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遺族会会長の古賀氏、A級戦犯の「分祀検討」を提言

2006年05月14日 | 政治
遺族会会長の古賀氏、A級戦犯の「分祀検討」を提言 (読売新聞) - goo ニュース
自民党の古賀誠・元幹事長が9月の総裁選に向け、靖国神社にまつられているA級戦犯の分祀(ぶんし)を検討対象と主張する政策提言をまとめたことが13日、明らかになった。日本遺族会会長の古賀氏が分祀を受け入れる考えを示したことは、論議を呼びそうだ。
古賀氏は提言で、小泉首相の靖国参拝によって中韓両国との関係が悪化している現状に懸念を示し、「戦没者ではない一部の英霊を分祀することも検討の対象となろう」と指摘している。来週開かれる丹羽・古賀派の政策勉強会でこの提言を示す予定で、同派が6月にもまとめる政策提言にも反映される見通しだ。中国、韓国が批判するA級戦犯合祀の解決を求めたのは、総裁選に向け、対中外交などでの強硬姿勢が目立つ安倍官房長官と距離を置く姿勢を明確にするためだ、という見方も出ている。  →情報源

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…毎回不思議に思うのは、政治家がどれだけ「分祀」を口にしても、当の靖国神社が拒否した場合どうするんだ、と。政治家の圧力で無理やりというのも、政教分離という観点から無理でしょうし。一種の弾圧に近いわけですからねぇ…。たとえばオウムのように社会的に法を犯したわけではありませんから、政治の介入する余地はないのではないかと思うのですが。というか、特定の宗教に対して、政治家がこのように「政策提言」すること自体が、相当に問題ありなんじゃないでしょうかね。神社側がこうした政治家の動きに対して反応した場合、政治家のほうが不利なように見えますが…ちゃんとそれは視野に入ってるのかなぁ。

「A級戦犯合祀」が問題になっているようですが、戦没ではなく刑死が問題になっているのであれば、適当な裁判で処刑されたB・C級の方々も居られるのではないか、と思うんですけど…。もっとも、このあたりはきちんと調べてないですからねー。一度きちんと時間をとって、じっくりと調べてみたいです。