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「勘が鈍る」分子レベルで立証 東大、仕組み解明

2006年05月26日 | その他
「勘が鈍る」分子レベルで立証 東大、仕組み解明 (朝日新聞) - goo ニュース
練習をさぼったり頭を使わなかったりすると腕や勘が鈍る――。スポーツなどで経験するそんな現象の背後にある脳細胞の仕組みを、東京大学大学院の飯野正光教授(薬理学)らが明らかにした。使わない神経回路の働きが弱まるのは、経験的には知られていたが、分子レベルで解明されたのは初めて。認知症などの治療薬の開発に役立つ可能性もあるという。
飯野教授らは、体の運動と深くかかわる小脳の神経細胞をつなぐ接続部(シナプス)に注目。マウスの細胞実験で、シナプスの信号伝達を1日以上、止める操作をした。練習をさぼって信号伝達がなくなるのと同じ効果があるという。
その後、神経回路の働きを調べた。シナプスの信号伝達が滞ると、細胞内にあるBDNFというたんぱく質の働きが鈍った。さらに信号伝達物質そのものが放出されにくくなることも突き止めた。BDNFは、子どもの脳の発達などを促す神経栄養因子の一つ。神経回路の性能維持にも重要な役割をすることが、今回の実験でわかった。
自転車に乗ったり、泳いだりする能力は、いったん身につくと練習しなくても急に失われることはない。だが、久しぶりに試すと思ったよりうまく行かず、「ぎこちなさ」を感じることがある。今回の発見は、こうした現象に関係しているとみられる。
飯野教授は「神経回路の維持には、常に刺激を受けて信号が流れる状態に保つことが重要だ。フィギュアスケートの荒川静香さんも週6日の練習を欠かさないそうだが、勘を鈍らせないためには一流選手も例外ではない」と話している。
研究内容は、米科学アカデミー紀要(電子版)で発表された。 →情報源

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こういう、「経験的に知っているけれども科学的にはよくわからなかったこと」を解き明かすのって凄いですよねぇ。最近、「お茶が身体にいい理由」とか「納豆が健康にいい理由」とかって、今までは知らずに食べたり飲んだりしていたものが、具体的にわかっていくのってすごいなぁとしみじみ思います。

社会人の方はわかるかもしれませんが、学生時代のほうが記憶力よかった気がするんですよね。多分、実際にもそうだと思いますけど。毎日何かしら勉強して新しい事柄に触れていた頃に比べ、今は割合同じことの繰り返しだったり「知っている範囲」での応用で済ませていたり、と新しい知識を得る機会が減っているんですよね。で、たとえば電話番号やちょっとした数字など、ぱっと覚えようとしてもできなくなっている自分に気づいて、愕然とするわけで。携帯電話の電話帳を活用して、自分で覚えなくなったせいもあるかもしれませんが…「調べればわかる」と思うと余計に、覚えようとしても入りきらないんですよね。
昔に比べ、随分とアホの子になったような気がしてなりません。もちろん、仕事をする上で新しい知識は吸収しているわけで、何も覚えられなくなっているわけではないんですが…なんだろう、吸収しにくくなっているのは確かなわけで。

…ナニか新しいこと始めて、毎日こつこつ勉強していってみようかなぁ…。