私の日記帳

◆◇ベランダの多肉植物栽培日記◇◆
      &
◆◇読了した本の備忘録◇◆

エケベリア デローサ

2017-03-28 | エケベリア属
デローサ
去年の6月に、このコの兄弟を同じマンションの方に差し上げたので、
今頃は紅葉を楽しめているかしらと思っていたら、
な、なんと、既に☆にしていらっしゃいました。
聞くと、室内で育てて水をあげたりして、根腐れしたようです。
世話の焼きすぎですね。

産毛と赤い葉先が可愛いです。





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『飢餓海峡 (上・下巻)』水上 勉 新潮文庫

2017-03-28 | 読書日記
前に読んだ、朱川湊人さんの「わくらば追慕抄」で、
昭和29年におきた日本海難史上最大の惨事、洞爺丸事故を知り、
この事故を題材にしたこの小説を読んでみたいと思いました。

ちなみにこの頃、
父の仕事の関係で北海道と本州を行き来していた高齢の母に、
この事故を知っているか聞いたところ、覚えていると言いました。
それほど大きな事故だったのだなと怖くなりました。

上下巻に分かれた長編サスペンスです。
貧困、罪、善行といったワードがテーマとなっているようです。
これもまた、ドフトエフスキーの「罪と罰」の影響を受けているのでしょうか。

さて、この小説に登場する杉戸八重。
若い頃から娼妓でありながら、明るく懸命に生きていました。
でも、彼女の恩人であるはずだった犬飼多吉に会いに行って、
あっさりと殺されてしまいます。
これがかわいそうでなりませんでした。

昔、映画化されているようなので、機会があれば観たいと思います。

一点、釈然としない部分もあります。
杉戸八重を探して、時子を訪ねた謎の男。
これは一体誰だったのか?
小説に出てくる刑事さんたちの推理では、犬飼が雇った男みたいだけど、
犬飼はそこまではしていないみたいだし・・。
「さいたまや」で八重をしつこく追いまわしたテキヤの若者だったのかしら。
謎だ。

【しるびあ的評価】☆☆☆☆★