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元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

メタボ侍からの教え

2007-08-23 22:12:23 | 健康
トレーニング指導中、「メタボ侍」についてのご質問が多いです。
このことに関しては 多くのことを考えさせられ、憤りを感じています。
勉強会に参加したエアロビクスインストラクターのHさんからも こんな質問を受けました。
「私が勤めるスポーツクラブで、国の保険制度に絡む特別なコースの指導のために研修が行われるんですけど、それって、どんなことですか?」

以前にも書いた「特定保健指導」の受け皿となる民間スポーツクラブも準備をしています。例えばこんなシステムです。
http://www.konamisportsandlife.co.jp/specification_health_guidance/index.htmlまた、都道府県の保健福祉課などでも保健指導を行う保健婦さん、栄養士さんに対しての研修も行われているようです。
愛読しているさむがりねこさんのブログにも こんなことが書かれていました。
http://blog.goo.ne.jp/o-sam2525/s/%C6%C3%C4%EA%CA%DD%B7%F2%BB%D8%C6%B3
シビアに喝を入れているのが こちらのブログ:公務員叩きに物申すー現職公務員の妄言
http://genshoku.blog69.fc2.com/?tag=%C6%C3%C4%EA%CA%DD%B7%F2%BB%D8%C6%B3「平成20年4月以降、団塊世代のメタボサラリーマンが多量に突然死して、めでたく医療費2兆円削減達成!…というのはブラックに過ぎるから、ネタにしておこう。」
とまで、書いてはる!? すごい、、

私も 15年前、厚生労働省のTHP(トータルヘルスプロモーション)の絡みで、某企業の健康保険組合に席を置き、産業医・保健婦さんとともに社員の健康づくり=健康保険組合の医療費削減のため、予防医学として これから始まる「特定保健指導」のシステムと同じような事をしていました。
ちょうどその頃、兵庫県で健康運動指導士の資格を持つ栄養士さんへの運動に関しての研修業務も行っていました。
兵庫県は その後、震災が起き、そんなどころではなくなったのですが、現在も そんな繋がりで、県内の健康福祉課でも お世話になっています。

私の立場で、「特定保健指導」のシステムを考えるに当たって、大丈夫かい!?
と、ちょっと呆れてしまいます。
今頃、指導者となる運動指導士や栄養士の教育ができていなくて、大丈夫かい?
「特定保健指導」のシステムが 国民個人に浸透していなくて、大丈夫かい?
ビジネスチャンス!と、民間スポーツクラブや健康指導専門施設は 喜んでいるかもしれませんね、、でも、その質は??
まるで、マネーゲームのようにも感じますが、一番に大切なのは 1人1人が健康でいること…のはず。
財政ではなく、文部科学省がらみの健康教育に、もっとチカラを注いで欲しいのですが、やっぱりお金が大事なのかな。
スポーツクラブのアドバイザーやトレーナー教育を行っていて、正直、ちょっと心配な現状です。
ただ集客を目指し、利益を求めていてはいけません。
今が、チャンスかもしれませんが、運動指導のスペシャリストとしてのチカラの見せ所です。

色々なところで、仕事をさせて頂いていますが、初対面の方に、いまだに「どんな仕事ですか?」「職業をどのように呼ばせて頂ければ??」と訪ねられます。
姑からも「テレビを見て、やっとChiiの仕事が理解できた」とメールが来ました!?
今回のテレビ出演は 通常、筋肉の説明など なぜだかドクターに廻されるところ、私が説明させて頂き、時間も長くとっていただき、嬉しかったです。
それでも、製作側の方にも 視聴者の方にも どれだけの事が伝わったか??反省や、これからの課題も多く感じています。
フィットネストレーナー、インストラクター、アスレチックトレーナーは こんなを知っていて、こんな事ができる・・・ということも、もっと知って頂く必要があるので、トレーナーの皆さん、気合い入れましょ!!
そうすれば、健康で医療費要らずの人が増えるはず。

「メタボ侍の死」は いろいろな警告、忠告を出して頂いたと思います。
謹んでご冥福をお祈りいたします。


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