元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

ターザン、見てね!

2010-05-11 23:40:30 | 健康
今月、ゆうゆう体操では体力測定月間。
測定種目の中には 10メートル歩があります。
  10メートルを何秒で歩けるか?
病院でも整形外科疾患をお持ちの方に検査として10メートル歩を測定しながら、歩行の動画を残し、動作分析を行います。
ゆうゆう体操では 健常者の方ばかりで、80歳前後の高齢者の方でもお元気で、10メートルを6秒台で歩きます。
患者さんだと、10秒以上かかる事があります。
「痛いですか?」と聞いて、「いいえ」と おっしゃれば、もっと早く歩いていただきます。

変形性膝関節症の初期~進行期の方は 脚が開き、横揺れしながら、歩いている人が多いです。
足の底は 小指側に傾いて靴の外側に体重が掛かり、ペタペタと歩いていらっしゃいます。
末期の場合は 痛みが激しく、痛みを逃げるための代償動作として、上手に痛みを避ける歩き方をされます。
その場合には 歩き方を無理には修正しません。


そんなこんなで普段から 街ゆく人の歩き方をいつも観察する癖がついているのです。
この間、たまたま膝関節が変形しつつある人が前を歩いておられ、やっぱり脚を開き、横揺れしながら、足の底は 小指側に傾いて靴の外側に体重をかけてペタペタと歩いておられて、、
『歩き方に気をつけたら、良くなるかもな~ あの歩き方をしていたら、ますます悪循環!?』
な~んて思っていると、駅の近くに来て歩くスピードを速くしたのです。
すると、、、
開いていた脚は閉じて、身体の横揺れもなく真直ぐに進み、
つま先が上がり踵から着地し、内側の指で地面を蹴って、足の裏が後ろから見える理想的な歩き方になっているではありませんか!?!?

歩くスピードをすれば・・・
いやいや・・・
歩くスピードがある程度速くなければ、理想的だと唱えられている歩き方、歩く歩幅が生まれないのです。
歩くスピードを高めるだけで、自動的にナチュラルに理想的な歩き方に近づく。
スローテンポで歩き方を練習するのは ナンセンスかも。

砂浜を歩くより、硬い地面を歩く方が歩きやすいのは 床反力を利用できるから。
硬い地面でも、スピードをつけ、着地のパワーが強くなければ、反力が生まれないので、かえって脚は しんどいのです。

しかし、どうして脚が開く歩き方になったのか?
横揺れする歩き方になったのか?
体幹~下肢の筋力低下が考えられます。

体力測定は 体幹筋力や柔軟性、バランス能力も測定し、歩行能との関係を比較・分析しています。

健康=元気に若々しく歩き続ける事!
そのためには どうすれば良いのか?を考え、プログラミングすることが大切です。

5月13日発売のターザンで日本姿勢と歩き方協会が1ページにわたって紹介されています!
また日本姿勢と歩き方協会の月に1度発行されるメールマガジンでコラムを担当しています。
メールマガジンをご希望の方は 日本姿勢と歩き方協会のホームページからお申し込みください!
・・・
あっ!? そうだ・・・
コラムを書かなきゃ~!! 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿