～て、従妹は自分の母親を説得できたのだろうか。
思い込みを消去するのは、伯母の場合、かなりの至難の業だからなぁ。
娘の力やいかに？