やっちゃんの叫び

感じたまま、思ったままを話してみませんか。

『出水兵児修養掟』

2011-01-05 17:47:38 | 日記

         『出水兵児修養掟』
     いずみ へこ しゅうようおきて

   士ハ節義を嗜(たしな)み申すべく候
   節義の嗜みと申すものは口に偽りを
   言わず身に私を構えず、心直にして   
   作法乱れず、礼儀正しくして上に諂(へつ)ら 
   わず下を侮(あなど)らず人の艱難を見   
   捨てず 己が約諾を違えず、甲斐かい    
   しく頼もしく、苟且(かりそめ)にも下様の賎しき   
   物語り悪口など話の端にも出さず、 譬(たとえ)  
   恥を知りて首 刎(は)ねらるるとも、己が為す  
   まじき事をせず、死すべき場を一足も    
   引かず、其心鐡石の如く、又温和慈愛    
   にして、物の哀れを知り人に情あるを  
   以って節義の嗜みと申すもの也 



兵児とは、青少年のことで、数え年六~七歳から十四歳の八月までを「兵児山」(へこやま)と呼び、それから二十歳の八月までを「兵児二才」(へこにせ)、三十歳までを「中老」と呼んだ。 教育は百年の計といわれますが、薩摩藩では子供たちを郷中教育で心身を鍛えていました。薩摩では、「薩摩を守るのは城ではなく人である」と考え、国防の重点を土民の訓育においてきました
(解説より)

「薩摩」を「日本国」 と置き換えて、読んでみて良いのではないでしょうか。